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ゆみ「……なあ、普段世話になっている京太郎に何か礼をしたいのだが……何がいいんだろうか」 始まりはこの一言だった 智美「ワハハ。ゆみちんがそういうこと言うとはなー」 ゆみ「茶化すなよ。世話になっているのは事実だろう」 桃子「確かに京太郎には先輩どころか私達全員世話になっていると言っていいっすからねー」 佳織「いっそ麻雀部みんなで何かお礼しませんか?」 睦月「うむ、それがいいな」 智美「ワハハ。じゃあ、何する?京太郎が喜ぶようなことか?」 佳織「うーん……分からない」 智美「ドライブでも連れていくかー?」 ゆみ「却下」 桃子「私は先輩に抱きついてたっすけど……いっそドライブで抱きつかせてたらいいんじゃないっすか?」 睦月「京太郎の性格から抱きついてくるか?」 佳織「むしろ、私が抱きつきそう……」 智美(ワハハ。多分喜ぶぞー。言わないけどなー) 睦月「うむ……このカードを」 桃子「むっちゃん先輩、こないだ京太郎からカード貰ってたっすよね?」 智美「ワハハ。レアカードだーってはしゃいでたよなー」 ゆみ「記憶が正しければ、京太郎は津山よりレアなカードばかり当ててたな」 睦月「……さあ、どうしましょうか」 佳織(諦めた……) 桃子「私がこのステルスを利用して普段の京太郎の手伝いを…」 ゆみ「手伝うようなことあったか?」 智美「ワハハ。掃除とか完璧だよなー」 佳織「雑用もなんかすぐ終わらせるよねー」 睦月「この間なんて弁当自作してきたな。アレおいしかったな」 桃子「…………」 ゆみ「しれっと消えようとするな」 智美「ワハハ。仕方ないな、久しぶりに部長らしく決めるか」 ゆみ「お前は普段から部長らしくしろよ……」 智美「ワハハ。まず皆でな……」 翌日 京太郎「今日は俺だけ後で来いって……なんなんだろな」 ガラッ 京太郎「ちわーっす」 5人「お帰りなさいませご主人様」 京太郎「……はい?」 智美「ワハハ。どうだー?」メイド服 睦月「インパクトはあったな」メイド服 ゆみ「ああ……これ、少しスカート短すぎないか?」メイド服 佳織「私のは、なんか胸が……」メイド服 桃子「むむ……これは恥ずかしいっす」メイド服 京太郎「なんでみんなメイド服なんですか!?」 智美「ワハハ。京太郎がメイド好きだって聞いたからな?」 京太郎「そ、そんなこと……」 智美「ほほう……さらにここに猫耳がある」 京太郎「!?」 智美「これを……ゆみちんにつける」 ゆみ「は?ちょっと待てなんで私だ!?」猫耳メイド 智美「ワハハ。似合ってるぞ?」 ゆみ「こ、こんなもの私に……」 桃子「先輩が言いだしっぺっすからね。京太郎に何かしてあげようって」 ゆみ「くっ……」 智美「ワハハ。さあゆみちん。京太郎をご主人様と呼ぶんだ」 ゆみ「……ご、ご主人様?」赤面&上目遣い 京太郎「……すいません、写真取っていいですか?」 ゆみ「やめろ!!」 その後、京太郎に喜んでもらうということで、たまにメイド服を来ていたとか なお、1人だけ猫耳が付いていたとか カンッ!!
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. 京太郎「やっぱり初詣って混むんでしょうかね?」 郁乃「ん~着かへんことにはわからんわ~」 京太郎「ですよねー」 郁乃「それで、この振袖どや~?」 京太郎「似合ってると思いますよ、可愛いです」 郁乃「それじゃあいつも可愛くないみたいやん」プクーッ 京太郎「可愛いですよ、いつもの可愛さが100だとしたら今の郁乃さんの可愛さは150です」 京太郎「あとその膨らませたほっぺも可愛いので200ですね」 郁乃「そ、そんなに褒めても何も出ないで~」 京太郎「郁乃さんと初詣デートができるだけで十分ですよ」 郁乃「うぅ~……」ドン 郁乃「え?」 男「おいこらそこの嬢ちゃん、なにぶつかっとんねん」 男「嬢ちゃんがぶつかったおかげで右肩の骨外れてもうたわ」 男2「あ~こりゃ金払ってもらわんとな~」 男「せやな、とりあえず頭金として10万くらい貰おか」 郁乃「そ、そないに持っとらん……」 男「現ナマで払えない言うんやったら、体で払ってもらおか?」 郁乃「い、いやや」カタカタ 京太郎(この場面……見覚えが……) 男「ほな早くいこか」ガシッ 郁乃「嫌!嫌や!放して!」 京太郎「そこのおじさん、ちょっと待てよ」 男「あん?なんやこのガキ?」 男2「ひょっとしてこの嬢ちゃんの彼氏とちゃいます?」 京太郎「ああ、その通りだよ」 京太郎「ところでさ、おじさん、どうしてアンタ、郁乃さんを掴めるんだ?」 男「腕はものを掴むためにあるんやで?そないなこともわからんのか?」 京太郎「分かんねえな、だっておじさんさっき右肩の骨外れたって言ってたじゃん」 京太郎「どうしてその右腕で郁乃さんを掴めるんだ?」 男「なっ!」 京太郎「これで郁乃さんを掴む必要はないな、とっとと放してくれないか?」 男2「このガキ、さっきから何を!」 京太郎「俺にちょっかいは出せねえよ」 男「はっ、何を言うて」 ウーウーウー 男「る…ん……や?」 京太郎「薬物取引もしてるヤクザの幹部が、2人で何をしているんだ?」 男2「に、逃げましょう!」 男「憶えとれよ、このガキが!」 京太郎「行った……みたいっすね」 郁乃「こ、恐かった~」ヘナヘナ 京太郎「あのときと同じでしたからね」 郁乃「京太郎くんと初めて逢ったときのこと~?」 京太郎「また郁乃さんを助けられてよかったです」 郁乃「疲れたわ~もう帰らへん?」ブチッ 郁乃「あ、鼻緒が切れてもうた~」 京太郎「帰りましょうか、はい」シャガミ 郁乃「何してるん?」 京太郎「歩きづらいでしょうからおぶろうかと」 郁乃「そういうこと~ほな、お言葉に甘えて~」 京太郎「よ……っと、じゃあ帰りましょうか」 郁乃「ご~!」
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89 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/18(金) 22 43 42.90 ID LOKQL5S2o [7/12] 煌「はい、お茶をどうぞ」コトッ 京太郎「ありがとうございます」ニコッ ゴキュゴキュ 京太郎「ふぅ……うまいです」ニッ 煌「しかし、よく無事でしたね」コトッ 京太郎「?」 煌「全員に襲われたんですよね?」 京太郎「あ、あはは……いや、まぁ」ポリポリ 煌「そ、そうですか」アキレ 京太郎「正直、何度誘惑に負けそうになったことか」ハァァ 煌「ふふっ、偉いですよ」ナデナデ 京太郎「……もうっ、茶化さないでくださいよ」 煌「ううん。本当に凄いと思うな」 京太郎「煌さん……?」 煌「みんな……可愛くて、胸も大きくて(※透華除く)……普通なら、誘惑に負けちゃうんじゃないかな?」 京太郎「それは……同意します」アハハ 煌「でも、どうして我慢できたの?」 京太郎「えっ?」 煌「……」ギュッ 京太郎「っ!」ドキッ 煌「……みんながダメなら、私もダメ……なんだよね」ジワッ 京太郎「……」 煌「京太郎君……」スッ 京太郎「き、煌さん……」 煌「ふふっ、なーんてね」 京太郎「煌さん。俺……ずっと言いたかったことがあるんですよ」 煌「え?」 90 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/18(金) 22 59 59.38 ID LOKQL5S2o [8/12] 煌「えっ? 何……かな?」 京太郎「俺がアイドルを目指すことになって、上京してきて」 煌「……?」 京太郎「慣れない一人暮らしに、煌さんが入ってきて」 煌「う、うん……」 京太郎「俺の生活は――煌さんと共にありました」 煌「……そんな日々も、ありましたね」ウツムキ 京太郎「それからの俺は、煌さんがいなきゃまるでダメダメで」 煌「……」 京太郎「俺の中じゃ、煌さんはもう俺の一部になっていて……」 煌「……京太郎君」 京太郎「だから、煌さんと引き離されて……美穂子さんと暮らすようになっても」 煌「京太郎君」 京太郎「心の中じゃどこか……」 煌「京太郎君っ!!!」 京太郎「アナタを、求めてました」ギュッ 煌「っ!」ドキッ 体が重なる 煌さんの華奢な体が……柔らかい感触を俺に与えて まるでそれは儚げな花のように 京太郎「……このまま、いさせてください」 煌「ダメ、です。こんなの、おか、おかしいよ……」ジタバタ 京太郎「ごめんなさい。誘惑に負けて、煌さんを一人にして」 煌「違う、アレは私が全部悪くて……」ジタ 京太郎「もう……限界なんです」ギュゥゥ 煌「あっ」ビクン 京太郎「勝手なのは分かってます。こんなこと言う資格がないことも」 煌「きょ、京太郎君……」 京太郎「でも、それでも!」 煌「わだ、私は……」ウルウル 京太郎「俺の元に……戻ってきて、くれませんか?」 煌「うぁっ……あ、あぁっ……」ポロポロ 91 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/18(金) 23 12 05.72 ID LOKQL5S2o [9/12] 煌「でも、わだじば……がわいぐ、ないじ」ズビィー 京太郎「俺には、勿体無いくらいです」 煌「胸だって、ごれぐらいじが」ムニッ 京太郎「俺が大きくします」モミモミ 煌「んっ……あっ//」ビクッ 京太郎「……」モミモミ 煌「お料理だっで、ぞんなにおいじぐないじ」ズビビビー 京太郎「煌さんの料理が、一番俺に合ってるんです」 煌「ふぇぇっ……」 京太郎「よしよし」ナデナデ 煌「本当に、本当に私で、いいんですか?」 京太郎「そっちこそこんな俺じゃ……ダメですか?」 煌「……馬鹿」 京太郎「はい……知ってます」 チュッ 京太郎「……たまんね」 煌「う、うぅ……」ブルブル . r┴┴- 、. |__ || //ヽ. | `ヽ/. | ノ. ヤ く ヤ {_. ヤ { -‐ニ二二ニz、 -‐  ̄ ̄. ヤ ヘ / / ___/ ` ヤ ∨ ム-‐  ̄/ \ ヤ / ', ./ / / / _. -/ ヽ. ヽ | ヽ / / ./ / ./、 / ./ / /. |. `ーァ /,.イ / ,ヘ/ / ./ ./ .| ’ ’ 入 マ ̄| /ィ=≠z、|/.ヘ /| / / .|. | r‐ト、 ∨ /ヽ 、 \| /7ん)心ヾ′ /|ム-‐‐ / |. 不、 \. ∨ \ー---r` 弋;;;ーツ | i | |/.| ./ j/ /.|ヽヽ ` マ | /` Y 、、、 `¨´ ヽ,==z| / / / | | ’. ヽl/ | ん_)心ヾく/ ./ / .! / .i |!. 八 , 、 ′ 弋;;;__ツ ノケ ,イ/ / j/ ! 厂丁 / { ` 、 、、、 _ チ/ヾ< ___/ | | / \. ヽ __ ノ 入`ー-ム≧=- / | ̄ ̄| | i 、__ _ イァ‐\ / | | |_o_ -≧ / ̄ / く`ー /\ ヽ. _| ヽ ト、} 廴__厶. o / ` ーァ… く____ . . .` 、. .∧八 ヘ.| . .`<__イヽ / / }ト,-、 ヽ . . . . . . . .` / マヤヽ、 }ノ、 . . . . ./ / /_/ノ ー- __ _ ィ―‐ ュ_ . . . . . . . . . . . . > _マィく_`>< . . . .>‐' / _ -  ̄/ /  ̄ ̄ /二__ /ミ)< . . . . . . . . . . . . .\\// . . . . . . 人 _{_≦_ ̄_/ /______ --― { ― /ぅソ < . . . . . . . . ,、` ー-<__ マ _ イ、ヽシ  ̄ ̄` ー―-- ____ -< マ二 {¨´ / フi「 ー―一 フ¨´ {_`ヘ ≧=≦ヽ ヽ /\_ノ ` ー `‐-┘ マ{ | / ` ヽOヽ ヽ_ .<\ イ ` ´| / マOベ_ -へつィ´|」 | , `´ /二`λ .{、 八 , /二ニィチ‐} リ ` ー, /二ニ/ {==} / /ヽニニ/ ヽ-- ′ i . ノ /. 八 / イ"´ ` _ /イ 煌「やったぁぁぁぁ!!」ピョイン 92 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/18(金) 23 24 45.11 ID LOKQL5S2o [10/12] モウタマラァァァン! キャー!ケダモノォ♪ ズットガマンシテタンデスヨ! ガマンデキネェ! スバラァァアァンアァァン♪ 【ロッカー】 竜華「……」 久「なんなのよ、これ」 宥「……」 玄「」ピクピク 霞「ま、いいんじゃない?」 明華「愛、ですね」 菫「……ふぅ」スッキリ 透華「びしょ濡れですわ」ズゥーン はやり「でも、よかったね」 美穂子「……はい。だって、私達の誘いを断る時も」 竜華「……」 ~~~京太郎「すいません!! 俺をずっと待ってる人がいるんです!!」ドゲザッ~~~ 竜華「……かなわんな、花田さん」 初めて事務所で会うた時から……嫌な予感がしとった でもまさか、男取り合うことになるなんて 竜華「……うちの負け、か」 だけど、まだ諦めたわけやない もし、花田さんが京太郎君を傷つけて……目を離すようなら 久「私たち、遠慮なくかっさらうんだから」 煌「ふふっ、そうは行きませんよ」スリスリ 京太郎「ん? 煌さん?」 煌「……京太郎様、私はもう離れませんからね」 京太郎「その呼び方、まだ覚えてるんですね」 煌「いや?」 京太郎「まぁ、どっちかといえば」ポリポリ 煌「じゃあ、なんて呼んで欲しいのかな?」クスクス 京太郎「そりゃ……当然!」ゴニョゴニョ 煌「~~~~っ//」カァァァ 京太郎「……」ニヒッ 煌「う、うぅぅう!! 京太郎君のバカー!」ペチーン 93 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/18(金) 23 31 06.57 ID LOKQL5S2o [11/12] こうして、花田煌は再び須賀京太郎と同じ部屋で住むことになりました その部屋は以前よりもいくらか少し賑やかで 常に笑い声が絶えない場所となりました 勿論、京太郎は人気者のアイドルなので敵も多く 煌は数多くの苦労を強いられることとなります ですが、この二人なら大丈夫でしょう 京太郎「……煌さん」 煌「……京太郎君」 なんやかんやで 京太郎「耳かき、してくださいね」 煌「んへへっ……すばらっ♪」 お似合いですから カンッ 112 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 20 10 36.66 ID TXoEO2Uoo [2/19] 【数ヶ月前 仮面ライダーブレイド 試写会イベント】 俺のアイドルとしての全てを注ぎこんだ、仮面ライダーブレイドの撮影 その試写会 会場の反応は―― 司会「はい、ということで第一話。どうでしたか?」 \オモシローイ/ \ツヅキキニナルゥー/ 司会「本放送は明日の朝8時より、第二話は来週の日曜日となります」 \ロクガシナキャ/ \コレハミノガセヘンナァ/ 司会「さて、第一話の試写も終わり、イベントもいよいよ大詰めです」 \エェー!?/ \カナシィー!/ 司会「最後に須賀京太郎さんよりメッセージで終わりに……」 ジャンジャカジャーン! 京太郎「!?」 一「え? 何この音楽?」 司会「おーっと、これはどういうことでしょうか!?」 音声「仮面ライダーブレイド、剣咲カズマくん」 京太郎「(ドッキリイベントか?) だ、誰だ!?」 \ア、イベントダー/ \オモシロソー/ 音声「ふふふ、今日は君に素敵なプレゼントを用意した」 京太郎「な、なんだって!?」 音声「それは――」 バシュゥゥゥゥ!! 咏「スモーク!?」 えり「一体何が!?」 辺りがスモークで包まれ、ステージでは何も見えなくなる 一体……何が起こるんだ? ?「きゃー!」 京太郎「!?」 悲鳴!? これは―― 113 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 20 12 39.14 ID TXoEO2Uoo [3/19] スモークが晴れていく…… そして、その中から姿を現したのは!? 和「わ、わわわっ!? す、須賀くぅーん!?」ジタバタ 京太郎「の、和ァ!?」 な、なんで和が!? いや、もしかして応援に来てくれたのか? って、待て! それにしたって状況が―― ズンッ 京太郎「!?」ゾクッ なんだ、このプレッシャー? 誰かがいる それも、和の後ろに 和「は、離してくださいっ!」 だんだんとスモークが薄くなり、見えてくる 和を捕まえているそいつの正体は―― /! ヘヽ、 ./ .! _ 'i ヽ i i/i! iヽ、i! .i .i i { _,, -.} i! i _ .| i ヽ∧_ノ / i、 iヽ, /{ i, ヽ, ,| | / i' i .iヽト, //ヾ| _,. ヽ. ヽi! ∨ _ ,,..ノ .! i!;ノ /||i!, .//ヾ// { ヽ- 、¢ / __,∥ i ||//|.| i i!| ヾ| |ヾi! ,_. ヽ-ヘ ii ̄ヘ,《. { ノ|,////|.| i! i!|\| |ヾ//|| ヘ,∧∧/∨\ ノ-,,ノ!、 //| .| ./ |.| i! .i!|\| |ヽ| |/l\,__. ヘ∨|i|∨ /´'i ヽ、. ノ|_///|/| ./.|.| | /////ヽ| |ヽソ|| ;ト、_ _,,..-、_.,∧_|i|_,,../_,,..ミ/ ̄`ヽ、 丶 //ソ.〈〈/ヘ\_ノ|.| i .〈〈 |//_//ヽ/|| |ヽ/_,,/ミ;三;三;三;三彡`ヽ ノ_`ヽ///ヽ.ヽヽ// / / 〉 .| |i!ヽ|〈 /| ノ| ∥/ i|/\/∨∨\/\// ./´;i´ `|./、〉__////|-''´_」 i! `"- ト \i|,/.// /_∨___|_∧∧_|___∨/ ;i ヽ |ヽ//__/ ̄ ̄'i`´ i! | \_\/./ /《/ /《/ΝИ |;|;|;|´ヽ|;|;|´ ;i ヘ_,,. -‐'´__ ,, ... ,,, j i ! ミミュ、`"´ /《/ /《/|∨∨| |;|;|;| .|;|;| ....,ノ .., 、,,..ミミミミミミミミ! .| .i `"ヾミミミミミ.|;|;|,,_|;|;| / ヽ|;|;|;|. |;|;|;;;;;ィ"´i; ノiヾミミ/ヾ;、. ヽ, | i /| ././;/ .. |;|;|ヘ|;|;|'´\ .ノ|;|;|;|'´`|;|;|,/´ _i/ ./ ∧ ', ヾ;;、 ヽ .| i ./ / / /;/ .... i!ヽi; ,_ ,/ ¨\ .... ;;_/,,. -''" ... / /;|;|ヘ,ヽ、 ヾ;、 ヘ, / ! / |_〈 /;;〈........ ∧ i!`"'\ ノ`" "´ / ... / / ;;|;|;;|;;ヽ ` ... ヾ;;、-、_〉,_ / i / .〉ノ ヽ, / ヘ、.i! /\ j _ ,, .. - ,,/ / ;;;;;|;|;;|;;;|`|ヽ、 / ノ i!`''´\ / ././_,,-ヘ; i / 〈`ヾ;-‐i! `''i!' '´ ヽ, ヽ/ |;;;;;|;|;;|;;;| | ヽ| ;-ヾ;;、 .ヾ;、 \/ /´./ `''ヽ〈`´ ノト∧i_,_∧ノ|ノ|ノ| .. .. 〉 ... / |;;;|;;;;;|;|;;|;;; | | 〈´ ヾ;;、 ヾ;、 ./ /{ / ..... / .}\\}|{///|/lilililililililililill} |;;;|;;;;;|;|;;|;;;;| | i, ヾ;;、/`'〈 ./ヾ、ヾ、 ..... ;/ ヽ∧≧≦∧||/||||||||||||||||||l} |;;;|;;;;;|;|;;|;;;;| | ヘ、 / / .∧ _ /ヾ、 ヾ、ヘ ;; -‐'´ 》∨|||||∨ヽ、∥\||/|;|;|;|\!|;;;|;;;;|;|;;|;;;;| | `ヽ,/ / / ヘ、_..< `´`ヾ、ヾ、 /´ /ヽ/^^\_/||∧|∧|;|;|;|∧ヽ;|;;;;|;|;;|;;;;| | ヾ| /_,,.. -‐''´ ヽ 京太郎「は?」 一同「」 司会「」 観客「」 怪人「……スガ……クン」ニヤァ スタッフB「おいおい、なんであんなスーツが登場してるんだ!?」 スタッフA「(あ、やべっ。間違ってクウガ用のスーツ着せちゃった♪)」テヘペロ 115 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 20 13 57.64 ID TXoEO2Uoo [4/19] 怪人「サイン、サインモラワナキャ……」ジリジリ 和「ひぃっ!? 何をブツブツ言ってるんですか!?」バタバタ \マタハラムラノドカカー/ \ゴルァァァァ! マタオマエカイナァァ!!/ \ヤッタレヤダグバー!/ 司会「お、おおっと!? 謎の怪人が観客の少女を人質に取っているぞー!?」 京太郎「(無理やり進行した!?)」ガビィーン って、こんなの打ち合わせに無かっただろ!? 一「あれってアレだよね。あの滅茶苦茶強い奴……」ウワァ 咏「ま、中身は想像付くけどねぃ」ヤレヤレ いちご「ひっ!?」ビクビク えり「まさか、いやでも……」 憧「なんかすっごく須賀君を見てるけど?」 京太郎「え?」 怪人「はぁーっ、はぁーっ♪」ジリジリ 京太郎「」ゾクゾクッ こええええよ!? なんだよアレ? 中身も化物なんじゃねーのか!? 京太郎「(それになんだろう、この既視感……)」ビクビク ※詳しくは過去スレのボン太君参照 怪人「ふひっ、ふひひひっ!」 司会「さぁ須賀さん! 怪人相手にどうするのかー!?」 京太郎「(どうするったって……)」 和「た、助けてください……」ジワッ 京太郎「!!」 和!! 俺は――!! 117 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 20 15 57.12 ID TXoEO2Uoo [5/19] 本当は俺だって和を助けたい でも―― 京太郎「(戦うか? いやでも、和に怪我させちゃうかもしれないし……)」チラッ ~~舞台袖~~ 竜華「(あかん、戦ったらダメや!)」バッテン! 煌「あ、もしもし警察ですか? あの、ステージに変態か、怪人が現れまして。不法侵入ですよ不法侵入!」 京太郎「(だよな。じゃあ――待つか)」ジィーッ これが何かしらのイベントである可能性もあるけど…… もし、コイツが本当に変質者なら下手に刺激しないほうがいい 怪人「えっ――//」ドキッ 京太郎「……」ジジジジィー 怪人「(須賀君が私を見てる……♪)」モジモジ 和「」 \アノダグバオカマッポイ/ \コワレルナァ/ \ハラムラノドカヲヤッタレー!/ 京太郎「ぐぬぬぬっ!」ミョンミョン アイツ、俺の和にくっつきやがって…… って、ん? 俺の……? 京太郎「……ん?」ハテ 怪人「はぅぁ……♪」キュンキュン タタタッ 警備員「警察だ!」バッ 怪人「え?」 京太郎「(警備員じゃないのか……?)」コンワク \ガチジケンナノ!?/ \ガンバリィヤダグバー!/ 警備員「不審者め、こっちに来い!」 怪人「ち、違います! わ、私はその!」アセアセ 警備員「問答無用だ!」ダダッ 怪人「はにゃぁぁぁぁぁ!?」ダダダッ ポーイッ 和「あ~れ~」 京太郎「!!」バッ! 118 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 20 20 56.29 ID TXoEO2Uoo [6/19] 和「っ!?」フラッ ガシッ! 和「え?」 京太郎「大丈夫か、和?」 和「っ! す、須賀君っ!」ドキッ 京太郎「怪我は無いか!? 痛いところは!?」オロオロ 和「は、はいっ。須賀君が助けてくれましたから……」ジワッ 京太郎「いや、俺は何も……助けてやれなくてごめんな」ウツムキ 和「いえっ! こうしてくれただけでも私は……」 京太郎「和……」 和「須賀君……」ウルウル 一「……」メラメラ いちご「……」ギリギリッ 咏「ふーん?」 えり「若いですねぇ」 憧「和……本当に須賀君のこと」ズキンッ \ゴルァァァァァ!!/ \エエカゲンニセェヤァァァ!!/ \ジョインジョイントキィ!/ 和「(周りがうるさいですが、これはチャンス!)」キラーン 京太郎「でも、本当によかったよ……」 和「あ、あの! 私、実はずっと須賀君のこと――」 会場「!?」 京太郎「だって和は俺の――」 和「好き――」 京太郎「大切な……」ポロッ 和「!?」 会場「!?????!!?!??!?!」 京太郎「……人だから」ギュッ 和「!?!?!?!??!」カァァァァッ / / | |゙ | . . | | VM、_| . | } ト、_,. | ヾ ', ./ / .! i! N . | い !/≧二]/"|´ . | . | !. ! / | | | |',/ ヽ| \ |ィ/,ゞ..、\,! / i! | | ,' / | { . ! /| 〉|-. \!" {_ rj ', リ/} . . ノ|/゙. |. i ィ .∨\"| /,ィうヽ ィ゙ ` ソ i} |/ ' |. | /.! | |ヽ {_,ィrj ', .`ー‐゙ ./ ! ! | |∨ ヽ{i ヾ, ツ | | ヽ .| \ \, `" _,,._ | {. 'j |  ̄、 ̄ _,,. - "__\ { '., ! .ハ. { ./ 〉 ./! \ .| リ`ヘ. V ./ ,ィ=、| ト、 ヽ. | `..、, `ー " ./ \ . | i }. リ ,' / / ー, --‐' ヽ ヽ ̄ `ヽ. / / / / / {/〉, 〉, \ \ 京太郎「よかった……本当に」ギュゥ 119 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 20 26 10.68 ID TXoEO2Uoo [7/19] 和「あわわわわっ!?」ガタガタガタ 淡「呼んだ?」ヒョコッ 照「呼んでない」ガシッ ズルズル 京太郎「ん? どうかしたか?」 和「あ、うぁっ……ぁぁ」ガタガタガタ 一「ス、ストォーップ!」 いちご「い、今のは無し! ノーカン! ノーカン!!」 咏「あ、あはは……笑いしか出ないねぃ」 えり「会場も凍りついてますね」 憧「……なんで私、悲しんでるのよ」ギュッ 和「う、うぁぁ……」グスッ 京太郎「の、和!? やっぱり怪我したのか!? どこか痛いか!?」オロオロ \ウワァァァァ!/ \チッキショォォォォォ!!/ \コレモマタサダメカ/ \ユルサンデェェ!!/ \アイエエエエエ!?/ 司会「えー、えらいものを見た気がしますが、まぁいいでしょう」 えり「えぇ……? いいんですね」 司会「それでは、これにてブレイド試写会を終了します!」 \タノシカッター!/ \ノドッチバクハツシロー!/ \デモスキ!/ 司会「それでは最後に、締めの一言を須賀京太郎さんにお願いします!」 京太郎「え? あ、はい! えーっとですね!」 \ガンバッテー!/ \ノドッチヨリワタシヲダイテー!/ 京太郎「これからもっともっと成長する俺達の姿、ちゃんと見てくれよな!」ニィッ / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ \キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!/ 司会「それでは、本日はこれまでとなります!」 幕「」ズルズルズル 121 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 20 38 09.07 ID TXoEO2Uoo [8/19] 京太郎「ふぅ……終わった、終わった」フィー ダダダダダッ 京太郎「ん?」 竜華「このっ!! アホォォォ!!」トビゲリッ ドゴォォォン! 京太郎「アブドゥル!?」ドシャァァァ 竜華「何をやっとんのやぁぁ!!」ブンブンッ 京太郎「あばばばばっ!?」ガクガク 竜華「この! イベント! なんやと! 思っとるんや!!」 京太郎「」ブクブクブク 煌「清水谷さん、落ち着いて」マァマァ 竜華「……」パッ 京太郎「う~ん……」フラフラ 和「須賀君!」タタッ ダキッ 京太郎「の、和……」 和「すみません、私のせいで」 京太郎「あ、いや……大丈夫だ」 煌「……ね?」 竜華「……ぐっ」 煌「まぁ、悔しくもありますが……順当ってところでしょうか」フゥ 竜華「花田さん……?」 煌「よく似合ってると思いませんか、あの二人」クスッ 和「あ、あのあの! さっきのことなんですが!」カァァ 京太郎「ん? なんのこと?」 和「う、うぅっ……いえ、なんでもありません」シュン 竜華「どこが?」 煌「う、うーん……」コケッ 一「ちぇっ、なんだかやんなっちゃうね」 いちご「まだ、まだチャンスはあるハズ」 えり「どうしたんですか? 泣きそうな顔して」ニマニマ 咏「……まぁねぃ」ゴシゴシ 和「……むぅ」プクー 京太郎「???」 124 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 20 54 11.18 ID TXoEO2Uoo [9/19] こうして、試写会イベントは無事終わった 勿論、京太郎が残した最後の発言は問題だったが…… 当事者の京太郎は自分が爆弾発言をしたことを覚えてなく しばらくの間、熱狂的な京太郎ファンが騒ぎ立てるのみで 結局は、大した問題にならなかったのである しかし――京太郎と和の組み合わせを喜ぶものはこれを期と奮い立つ 京太郎ファンはともかく、熱心な和ファンはこれを支援 やがて、アニメ界は京太郎と和の抱き合わせ商法を開始 これが俗に言う、【須賀和】商法の始まりとなった そして今日もまた―― 【数週間後 ラジオスタジオ】 和「今日も始まりました、ナンジャラジオ!」 \パフパフ/ 和「えーっと、今日は素敵なゲストがいらしているということですが……」 \ニヤニヤ/ \クスクス/ 和「ー? なんでスタッフさんが笑っているんでしょうか」 ガタッ 和「えーっと、ではゲストの方。どうぞ!」 ガチャッ 和「!!」 _ , 、 /ィ--∨ .- 、 __/ , , } l \ ` ー-, | /{ { l | | . /_/ | / 从 ,-}/、 |l | / 从 -rォⅥ /rォ- }イ { _` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ } }∧ Y {{ |Y } 从∧ _ 八{ 「l | || | | | Ⅵ 、 ` ー` イ / ' { ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、 | ' ノ_,」// | |/()| . /´ //////∧_ r '///>- 、 ∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、 {//\___「///////// ∨////////////∧ |////()/}//////////{/////====/// //| ////// //////////(_)//////////|////| ,'//////イ/////////////////////l|////| 京太郎「よっ!」ニィッ 和「」ガタァァン!! 京太郎「の、和ァ!?」 スタッフ「……むふふ」ホッコリ リスナー(のどっちファン)「「「「「「「キタ━(゚∀゚)━!!!」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「……」」」」」」」」ガンガンッ!! 128 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 21 06 48.84 ID TXoEO2Uoo [10/19] 京太郎「だ、大丈夫か?」オロオロ 和「い、いえ。驚いただけです」カァァ 京太郎「? 変な奴だな、いつも会ってるだろ?」※事務所で リスナー(のどっちファン)「「「「「「「密会キタ━(゚∀゚)━!!!」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「……」」」」」」」」ガンガンガンッッ!! 和「そ、それはそうですけど……」モジモジ 京太郎「まぁいいや。ほら、早く始めようぜ」ウズウズ 和「は、はいっ。えー、それではご紹介します。黒ゼロの騎士役、須賀京太郎君です」パチパチ 京太郎「どうもー! 須賀京太郎です!」ニッ \パフパフ/ 京太郎「うぉー、俺ラジオ初めてなんすよ!」 和「あれ、そうでしたか?」 京太郎「おう。だから、和が俺の初めての相手だ」ニィッ 和「うぇっ!?」ドキッ リスナー(のどっちファン)「「「「「「「初めてキタ━(゚∀゚)━!!!」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「……」」」」」」」」ガンガンガンガンガンッッ!! 和「うぅ……あっ、え、えとっ……//」モジモジ 京太郎「おいおい、何緊張してんだ? いつも通り頼むぜ」 和「は、はいっ! では、最初のコーナーから」 京太郎「おぉ! ハガキを読むコーナーだな!」ウキウキ 選択安価 ↓3 1 旅をするならこんナンジャー 2 これナーンジャ? 3 普通の質問コーナー 4 自由安価 134 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 21 18 27.29 ID TXoEO2Uoo [11/19] 和「最初のコーナーはリスナーの皆さんからのハガキから、連想されるものを当てるコーナーです」 京太郎「おー! 毎週聴いてるから知ってるぜ!」 和「えっ!?」ドキッ リスナー(のどっちファン)「「「「「「「毎週チェックキタ━(゚∀゚)━!!!」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「……」」」」」」」」ガンガンガンガンガンガンガンッッ!! 京太郎「複数のハガキに書いてある特徴から、連想されるものを和が答えるんだよな」 和「は、はいっ!」 京太郎「んで、ゲストの俺が正解だーって思えばオッケー!」ニカッ 和「あ、あぅっ……//」モジモジ 京太郎「よっしゃあああ! どんと来い!」メラメラ 和「(毎週聞いてくれていたんですね……)」ドキドキ 京太郎「ハガキには、赤い、とか長い、とか特徴を表す言葉が書いてあるんだよな?」 和「はい。三枚のハガキを合わせて、連想されるものを答えます」 京太郎「正解すれば和にご褒美、もしダメな答えだったらバツゲームなんだよな」ニヤリ 和「うぅっ……優しく、してくださいね?」ウルウル リスナー(のどっちファン)「「「「「「「フォォォォ━(゚∀゚)━!!!」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「……」」」」」」」」ズガガガガガガガガガガガガ!! 京太郎「じゃあ、まずは一枚目!」ガサゴソ 形容詞安価 ↓2 ↓3 ↓4 142 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 21 31 39.32 ID TXoEO2Uoo [12/19] 京太郎「えーっと、一枚目はこれだ!」バーン ハガキ「硬い」デェーン 和「硬い……」 京太郎「んでんで、二枚目は……これだぁ!」デーン ハガキ「黒い」デデドン 和「硬くて……黒い」ウーン 京太郎「ラストォ!!」スッポォーン! ハガキ「たくましい」 和「硬くて、黒くて逞しい……」ウーン ポクポク チンチーン! 和「あふぇっ!?」カァァァァ 京太郎「んー? なんだろうなぁ」 和「そ、そそ、そんな……//」モジモジ リスナー(のどっちファン)「「「「「「「耳年増キタ━(゚∀゚)━!!!」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「チン○!! ○ンポォォォオ!」」」」」」」」 京太郎「和、わかるか? 硬くて黒くてたくましいモノって」 和「え、えと……?」モジッ 京太郎「そろそろ時間だし、もういいか?」 和「えっ!? あ、その!」 京太郎「さぁ答えは!?」 和「!!」 和の答え ↓3 00~09 チンポ 10~49 マジ○ガー 50~99 ガウェイン ゾロ目 京太郎のチン○ 151 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 21 40 57.28 ID TXoEO2Uoo [13/19] 和「ち、ち……」ドキドキ 京太郎「ん?」 和「マジンガーです!!」デェーン 京太郎「!?」 スタッフ「!?」 和「……」ドキドキ 京太郎「……グレート?」 和「い、いえ。Zの方で……」モジモジ 京太郎「ほぅ……なぜ?」 和「だ、だって……」 \チャラッチャ♪/ 和「!?」 京太郎「お、このイントロは……?」 スタッフ「(´∀`)b」 京太郎「なるほど。じゃあ和に直接説明してもらうか」 和「え、え?」 京太郎「それでは歌って頂きます。原村和で、マジンガー○」 \デレデレデレーデン♪/ 和「そ、そ~らに、そびえる! くろがねの~し~ろ~♪」 ~~省略~~ -‐…‐- ´ `` . / \ ___ . / 〈i i 〈. / / / ! | 〈i i 〉 / ∧ /| |i | | | ¨ , || /! / ∨| |i | | |i |. ′ | / |/ | 八人| |i . , | Ⅵ斗ぅ气ト ムイ≫冬ト 从/ ′ | | 乂rツ ヒrツ.ムイ | . | | ,.,.,. 、 ,.,. .′ | , | | 、 , , | |./ | | } iト イ | | | | j{ うr≦ | | | /| | \ {`ヽ〕iト ..,,__| | /i i i| | i i i \ } i i i i i i i i| | 和「う、歌い切りました!」エヘヘ 京太郎「……可愛い」ボソッ スタッフ「(可愛い)」 リスナー(のどっちファン)「「「「「「「ゼェェェット!!」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「……チョットカワイイ」」」」」」」」 京太郎「んじゃ、今の回答は……」 コンマ安価↓2 00~49 不正解 50~99 正解 ゾロ目 シンメトリカルドッキング 157 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 21 51 10.11 ID TXoEO2Uoo [14/19] 京太郎「和が可愛かったのでせいかーい!!」パチパチ \パフパフゥ!/ 和「か、きゃわっ!? きゃわいいっ!?」ビクッ 京太郎「イェーイ! おめでとー!」 和「~~~~っ////」ボシュゥゥゥ リスナー(のどっちファン)「「「「「「「カワイイキタ━(゚∀゚)━!」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「もうね……付き合っちまえよ」」」」」」」シクシク 京太郎「ということで、正解者である和にはご褒美がありまーす」 和「!!」 京太郎「えーっと、毎回どうしてんだっけ? 確かゲストが願いを叶えるとか、そんあんだっけ?」 和「は、はいっ! 軽いお題みたいなものを、私がお願いする感じ……です」 京太郎「よっしゃ!! 和のご褒美だからな、なんでも言ってくれ」ニカッ 和「ん?」 スタッフ「今」 リスナー(のどっちファン)「「「「「「「なんでもするって」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「言ったわね」」」」」」」シクシク 京太郎「さぁ、遠慮なく言えよ」ニコニコ 和「で、でで、では!!」ドキドキ 京太郎「おう!」 和「わ、私に……!」 _ __ ノ . ´ `>r< / ハ /. 〈 \ _ Y / 〈 告 須 . ' . \ 人_ jく {. 白 賀\ /. V / ∧\ _」. し 君. \ ′ ヽ _ ヽ〈 / !' ∧ \ て ! \ .'. i | Xハ V } | .んj~⌒ く . l. .l l l | { i 斗<ハ N | ∨`ヽ だ 私. | l l乂 从 .人 j 人芹.竿ル'1 .| ∨く さ に二ニ =─| i N!/_ \ \ 入r以ハ | |i ∨} い r ' 从 { 化ハ `≠'' リ .从 ∨\ r ┘ 人 ル八j匕j """ / / ノハ ∨ 、 ⌒⌒\ / \jル1ヘ""" . / / { i .∨\ \. / | | .∧ つ ./ / Ⅵ ∨ . \ \ / .レヘ| ' 〕ト . / / 八 ∨ / \ \ / | .i | }Ⅴて/ / / \ ∨. ヽ \. / | .l | ∨ / / / x≦三ミヘ .\ } ヽ 京太郎「!!」 スタッフ「」 和「う、うぅっ……//」カァァ 158 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 22 05 05.96 ID TXoEO2Uoo [15/19] 京太郎「……」 和「え、えと!! い、今のはちが、違うんです!」アセアセ 京太郎「和……」 和「あ、あははっ、私ったら何を……いえ、今のはその」モジモジ 京太郎「和」 和「ジョークです。というよりファンサービスのような……!」 京太郎「和!!」 和「っ!?」ビクッ スタッフ「」ビュルッ 京太郎「……ちょっと、いいか?」 和「え、えっ?」オドオド 京太郎「俺ってさ……今じゃこんなアイドルやってっけど、昔……好きな人に振られたことがあるんだ」 和「!!」 京太郎「その時にさ、こう言われたんだ。お前は優しくされて勘違いしてるだけだって」 和「そんな……」 京太郎「実際、今となっちゃ分からねぇし……正直、今じゃ自信がない」 和「……」 京太郎「だから、さ。もしもう一度誰かに告白することがあれば……」 ドクンッ 京太郎「その言葉に、絶対の自信が持てる時だって……決めた」 和「す、須賀君……?」 京太郎「だから――それは今だ」 和「えっ……」 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 京太郎「好きだよ、和。この世界中の誰よりも」 和「……え?」 京太郎「俺と、付き合ってくれないか?」 159 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 22 14 24.24 ID TXoEO2Uoo [16/19] 和「えっ、えっ……?」 京太郎「……」ジィーッ 和「す、須賀君が私を……えっ?」キョトン 京太郎「ああ、好きだ」 和「」ボムッ 京太郎「だから――」 和「!!」ガタッ! 京太郎「!?」 和「そ、そんなオカルトありえません!!!」ダダダダッ ガチャッ スタッフ「の、和ちゃん!? どうしたの!?」 和「ふぇぇぇぇん!!」ダダダッ 京太郎「……」ポカーン リスナー(のどっちファン)「「「「「「「」」」」」」」 リスナー(京太郎ファン)「「「「「「「「」」」」」」」 京太郎「(ふ、フラれた……)」ガァーン スタッフ「おい、収録どうすんだよ、やべぇよやべぇよ……」ビクビク 竜華「」ビクンビクン 煌「すばら……といったところかな?」クスクス 咲「おめでとう……和ちゃん」 こうして、京太郎と和のラジオ番組は前代未聞の放送事故を起こした しかし――これは終わりではない 後に伝説と呼ばれるアイドルと声優の夫婦 その馴れ初めとなる放送 そして―― 【三年後 京太郎の自宅 寝室】 京太郎「なーんて、昔のことを思い出しちまったよ」クスクス 和「……」 京太郎「お前ったら、それから会う度にずっと逃げ回ってさ」アッハッハッハ 和「う、うぅっ……//」モゾモゾ 162 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 22 21 38.35 ID TXoEO2Uoo [17/19] 京太郎「まともに顔を見れるようになった時、どちらからともなく……笑い出して」 和「……」 京太郎「今度は和から、俺に告白してきたんだよな」 和「お、覚えてません」モゾモゾ 京太郎「そっか? 俺はきっちり覚えてるけど」 和「う、うぅ~//」モゾモゾ 京太郎「なぁ和」 和「……」 京太郎「お前と付き合って、仕事もいろいろあって……辛くて」 和「はい……」 京太郎「でも、どんな苦難も二人でなら乗り越えてこれた」 和「はい!」ガタゴト 京太郎「だから、今夜のこの苦難も――二人で乗り越えられるハズだ」 和「うぐっ!?」 京太郎「ということさ、そろそろ出てきてくれねーかな?」チラッ 【クローゼット内】 和「うぅ~、は、恥ずかしいんです……//」カァァァ ドンドンドン! 京太郎「こんな初夜ってアリかよぉぉぉ!」ウワァァァン 和「きょ、京太郎君のアレが怖いんです!」ウワァァン 京太郎「怖くない、怖くないよぉ……いい奴だよぉ」シクシク 和「黒くて、硬くて! 逞しすぎるんです!」モゾモゾ 京太郎「先っちょ! 先っちょだけだから!」 和「うわぁぁぁぁぁん!」ビエーン 京太郎「ちくしょぉぉおぉ!!」ビエーン 163 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/19(土) 22 27 57.67 ID TXoEO2Uoo [18/19] こうして、京太郎と和の初夜は散々なものだったという でも……そんなことは些細なハプニングにすぎない これから二人は、幾度となく共に夜を越えるだろう その度に想いを募らせ、絆を深め 少しずつ、お互いを知って 京太郎「なぁ、和」 和「はい♪」 京太郎「今、気づいたんだけどさ」 和「?」 京太郎「お前って胸もいいけど……」 きっと二人は―― 京太郎「尻も柔らかいなぁ……♪」ウヘヘ 和「」ビキビキッ パッシィィィン! アイデェェ!? モウ! シリマセン! ゴメンノドカー! 今よりもっともっと、幸せをつかむのだろう ~~京太郎「俺が……アイドル?」~~~ 完 182 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/20(日) 22 44 34.50 ID PqS/9DVTo [2/7] 須賀京太郎がアイドルとして活躍の場を広げ……数年 京太郎を取り巻く、愉快な仲間たちもその才能を開花させていった そして今、今世紀最高のトップアイドルと言われた須賀京太郎と それを支える五人の少女達が―― 交差する 【新・須賀家 リビング】 照「セクシーなの?」クイッ / . . / / i / / . / . . ; イ / . ! ! // .. _ / . / ; イ ;ィ // / / . ! /;/´ ̄ / . / ; -‐/T77i ̄ ; -‐' / 7ナー-、_ / レ ! | ´ / . ∠ イ ___! / /ノ!ナ| // ! /. ;ヘ! ァ"7 iヾ '´,;-ァ=! ;ィ、 / / ! /; イ {ヽ|.'{ b ! h レ i ' /イ !、 // / / | ! ` ゝ ン_ ,!'_ ;ン/ / i 、ヽ、 .!/ !/ / ヽ i , , , , , , , i / / iヽヽ / / / ゙、_| | | /_ノ . ゙、 \ヽ / // ;ハ _ _ ! i 、 、 . i ヽ! ∠./‐' / / 、  ̄ /v、 ヽ 丶 .. ! / / / _,ノ ` r 、 , イ、/ ' ! /\ .、 ! / /;/ `ヽ、__;ィ | ー-`〒´-‐ ' ´ | レ' ヽ;ハノ // _,..-'´ | || !丶,、 _,... -―' ´ | || | `ー-、淡「キュートなの?」プリン / \ _人_ ' ` 、 \ Υ'/ / / ト、 丶 / / / | | | Χ } .′ il / | | \ | / `、 リ | i | _|l__∧ト、八 | メ´ ニニ / } | | | || `>x、\| 斗チ芋ミ、∨ ,′j | |l l|斗示芋ミ、 ''h! } ,′ , |l 八 И'h! } 乂___ノ / / || \| 乂__ノ /i/i/ / /l| .八 ゝ /i/i/i i / / / / | ‘,\ ハ r ア /l/ / / | ト、 込、 _ノ // ,イ l| |l l\ \> .,_ /∨ /l| 八_ |ヽ. 八l_\ \-─=ー ァ--< / / 八 { \ `ヽ | | ./ /´ ハ 〕 { 〉 ,′ / ` ヽ \∧ | |/─、_ / |∨ __ Ⅴ__=| / 〕\ \ | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\) | ,′ \ 丶 照・淡「「どっちが好きなの?」」ウッフゥ~ン 京太郎「……は?」 照・淡「「……」」ドキドキ 京太郎「は?」 ~~【セクシーなの? キュートなの? どっちが好きなの?】~~ 186 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/20(日) 22 53 43.86 ID PqS/9DVTo [3/7] 京太郎「え? ごめん、今なんて言った?」 照「むふふ、京ちゃんはセクシーと」ウッフン 淡「キュート♪」フリフリ 照・淡「「どっちが好きなの?」」 京太郎「セクシー」キッパリ 淡「」 照「オッシャオラァァァァ!!」ガッツポ 京太郎「つってもまぁ……」 衣「待て、きょうたろー!!」バァァン! 京太郎「こらっ、耳かき中に動いちゃダメですよー」ホジリホジリ 衣「んふー♪」スリスリ 淡「うぇいうぇいうぇい!! ヴァイ!!」 京太郎「なんだよ、淡」 淡「キュート! いいじゃん! いいじゃん! すげーじゃん!」 京太郎「AAAはお前の胸だろうが」 衣「そうだ! せくしぃなんて……笑止千万!」クワッ 京太郎「だから動かないでくださいって」ホジリホジリ 衣「んぁっ、あっあっ……//」ビクンビクン 照「喚いてる、嘆いてる。ふふ、やっぱり色気が無い人はダメだね」クスクス 京太郎「つっこまないですよー?」 照「お預けくらってる(照だけに)」ガビーン 咲「やっぱり京ちゃんはセクシー派だよね、えへへっ。やった♪」 京太郎「なんでお前が喜んでるのかが、割とマジで分からねーよ」 淡「むきぃぃぃぃ!!」 照・咲「「みぃ~やっやっやっや!」」ナガッ! 京太郎「キモイ笑いだな、おい」 187 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/20(日) 23 06 01.21 ID PqS/9DVTo [4/7] 照「分かる? 時代はセクシー」キッパリ 淡「うむぅ~!」プクゥー 咲「京ちゃん……まだ早いよ」モジモジ 京太郎「だから、お前ら全員キュートだろ」 照「!? そんな馬鹿な!?」←Aカップ 咲「えっ!?」←Aカップ 淡「い、言われて見れば……この二人、全然セクシーじゃない!?」ガビィーン 京太郎「お前らでトリプルA組めばいいんじゃないか?」 照「違う、京ちゃんは照れてるだけ」ガクガクブルブル 咲「そ、そうだよ(便乗)」ビクビク 京太郎「(現実を突きつけたい)」コ 衣「手が止まってるぞ」スリスリ 京太郎「あっ、すいません」ペコリ 照「うぐむぅ……京ちゃんがツンデレすぎる」 咲「そうだよね、悪いのは京ちゃんだよね」 京太郎「うぉーい!!」ドンッ! 小蒔「んぁっ……?」ビクン 京太郎「あ、すいません! 起こしちゃいましたか?」 小蒔「んむぅ……大丈夫です」スリスリ 京太郎「ゆっくり寝ててくださいね」ナデナデ AAA「「「……」」」ジトォー 京太郎「……なんだよその目は?」 照「ねぇ、なんでそこの」 咲「小蒔さんが」 淡「タローの膝枕で寝てるの!!」クワッ 京太郎「胸が大きいから」 AAA「「「」」」 京太郎「大きいからぁぁぁ!」 淡「むっきゃあああ!!」 咲「じゃ、じゃあ!」 照「そこのうさ耳バニーガールは!?」ビシッ 衣「むへぇらぁ……//」ポワーン 京太郎「胸が大きいから」 AAA「「「「」」」」 191 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/20(日) 23 22 02.20 ID PqS/9DVTo [5/7] 京太郎「しかし驚いたよな。あの小学生みたいだった衣さんが……」チラッ ※ころたんバディ _人_ ,. -ヘ \ヽ {三≧=≦三}' / /彡(‐-ミ `Y / \ \∧三/∧三∧ { ./ ヽ + / )\/ ̄∧/ ヽ { ', / / '"´ 、{ 、 / 厶-┐ `ヽ / (\ヽ \ /`ヽ二 7 ;′ 「 二二`ヽ、 \ /{ \\}' { ∨/ {\ \ _,∠、/` \ V{ -‐¬ レ^ヽ /\ /八/ / \_>、_,. -‐‐丶、 / 〃 r- レ \ ∧ |く c/⌒ ' /Y rヘ }} ヽ \. / {{__,ノ{ ̄ { く}i i| /V{/ /. / ヽ)⌒`ー-リ } ノ ⊆⊇ ア \ \ / `7う{ ` ' / / V⊆⊇〈‐--‐ ´  ̄ ̄ `ト=≧= ¬^ー‐< イ ア  ̄ ̄ + ト=-‐=≠= / / ┼ | ≠= / / } | /. /「ノ { (_)) + / ; |/{ + o _ / V ((_) V ∧ _ 。 ° 〃 ̄∨ / } (⌒'⌒)ヘ 〃 ̄}} ≫=《 /. \//'《==≪ 人 〃 /∧ ,' ∨ ヽ__jj < > `==' 〈 / V厂 `Y \ / 八 ,′ / '+ ,′ 、 V\ / / ((__) ,′ \/ ヘ、 i ;゙ / l ,′ -‐く / | i / l ヘ } | l/ l i \ / \人 / | | `~ ヽ/ | | / | | ,′ 人 + | ,′ `Y´ 衣(99.9・55.5・88.8)「ふぁ……ねむ、く……」スヤスヤ 京太郎「こんなに成長するなんてなぁ」ナデナデ 咲「何コレェェェ!?」 淡「成長しスギィ!!」 照「もはや別人レベル……」 京太郎「副会長が血反吐吐いて死んでから……もう二年か」トオイメ 京太郎「まぁ、頑張ったからな……//」ポリポリ 照「え? 何これ? 唐突なロリコンカミングアウト?」 咲「ロ、ロロロロロロリコォン!?」 淡「えっち! ふけつ! どんかぁーん!!」 京太郎「落ち着けっての!」 小蒔「んんっ……」ギュッ 196 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/20(日) 23 34 31.21 ID PqS/9DVTo [6/7] 照「うわぁぁぁぁん!」ビエェェン 咲「京ちゃんのおっぱい魔王ぉぉお!」ウワァァン 淡「私のおっぱいも柔らかいよ? 触ってみる?」グイグイ 京太郎「おもちと言え、おもちと」モミモミ 淡「んにゃぁぁぁあっ!?」ブッシャァァァ! 京太郎「ふぅ、やれやれだぜ」 淡「あへぇ……」ビクンビクン 京太郎「中身子供っぽいのに、体はナイスバディってなんかいいよね」 照「えぇっ……?」 咲「妹一人昇天させてからとんでもないこと言ったよこの人」ドンビキ 京太郎「正直そそる」 照「完全に開き直ってる(照だけに)」 咲「さっきからおかしいよ(咲だけに)」 小蒔「んぅ……」フニョン 衣「Zzzz……」スピー 京太郎「よしよし」ナデナデ 照「乳種差別はんたーい!」 咲「巨乳を許すなぁー!!」 淡「そうだそうだぁー!!」 京太郎「……はぁ、あのな」 照「……」 京太郎「確かに俺は、おもちが好きだし、愛してるし、正直ずっと弄りまわして過ごしたい」キリッ 咲「うわぁ、言ってることは果てしなくキモイはずなのに……//」 照「世界一のイケメンが言ってるから、かっこいい……・//] 淡「容姿SSSって凄い(小並感)」 京太郎「でもな、それ以上に俺はお前達が大切なんだよ」イケメェェン 三人「「「!!」」」キュンッ! 京太郎「だからさ、トリプルA……」 咲「えぇ、このタイミングでそれ言っちゃうの……?」 照「いいとこだったのに」 淡「正直、罵倒されるのも気持ちよくなってきたかも」ハァハァ 197 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/20(日) 23 46 46.56 ID PqS/9DVTo [7/7] 京太郎「すまん、ちょっと恥ずかしくて」モジモジ 咲「京ちゃん……(カワイイ)」ハァハァ 京太郎「まぁ、その……なんだ」 照「……」 京太郎「俺らって付き合ってるんだか、友達なんだかよく分からない生活してっけど……」 ポンポン 衣「んっ? ここは……」キョロキョロ 小蒔「ふぁっ……京太郎さん?」キョトン 京太郎「……」チョイチョイ トリプルA「「「!!!」」」パァァァ トテトテ! ダキッ! 京太郎「俺はみんなにいてほしい」ギュゥゥウ 五人「!!」ドキッ 京太郎「それぞれ違ってもいい。誰がセクシーだとか、キュートだとか関係無い」 照「きょ、京ちゃん……!」ウルウル 京太郎「俺が好きになったのは、そのままの衣さん、照さん、淡、小蒔さん、咲なんだ」 咲「京ちゃん……」グスッ 京太郎「だから、これかれもずっと――」 五人「「「「「うんっ!」」」」」 みんな、ずっとずっと一緒だ カンッ 小蒔「それで」 衣「結局」 照「セクシーなの?」 淡「キュートなの?」 咲「どっちが好きなの?」 京太郎「おいおい、だから――」 霞(ボテ)「あっ……今動いたわ//」モジモジ 京太郎「セクシー」キッパリ 五人「」 もいっこカンッ! 289 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/26(土) 18 33 21.94 ID 84t3dvXGo [9/9] これまでお付き合いくださってありがとうございました! もしよろしければ次シリーズでもお会いできると嬉しいです アイドル京ちゃんに幸あれ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5728.html
496 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 09 30.83 ID akljCfd6o [9/14] 怪人「サイン、サインモラワナキャ……」ジリジリ 和「ひぃっ!? 何をブツブツ言ってるんですか!?」バタバタ \マタハラムラノドカカー/ \ゴルァァァァ! マタオマエカイナァァ!!/ \ヤッタレヤダグバー!/ 司会「お、おおっと!? 謎の怪人が観客の少女を人質に取っているぞー!?」 京太郎「(無理やり進行した!?)」ガビィーン って、こんなの打ち合わせに無かっただろ!? 一「あれってアレだよね。あの滅茶苦茶強い奴……」ウワァ 咏「ま、中身は想像付くけどねぃ」ヤレヤレ いちご「ひっ!?」ビクビク えり「まさか、いやでも……」 憧「なんかすっごく須賀君を見てるけど?」 京太郎「え?」 怪人「はぁーっ、はぁーっ♪」ジリジリ 京太郎「」ゾクゾクッ こええええよ!? なんだよアレ? 中身も化物なんじゃねーのか!? 京太郎「(それになんだろう、この既視感……)」ビクビク ※詳しくは過去スレのぼん太君を見てね! 怪人「ふひっ、ふひひひっ!」 司会「さぁ須賀さん! 怪人相手にどうするのかー!?」 京太郎「(どうするったって……)」 和「た、助けてください……」ジワッ 京太郎「!!」 和!! 俺は――!! コンマ安価↓3 00~09 すこやんED(二回目) 10~19 見捨てる 20~59 警備員を呼ぶ 60~89 戦う(敗北) 90~99 戦う(勝利) ゾロ目 すこやんドM化&調教完了 504 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 21 11.53 ID akljCfd6o [10/14] 本当は俺だって和を助けたい でも―― 京太郎「(戦うか? いやでも、和に怪我させちゃうかもしれないし……)」チラッ ~~舞台袖~~ 竜華「(あかん、戦ったらダメや!)」バッテン! 煌「あ、もしもし警察ですか? あの、ステージに変態か、怪人が現れまして。不法侵入ですよ不法侵入!」 京太郎「(だよな。じゃあ――待つか)」ジィーッ 怪人「えっ――//」ドキッ 京太郎「……」ジジジジィー 怪人「(須賀君が私を見てる……♪)」モジモジ 和「」 \アノダグバオカマッポイ/ \コワレルナァ/ \ハラムラノドカヲヤッタレー!/ 京太郎「ぐぬぬぬっ!」ミョンミョン 怪人「はぅぁ……♪」キュンキュン タタタッ 警備員「警察だ!」バッ 怪人「え?」 京太郎「(警備員じゃないのか……?)」コンワク \ガチジケンナノ!?/ \ガンバリィヤダグバー!/ 警備員「不審者め、こっちに来い!」 怪人「ち、違います! わ、私はその!」アセアセ 警備員「問答無用だ!」ダダッ 怪人「はにゃぁぁぁぁぁ!?」ダダダッ ポーイッ 和「あ~れ~」 京太郎「!!」バッ! コンマ↓3 00~09 そのまま転倒 10~49 いちごが受け止める 50~89 京太郎がキャッチ 90~99 京太郎が抱きしめる&一面記事 ゾロ目 和ED 510 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 31 15.58 ID akljCfd6o [11/14] 和「っ!?」フラッ ガシッ! 和「え?」 京太郎「大丈夫か、和?」 和「っ! す、須賀君っ!」ドキッ 京太郎「怪我は無いか?」オロオロ 和「は、はいっ。須賀君が助けてくれましたから……」ジワッ 京太郎「いや、俺は何も……助けてやれなくてごめんな」ウツムキ 和「いえっ! こうしてくれただけでも私は……」 京太郎「和……」 和「須賀君……」ウルウル 一「……」メラメラ いちご「……」ギリギリッ 咏「ふーん?」 えり「若いですねぇ」 憧「和……本当に須賀君のこと」ズキンッ \ゴルァァァァァ!!/ \エエカゲンニセェヤァァァ!!/ \ジョインジョイントキィ!/ 和「(周りがうるさいですが、これはチャンス!)」キラーン 京太郎「でも、本当によかったよ……」 和「あ、あの! 私、実はずっと須賀君のこと――」 会場「!?」 京太郎「だって和は俺の――」 和「好き――」 京太郎「友達だもんなっ」ニカッ 和「」ビキィッ! 会場「」 京太郎「あんまり心配させんなよ」ポンポン , '" `丶、 ㏍㌻ rzzzz-ミヽ㏍⌒ヽ . . ´ | ㏍ ノ . / / i Vk㏍㏍㏍㏍㏍ \ . ' i l i i i 」i ㏍㏍㏍k/__ . ; i i i |i -i 圦__彡㏍ . ∨〈r | l ┐ i i i i八 i | 小| i . ノ i i i i /㏍' V ハ| | |┐ | i i i |if弐ミ | { 坏弐ミト i i i/ | i| | || | i 圦|i { ハ \ { Vi i/ /l L」 二二} ㏍k ミトVツ 乂_ ツ 丁-㏍| |二二二} l i| 、 丁 ̄` . | . .{ | 八 rァ′ . | . . . `ヽ | i i\ ‘` リ | ノ | i i i i i\ _ . / | . . \ | | . i i `T爪| / | . ヽ | i i i i i i i 斗-─/ / | . | | i i i i i㌣ / / i i || 丶 | | i i i /--ミ ' i i i |L__ \| 514 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 41 44.72 ID akljCfd6o [12/14] 和「」チーンッ 京太郎「ん? どうかしたか?」 和「あ、うぁっ……ぁぁ」ガタガタガタ 一「だ、大丈夫……?」 いちご「元気出すんじゃ……」 咏「同情を通り越して笑いしか出ないねぃ」 えり「こうもボッキリへし折るとは」 憧「……なんで私、喜んでるのよ」ギュッ 和「う、うぁぁ……」グスッ 京太郎「の、和!? やっぱり怪我したのか!? どこか痛いか!?」オロオロ \ザマァァァァ!/ \サスガニカワイソウ/ \コレモマタサダメカ/ 司会「えー、えらいものを見た気がしますが、まぁいいでしょう」 えり「いいんですね」 司会「それでは、これにてブレイド試写会を終了します!」 \タノシカッター!/ \ノドッチガンバー/ 司会「それでは最後に、締めの一言を須賀京太郎さんにお願いします!」 京太郎「え? あ、はい! えーっとですね!」 \ガンバッテー!/ 京太郎「これからもっともっと成長する俺達の姿、ちゃんと見てくれよな!」ニィッ / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ \キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!/ 司会「ありがとうございましたー!!」 京太郎「よっしゃ!」グッ 一「えへへ、かっこよかったよ!」 いちご「ちゃちゃのんも感動――」 咏「言うようになったねー、あの新人がさー」グリグリ えり「あはは。流石ですね」 憧「これからもよろしくね、主人公!」ポンッ 516 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 47 08.28 ID akljCfd6o [13/14] こうして、俺のアイドル復帰最初の仕事は終わった とは言っても番組はまだまだ始まったばかり これからもっともっと頑張らないとな! 京太郎「ということで竜華さん、これからもよろしくお願いします!」 竜華「当然や! 任せとき!」 頼りになる仲間とともに 俺は進む 煌「帰りますよー!」 宥「お弁当貰っちゃったね」 玄「おもちが無いのです、これは出来損ないだよぉ」 竜華「ああもう、静かにせんとー!」 ギャーギャ! ワイワイ! 京太郎「やっぱりアイドルって、最高!!」ニィッ だからやめられないんだ ~~~おまけ~~~ 警備員「」ピクピク 怪人「はぁ、はぁっ……か、勝った!!」ズゴゴゴゴッ ある意味引き返せないところまで来ているアラフォーであった カンッ! 548 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/24(月) 23 43 09.00 ID MNQrdd4vo [2/3] 数々のアイドル活動を経て、ついにステージでのイベントをも成功させた京太郎 あらたなファン層を獲得し、順調に思われたが……? ~~はやりんの必要性を語るには原稿用紙一枚じゃ足りない の巻~~ 【数日後 アクセル1】 ザワザワ はやり「……うーん」 タッタッタッ 宥「瑞原プロー!」 玄「ちょっといいですかー?」 はやり「はい、何かな?」ニッコリ 宥「京太郎君のメイクに関してなんですけど……」 玄「ふんふむ、これこれ、でいいですか?」 はやり「うんっ! いいんじゃないかな♪」 宥「じゃあ、しばらく体重制限で行きますね」 玄「全く。最近太り過ぎなのです!」プンプン! はやり「うーん。食事制限はしてるハズなんだけどねー」 宥「隠れて何か食べてるとか……」レイプメ 玄「うぅ、スタイリストとしては許せないよぉ」 美穂子「……」アセダラダラ ※太ったといっても1~2Kgです はやり「こら! 京太郎君を信じてあげなきゃ可哀想だよ?」プンプン 宥「そう、ですね。 それじゃあ失礼します」ニコッ 玄「瑞原プロのおもち……」ワキワキ 宥「玄ちゃん、行こう」 玄「うん!」 タタタッ はやり「……」 549 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/24(月) 23 56 00.21 ID MNQrdd4vo [3/3] ガヤガヤガヤ イソガシイヨネー ウン、イソガシイ タイヘンタイヘン バングミチカイカラネ、ショウガナイネ はやり「ほぇー」ポケーッ タッタッタ! 菫「瑞原プロ!」 はやり「うん? どうかしたの菫ちゃん」 菫「京太郎君の麻雀指導なんですが、この方針で大丈夫でしょうか?」 はやり「どれどれ……なるほどね。京太郎君の地力を上げる方針なんだ」ナットク 菫「ダメでしょうか?」 はやり「いいと思うよ。でも、どうして京太郎君の能力を底上げしないの?」 菫「はい。確かに今、京太郎君は五つのオカルトを持っています」 ※衣、照、淡、小蒔、咲のオカルトです 菫「ですが、それに頼りきりではいざという時に対応できません」 はやり「そうだね。相手によっては効かない場合もあるし☆」 菫「それに、今の私に教えられるのは……基礎力くらいなものですし」ウツムキ はやり「……菫ちゃん」プニッ 菫「はひゃっ!?」ビクンッ プニプニプニ はやり「どうして、そんな言い方するの?」プニプニ 菫「ひゃっ、ほっぺたを、いじらないでくらひゃい」 はやり「い~い~か~ら~!」 菫「うっ……だって、私はもう既に彼よりも弱くて」 はやり「そうかもしれない。でも、だからって菫ちゃんがいじけても仕方無いよ」 菫「……」 はやり「確かに京太郎君は才能があったし、オカルトにも恵まれてる」 菫「……はい」 はやり「でもね、誰がなんと言おうと京太郎君を指導してきたのは菫ちゃんなんだから」 菫「!!」 はやり「それは京太郎君がどれだけ強くなっても、変わらない事実なんだよ?」ナデナデ 菫「……瑞原プロ」グス はやり「地力を鍛える方針は私もそれでいいと思う! 頑張って、教えてあげてね☆」ウィンク 菫「はいっ! 頑張ります!」タタッ はやり「ふふっ、頑張ってねルーキーちゃん♪」クスクス 551 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 07 15.09 ID TSuCFpdKo [1/10] ガンバルゾー! モエテルワネー アーイソガシーイソガシー はやり「ぽけぽけ~」ウトウト タッタッタ! 明華「瑞原プロ!」 はやり「はにゃっ!?」ビクッ 明華「あら、お休みでしたか?」 はやり「ううんっ、大丈夫! 何か用かな?」ニコニコ 明華「はい。京太郎君の音楽レッスンなんですが……」スッ はやり「どれどれ……うわ、凄い! こんなに考えてるんだね☆」 明華「これで初CDは順調な出来になるかと」グッ はやり「……うーん、でもこれはちょっと修正かな?」 明華「えっ? どうしてですか?」 はやり「確かにこのトレーニングを受ければ、すぐにプロレベルの歌唱力になると思う」 明華「はい。私も自信があります」 はやり「でもね、その間他のレッスンをやらないわけにはいかないんだよ?」 明華「! それは分かります……ですが他の要素は既に高いレベルなので――」 はやり「だからって疎かにしていいわけじゃない。それは、明華ちゃんも分かってるハズ」 明華「……はい」 はやり「焦らないで明華ちゃん。大丈夫、京太郎君は今でも少しずつ成長してる」 明華「勿論です! それは私が保証します!」 はやり「うん♪ だから明華ちゃんも京太郎君を信頼してあげて、きっとすぐに追い抜かれちゃうから」クスクス 明華「ええ、楽しみです」ニッコリ はやり「それじゃあ、こことここを修正して……はい! このプランでお願い☆」サッ 明華「ありがとうございます。流石は年の功……ハッ!?」バッ はやり「」 明華「……失礼します」ピューンッ! はやり「」 553 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 19 13.40 ID TSuCFpdKo [2/10] ザワザワザワワー はやり「Zzzz……」スピィ タッタッタッタ 霞「あら、お疲れなのかしら」ツンツン はやり「おにゅっひゃ!?」ガバッ 霞「おはようございます。今いいですか?」 はやり「う、うんっ」ゴシゴシ 霞「京太郎君の演技の育成プランですが……」サッ はやり「どれどれ……えっ? なにこれは?」コンワク 霞「朝、昼、夜。全てを演技に費やして、最高の演技力を――」 はやり「ダメに決まってるでしょー!!」プンスコップゥーン! ~~~ 理沙「!?」ガバッ 靖子「ん? どうかしました?」 理沙「……出番」シュンッ 靖子「??」 ~~~ 霞「ダメですか?」 はやり「当たり前田のクラッカーだよ☆」 霞「(ふるっ……)」ブルブル はやり「確かに演技が大事な時期だけど、京太郎君のモチベや体力も考えてね」サッ 霞「はい、善処します」スタスタ ジャアサッソクレンシュウネ エッ? フフッ、イクワヨ ウワァァァァ!? はやり「ふわぁ……」ネムネム 556 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 42 00.38 ID TSuCFpdKo [3/10] 【数時間後 アクセル1】 ガヤガヤガヤ はやり「Zzzzz……」 スタスタ 竜華「お疲れやなぁ」クスッ 煌「あらあら、こんな場所じゃ風邪をひいちゃいますね」サッ ファサッ はやり「んふ……京太郎君……ムニャ」ネムネム 久「昨日はあれだけ【私も京太郎君に教えたーい!】って騒いでたのにね」クスッ 竜華「あれは大変やったなぁ」 スタスタ 京太郎「うぅ、絞り取られたぁ……」バタッ 美穂子「お疲れ様です、若」ヨシヨシ 京太郎「ありがとうございます。って、どうかしたんですか?」 竜華「ああ、瑞原プロの事なんやけど」 京太郎「はやりさんですか?」 竜華「育成の事やらなんやらをずっとお願いしとるけど、実際にレッスン見て貰ったことないやん?」 そう言われればそうだ スキル、というのが抽象的すぎてやる機会が無かったというのもあるけど 煌「それで瑞原プロ、昨日遂に暴走してなぁ……」 久「三日前の打ち上げでお酒を飲んでどんちゃん騒ぎ」 京太郎「そ、そんなことがあったんですね……」 美穂子「若は早めに帰ったのでご存知ないかと」 京太郎「すいません。俺のせいで」 知らず知らずのうちにはやりさんにそんな不満を与えていたなんて 俺、悪いことしちまったかな はやり「Zzzz」ムニャムニャ 竜華「ううん、京太郎君が気にすることやないし」 京太郎「でも!」 竜華「それに、瑞原プロがいじけたのは……自分が教えられないことやないと思う」 京太郎「え?」 久「……力になりたかったのよ、きっと。他のみんなと同じようにね」 557 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 46 30.22 ID TSuCFpdKo [4/10] 京太郎「そんな……! だってはやりさんは頑張ってくれてるじゃないですか!」 俺の育成に関して、バランスを取ってくれるはやりさん 正直この人がいなければ、今頃俺はダウンしているだろう 竜華「せや、だから京太郎君」 京太郎「はい、なんですか?」 煌「……とっておきの夢、見させてあげませんか?」ウィンク 京太郎「とってきの、夢?」 それって、一体――? はやり「むにゃむにゃ……」 竜華「それは!」 京太郎「!!」 コンマ安価↓3 00~09 一晩を明かす (強制ED) 10~49 一日付きっきりでレッスンする 50~89 一緒に食事する 90~99 一日デートする ゾロ目 はやりんEDだよっ☆ 562 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 55 45.26 ID TSuCFpdKo [5/10] 【翌日 アクセル1】 はやり「うぅっ……昨日は事務所で寝ちゃうなんて」ズゥーン 京太郎君とかに寝顔見られちゃったかなぁ……? 恥ずかしいよぉ…… はやり「だ、大丈夫。はやりはまだまだイける♪」 そういうことにしておこう そうしよう☆ ガチャッ はやり「おはようございまーす☆」 京太郎「あ、はやりさん。おはようございます」ニコッ はやり「おはよう。あれ? 一人?」 どうしたのかな? 今日は朝から演技のレッスンが入ってたハズだけど? 京太郎「実は霞さんが急なぎっくりおもちで来れなくなりまして……」 はやり「え!? 大丈夫なの!?」 京太郎「はい。なので、今日ははやりさんに見てもらおうかと」 はやり「うぇっ!?」ドキッ ちょ、ちょっと待って! 私が京太郎君に!? はやり「あ、あわあわっ☆」 淡「呼ん――」 菫「お前はこっちに来い!」ガシッ シュタタタッ! はやり「あれ? 今誰か――」 京太郎「あっ、あー!!! そ、それとですね!!」アセアセ はやり「??」 京太郎「今日は宥さん、玄さん、明華さん、菫さんもぎっくりおもちでお休みです」 はやり「え、ええええ!? どういうことなの!?」 京太郎「それどころか、事務所のアイドル担当チームの全員ぎっくりおもちです」 はやり「インフルエンザみたいだね。……というか、なんか嘘っぽいなぁ?」ジロッ 京太郎「あっ、ちなみに透華さんもです」メソラシ はやり「せ、世界の終わりがくるっ!?」ビクビク 透華「ちょっと待ちなさいですわ……」ゴゴゴゴゴッ 竜華「お、落ち着くんや!」ガシッ! 566 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 01 11 53.33 ID TSuCFpdKo [6/10] 京太郎「と、とにかく! そういうことなので!」ガシッ はやり「ひゃ、ひゃいっ!?」ドキッ ドキドキドキドキ え? 何これ? 京太郎君が近い、近いよぉ……// はやり「……//」カァァァ 京太郎「今日ははやりさんが、俺のレッスンを見て貰えますか?」 はやり「わ、私なんかで、そのっ、いいのかな?」モジモジ 京太郎「はい。勿論です」ニィッ はやり「~~~っ」ブシュゥゥゥ 京太郎「ダメ、ですか?」 はやり「う、ううんっ! ダメじゃないよっ!」アセアセ 京太郎「……」ジィーッ はやり「……」ガバッ 京太郎「はいっ!?」サッ ギュゥゥゥウゥ はやり「ふふっ……♪」スリスリ 京太郎「はやりさん……」ナデナデ はやり「んふー♪ 今日は一日、頑張ろうねっ☆」 京太郎「はいっ」ニコッ 正直、京太郎君がこうして私だけを見てくれるなんて……夢みたい これから先、こんな機会なんて存在しないかもしれない だから―― はやり「ねぇ、京太郎君」 京太郎「はい?」ニッコリ 私なりに―― はやり「んー♪」スッ チュッ ロッカー「!?」ガタガタガタッ!? 私なりに、背伸びしてもいいよね? 京太郎「え? 今の……?」ドキドキ はやり「ふふっ、今度は口――狙っちゃおっかな?」 京太郎「ええっ!?」カァァァ はやり「あははっ!」 ロッカー「「「「「「「「「「……」」」」」」」」」」」メラメラメラ! 569 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 01 32 48.67 ID TSuCFpdKo [7/10] はやり「私は厳しいからねっ!」 京太郎「はい! 望むところです」ニカッ こうして、私と京太郎君のレッスンが始まった 久しぶりのレッスンで色々と戸惑うこともあったけど、京太郎君とのレッスンはやっぱり楽しい ~~~ はやり「はい。お疲れ様。これで今日のレッスンは終わり☆」 京太郎「よっしゃ! はやりさん、ありがとうございます!」 はやり「昔に比べて成長したね。ふふっ、音痴だったころが懐かしい……」クスクス 京太郎「や、やめてくださいよ!」カァァ 京太郎君はどんどん成長してる それを教えるメンバーも、少しずつ成長しているんだよね はやり「私も、負けてられないなぁ」クスッ 京太郎「え?」 はやり「……見ていてね京太郎君。私、頑張るから」 私に出来ることは京太郎君を指導することだけじゃない 今いるコーチを指揮すること、そして―― はやり「私自身も、次のステージへ」ゴゴゴッ 京太郎「!!」ゾワッ あの時の仕返し、楽しみにしていてね! 小鍛治プロ! ~~~ 健夜「!?」ビクッ 恒子「どうかしたんですか?」 健夜「……えと、今寒気が」 恒子「寒気?」 健夜「も、もしかして須賀君が応援してくれてるのかな?」エヘヘ 恒子「(ないわー)」 ~~~ 京太郎「それじゃあ、今日は帰りましょうか」 はやり「うんっ!」 それに――私はやっぱり気づいちゃった 京太郎「一緒に帰るの、久しぶりですね」クスクス はやり「えへへっ、手をつないじゃお♪」ギュー 京太郎「わ、わっ!?」ドキッ やっぱり私―― はやり「もう、離してやらないもんね☆」 京太郎「あわわ!?」 はやり「かわいいっ!」ホオズリ フニュグニュン 京太郎「あばばばっ!?」 この人のこと、好きなんだって カンッ 573 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 01 45 34.52 ID TSuCFpdKo [8/10] 【お ま け】 ~~ロッカー内~~ 竜華「なぁ……隠れて様子見るんはええんやけど」ギュウギュウ 煌「はい……」ギュムギュム 久「なんで、みんなで入ってるのかしら?」ギュ^ギュー 透華「あんまりですわ……」グリグリ 美穂子「あぁ、上埜さんっ!?」ゾクゾク 菫「そもそも、これロッカーって大きさじゃないような……」コンワク 宥「あったかい……あつい、あつぅい……」ギュムギュムゥゥウ 玄「おも、おもちぃ……グヘヘ、おもちぃ」ワキワキ 明華「い、息が……」ギュウゥゥゥ 霞「ちょっと、そこはダメよ……んっ!?」ビクンッ 淡「くるしぃよー」ジタバタ 和「あ、暴れないでくださいっ!」 照「もう、ダメ――」 ガタガタガタガタガタ! バッタァァァーン!! 女子s「なにゃっ!?」ズシャァァァ!? 京太郎「あっ」 はやり「?」 …… 女子s「……」 京太郎「……」 はやり「……これ、どういうことかな?」ニコニコ ハヤリンビーム☆ ドゴォォォオオォォォォンン?! ウギャァァー!? 京太郎「やれやれ。締まらないなぁ、やっぱり」クスッ でも、この方が俺ららしいよな 京太郎「ですよね、竜華さん?」 竜華「いいから助けんかーい!!」 チュドォォォオンン! 竜華「」バタリ 京太郎「あ、死んだ」 カンッ 574 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 01 58 53.16 ID TSuCFpdKo [9/10] 【次回予告】 それは――終わりの始まりにすぎなかった ゆみ「全く、こんな場所に呼び出して……」 桃子「見せたいものってなんすかね?」 数多のファンの中でも―― 【彼女】はひと握りの偏愛の持ち主である 智美「待たせたなーみんな」ワハハ そんな彼女の見せた―― 佳織「さ、智美……ちゃん?」 智美「京太郎君がお好き? 結構、ではますます好きになるぞー」ニヤリ 愛情の証 智美「みんなにコレを見せたくて――」 睦月「京太郎君といえば、今日ここに――」 そして―― その愛の証と、一人の大ファンと―― 京太郎「お久しぶりです」ニッコリ アイドルが交差する時 智美「……ここで、逃がす手は無い」ニヤァ ゆみ「お前、まさか!?」 智美「飼えばいいんだろー?」クスクス 世界は――光を失う 【次回 究極の愛は痛みだって、どっかの誰かが言っていた の巻】 智美「餌は美味しいかー? キョウタロー」ナデナデ ??「……わぅっ!」モグモグ ※ このスレはほのぼのです 588 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 22 31 27.78 ID ofPzq5meo [2/12] それは……京太郎が帰国して数日が経った日の事であった 世間では京太郎のアイドル復活に歓喜し、こぞって報道を行っている そんな狂喜乱舞するファンの中でも、さらに人一倍喜びを噛み締めるファンがいた そう、その人物こそ―― \ | ハリ .| ∨ / \ | 丿 弋 ̄ ̄マ フ .| \ \  ̄ ̄\ \.........メ / / \ \ | \ / / ハ | 丶、 _, イ´ / \ / ̄\ ´ ´| ノ  ̄  ̄  ̄ ..../ 丶、、、 /| リ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛゛゛゛゛ \ |" ヾ\ / ゙゙\ \ / 〉 |\/ ヽ \ /\ /∨ \ <<究極の愛は痛みだって、どっかの誰かが言っていた の巻>> 【長野 某所】 ゆみ「お、早いな」スタスタ 桃子「お疲れっす!」 ここは鶴賀学園から少し離れた場所にある広場 俗に言う空き地のようなものだが、人はいない 廃材や、捨てられた車などが放棄されているからである ゆみ「……ん?」 睦月「あっ、お待たせしました!」トタタッ 佳織「ごめんなさいっ!」 桃子「いえいえ、私達も今来たとこっすから」 地元の子供ですら、親に言われて近づかないような空き地 ここに彼女達が集まっているのには理由がある ゆみ「しかし遅いな蒲原の奴」ハァ 佳織「え? まだ来てない……?」キョトン ゆみ「全く、こんな場所に呼び出して……」 桃子「見せたいものってなんすかね?」 そう、ともに戦った戦友の呼び出し それが彼女達が集った理由なのだ 589 名前:車の違いは気にしない ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 22 44 15.49 ID ofPzq5meo [3/12] だが、当の呼び出した本人が来ない 睦月「何か急用とかじゃ?」 ゆみ「いや、それならメールの一通ぐらい……」 普段の彼女なら、それくらいはする それなら一体――? プップー!! 桃子「!?」ビクッ ゆみ「クラクション? 蒲原か!」 クラクションを響かせながら車が空き地へと侵入してきた その窓からは彼女たちのよく知る友人、蒲原智美が顔を出している 智美「待たせたなーみんな」ワハハ 佳織「さ、智美……ちゃん?」 紛れもなく、自分たちの知る蒲原智美 乗っている車も苦い記憶とともに刻まれたものと同じタイプのものだ だが――決定的に違う部分がある ________________________ / ─────── / ,───ヽ_,...---、_,.、.-─---ヽ ,/∧ ∧ ワハハ //| ./ / / ヽー-、 .ヽヽ ,/<(゚∀゚ )> //| /. , ! iハ!/メ、.i | \ .ヽ| _∠__( _) __ //_|ニ)___ イ { ヽN 'i !/!人iヽi.___|_| /.__,、,-z . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ / | _1 i( _ 丶 \ __| //.〃 〉 ス __ / ノ/ ̄ ̄| ̄ . / `Yリヽ '、_)'´!`ー` .\_| / // ノ ((从从ル.=//_ /________| / .. | ,. _/ __________| | ̄ ."ヾ(l ゚ -゚ノ".]┘ ̄ ̄ /;;;;;;;ヽ | ̄/. 、 ト、ィ' . ̄/;;;;;;ヽ ノ |二|└────┘ |二)__|_| (∴) |__|_____|_____| (∴) |____ノ  ̄ ̄ゞゝ;;;;ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゞ_ゝ _ノ ゞ;;;;;;ノ ゞゝ _ノ ゆみ「」 桃子「」 睦月「」 佳織「……」キュンッ ごらんの有様である 592 名前:車の違いは気にしない ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 22 53 51.97 ID ofPzq5meo [4/12] 痛い車 略して痛車 名前は知っている、あのアニメのキャラとかを貼り付けてるアレでしょ? それが加治木ゆみ達の認識であった ゆみ「(だが、これはなんだ?)」 桃子「」ブルブルブル 睦月「」シーン 全くもって理解不能 高架橋に落書きをする不良と同レベルにしか思えない それが加治木ゆみ達の見解となった 佳織「……(触りたい)」ドキドキ まぁ、約一名を除いてであるが バタンッ 智美「遅くなってごめんなー」ペコペコ ゆみ「か、蒲原……お、お前?」 智美「ん? これに気づいちゃったか?」ワハハハ 気づくも何も、気づかない方が無理なレベルである 桃子「な、なんすか、これ?」ワナワナ 智美「須賀京太郎君だけど?」 桃子「いえ、そういうことじゃなく」 智美「京太郎君はアイドル。一時遅れを取ったが、今や巻き返しの時だからなー」ワハハ _,. ...,,_ ,. ' ´ ` 丶. , ´ , , ヽ , ' / / / , 、丶 / / 〃 / / 〃 / ヽ、 ヽ、\ ,' 〃 ,イl 〃 / // l / 丶 . i ヾ 、 i !i /〃 | !ム l-!-|l | l ,ィl、ヽヽ ! |l / /ハ [」!,,,」__ヽ! l-l、/ lハ ! | i ヾ|!〃__7'´ r' ;,i「ヽ , = 「 /l ! // `、 l/ /! ヽ_ ヾ;;;ツ __ ' r';i!Yノイ|y' ヽ! 〃! ` ‐-- '´ ヽヾ' ト、 !lハヽ. ト !| lj /// ' ` 7'i´ リ l i l ヾヽ、 _,.. _ / ! 〃l// ヽ、.ト、 !` 、 ´ , ´ 〃 //´________,ィ'^| 、/l `r - ' ´ |l リ l ヽ X ハ、 !| { l ノヽ > / `rー-- 、 〃 l l ヽ∧_∧! l ぐ 丿 ヽ、 /ヽ! ∨ヽ/ 〉´ 佳織「うわぁ、うわぁ……♪」サワサワ 智美「おっ、佳織は興味あるのかー?」ワクワク 佳織「えっ!? えとっ、その……この人、知ってるから……//」カァッ 智美「京太郎君がお好き? 結構、ではますます好きになるぞー」ニヤリ 佳織「そ、そそそういうわけじゃないよ!」アセアセ 593 名前:車の違いは気にしない ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 02 06.76 ID ofPzq5meo [5/12] 智美「遠慮することは無い無い」ワハハ ゆみ「待て、落ち着くんだ。少し頭の整理をさせてくれ」 智美「それじゃあこの携帯テレビで」ドンッ テレビくん「オッスオネガイシマース」 ゆみ「聞け!」 智美「ソルサキの名シーンを……」ピッ ザザーッ テレビくん「(京太郎ドアップ)」デデーン 桃子「あ、イケメン」 ゆみ「相変わらずいい男だな」 睦月「流石ですよね」 佳織「あわわっ!?」 ~~~三十分経過~~ 智美「ということで、京太郎君の良さはわかってもらえたと思うぞー」ワハハ ゆみ「」ゲンナリ 桃子「あの、もしかして私たちをここに呼んだ理由って……?」 智美「うん」ニッコリ / 丶 / / \ / / / / ヽ / / / / / ヽ , / // /!`メ、| /! , | |. | ', ′ __.. 彡 | | | |/_|メ、| { ,' / | /|. | ', l >─ |ハ lx仡斥㍉|ハ /}/_斗イ | / | l \ / |. {{ { // } ' , / 仡斥㍉,|/| | 八. \ / \| V //ノ ` { // } }} / / \ \ /; /! `¨´ V //ノ / /|/ ヽ > {∧ | l __ `¨´ 厶イ ! \ ヽ |小、 l  ̄ 7 / | / {八\ \___ / /! }ノ , '′ _/ \丶. __ .. 、<_ _从/-‐ '′ ___.. イ ', \_ _jヘ、 x< | ', /⌒V ヽ._ / ヽ | , /ヽ ハ \  ̄`ヽ ', | ∧ / 〉‐{ ,\ 〉 ', | ', └--/ ‘、 / } i ヽ/ ', 智美「みんなにコレを見せたくて」 ゆみ「」チーン 桃子「うわーお」 佳織「(やっぱりカッコイイ……ストームファンやめようかな)」ウーン 睦月「あ、そうだ」ポンッ 智美「ん? むっきーどうかしたのか?」 594 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 06 40.01 ID ofPzq5meo [6/12] 睦月「いえ。京太郎君で思い出したんですが」 智美「何を?」 睦月「今日、私の家に来るんですよ」 智美「ふーん」 睦月「ビデオ見たせいで約束の時間まであと十分くらいしかないです」 智美「へぇ……」 睦月「……はい」 智美「……」 睦月「……」 智美「えっ?」 睦月「はい?」 智美「誰が来るって?」 睦月「須賀京太郎君が」 智美「どこに?」 睦月「私の家に」 智美「」 ,......-‐‐-...、 __ / 丿 . . . . . . . . .ヽヽ ,、 ,、 / /{ ; . ヽ, | | ././ / ;'' ljへ、 ヽ; l l | | /./ / /‐-、 r‐‐`‐ヽ j l ,ィ.l`iィ i ,' /.弋フ` 弋フ l;-、 ノ l l_f} ヽ .l ;'/ l , '´/' l | { l. ;/ ! _ __ ィ-/ | l_,ヽゝ | ,..--..ヽ_ , .ィ !/ ,ィ'ク´く | .| ハ ヾ / /`Tヽ,-‐ / .j _ / j | .| イ 、 l / !イ 、/ / / ノ l | i'´ =- _ _l .´ レ l ./ _/ レ //¨ | |__,ィ='´ ./ ヽ . | レ . _ _ / / l .! ヽ ヽ - _ .l ヽ!// Y | ヽ、 _ ヾ 、r'´ .! / } | .ス ノ '、 | j' '、___,. ィ'=-''´¨ } . . .d / } . .l イ / . .| / ! / | ノ . l 智美「ほ、ほわぁぁぁぁぁぁ!?」ガタガタガタ 桃子「え? えっ!?」 ゆみ「ど、どういうことだ!?」 佳織「」 睦月「あれ? 言ってませんでした?」 600 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 15 14.47 ID ofPzq5meo [7/12] 【二日ほど前 ブレイド収録スタジオ】 ハイ、オッケーデ-ス スコシキュウケイシマース 一「ふわぁ、疲れたよー」パタパタ チラッ 京太郎「ぶはっ!?」 一「あれ? どうかしたの?」キョトン 京太郎「い、いえ……(服をパタパタさせると俺には丸見えなんですが……)」ハナジダラダラ 一「??」 咏「こら、何をやってるのかねぃこの痴女は!」ペチンコ 一「あいたぁー!? ウタちゃん何すんのさ!」 咏「役では年下でも、現実じゃ敬えよー」グリグリ 一「あにゃにゃっ!?」イタタタ いちご「(い、今がチャンスじゃ!)」タタタッ 憧「辛味噌」スッ いちご「あっ!」ピタッ ソレタベテモイイカナ? イイワヨー 京太郎「あはは。みんな元気ですね」クスクス ガチャッ 京太郎「ん?」 睦月「あ、あのー?」 京太郎「あれ、貴方は確か――」 睦月「うわっ!? 京太郎君だ!」ビクッ 京太郎「確か鶴賀の……?」 睦月「(うわやばっ……近くで見ると本当に……!!)」 京太郎(容姿S)「?」キラキラキラキラ 睦月「あ、えっと、その……//」ドキドキドキッ 601 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 23 47.96 ID ofPzq5meo [8/12] ~~そんなこんなで~~~ 監督「ということで、彼女が最後の追加ライダーだって。それ一番言われてるから」 京太郎「はえー。そうだったんですね」 睦月「まさか東京旅行中にスカウトされるとは……」テレテレ 憧「あれって結構びっくりしますよねー」 咏「最強のライダーねぇ」ウーム いちご「なんだか嫌な予感がするんじゃが……」 一「あー、なんだかコーラフロート飲みたいなぁ」 監督「ふろー……と?」ピクッ 京太郎「じゃあ俺はパフェ食いたいっす。キングサイズの!」 監督「キング……?」 いちご「ちゃ、ちゃのんもストロベリーパフェを!」ビンジョウ 憧「八王子にいい店あるらしいわよ?」 咏「じゃあ、みんなで行くかねー」 えり「うぅ、甘いモノは……」オナカサスサス 監督「はち、王子……ジャック?」 一「うぅ、ボクだって連れてってよね!」 咏「お前はフロートで我慢しろってのー」ウリャウリャ 監督「キング、ジャック……一人だけフロート。これはいいかもしれない」ウゥム 睦月「???」 京太郎「それより、津山さん。ちょっといいですか?」 睦月「え? はい」 京太郎「実は、お聞きしたいことがあるんですけど」 睦月「なんですか?」 京太郎「犬――好きですか?」 睦月「……へっ?」 ~~~~~ 睦月「ということでして」 一同「」 603 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 34 13.51 ID ofPzq5meo [9/12] 睦月「何か変なことありました?」 ゆみ「い、いや色々とおかしい。だが、お前が仮面ライダーに出ることは百歩置いておこう」グギギギ 桃子「そうっすね。そこに突っ込みいれるとキリが無いっすから」トオイメ 智美「そ、それでなんで京太郎君が!?」クワッ 睦月「実は子犬の飼い主をさがしているらしくて」 佳織「子犬?」 睦月「それで、一度見て欲しいってなって……それで」 智美「」 ゆみ「なるほど。しかしまたどうして?」 睦月「捨て犬を見逃せなかったらしいですよ」 桃子「へぇ、いいとこあるっすね」 智美「やっぱり須賀君はアイドルの鑑じゃないか!」カンキ 睦月「とまぁこういう経緯でして」 智美「いや。それなら急いでむっきーの家に行こう、そうしよう」ワハハ ゆみ「正気か!?」 智美「須賀君に会うためならなんでもするぞー」ワハハ 桃子「ん?」 佳織「今――」 睦月「なんでも……」 スタスタ ?「あ、いたいた!」 一同「え?」 ?「よかった。自宅の方に行ったら、ここに向かったって聞いて捜してたんですよ!」 智美「こ、この声は――?」ドクンッ ゆみ「まさか、そんな!?」 桃子「す、須賀……」 _ , 、 /ィ--∨ .- 、 __/ , , } l \ ` ー-, | /{ { l | | . /_/ | / 从 ,-}/、 |l | / 从 -rォⅥ /rォ- }イ { _` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ } }∧ Y {{ |Y } 从∧ _ 八{ 「l | || | | | Ⅵ 、 ` ー` イ / ' { ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、 | ' ノ_,」// | |/()| . /´ //////∧_ r '///>- 、 ∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、 {//\___「///////// ∨////////////∧ |////()/}//////////{/////====/// //| 京太郎「お久しぶりです」ニッコリ 睦月「久しぶりだね」ニッコリ 智美「アプシェリッヒリッタァァァァァ!?」ドヒュゥゥゥン!! 607 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 45 59.49 ID ofPzq5meo [10/12] 京太郎「ん? うわっ! 鶴賀のメンバー勢ぞろいじゃないですか!」 ゆみ「あ、ああ。久しぶりだな須賀君」 京太郎(容姿S)「加治木さん! お久しぶりです」ニコッ ギュルルルルルル!! ゆみ「」ドゴォォォォン! 桃子「せ、せんぱぁぁぁい!?」 佳織「は、はわわっ!?」ガタガタ 京太郎「だ、大丈夫ですか?」サッ ギュッ ゆみ「うぼぁ!?」ガクガク 桃子「おいゴルァァァ!? 何気安く触ってんすかぁぁぁ!?」ガシッ 京太郎(容姿S)「あっ……すみません」シュンッ 桃子「(え、何こいつ超可愛いっす……)」ドキッ ゆみ「わ、私は大丈夫だ。少し、気が動転しただけだ」 京太郎「そうなんですか?」 智美「あ、あの、あの! きょ、京太郎君!」ドキドキ 京太郎「あ、蒲原さん! クリスマス以来ですね!」ニッコリ 智美「んひっ♪」プシッ 京太郎「? どうかしました?」 智美「そ、そうだなー……」スッ ギュッ 京太郎「また会えて嬉しいです」ニギニギ 智美「」ジュワァーン 京太郎「(なんかすっげぇ手が湿ってる――)」ウーム 睦月「(今のうちに痛車にブルーシート被せてあげよう)」ガサガサ 佳織「優しいね……」 睦月「まぁ、京太郎君なら喜びそうだけど」 京太郎「……?」 コンマ安価↓3 00~09 ゆみちん暴走モード 10~49 普通に会話 50~89 痛車に気づく 90~99 ほのぼのストーカー誕生(桃子) ゾロ目 智美ED 621 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 57 01.56 ID ofPzq5meo [12/12] 智美「(もう一生洗わないぞー)」スンスンッ ゆみ「」ビクビク 桃子「アリエナイッス、ワタシガオトコニセンパイイガイノオトコニ……」ブツブツブツブツブツ 佳織「うわぁ……」 京太郎「さて。じゃあ挨拶も済みましたし、本題に入りましょうか」 睦月「そういえば子犬はどこに?」 京太郎「そうだ。おいで、ホロ!」パンパン タタタタッ ホロ「わうっ」ハッハッ 睦月「おー、可愛いー」ナデナデ ホロ「がぶっ」 睦月「わー、痛いー」グリグリ 京太郎「すみません。こいつ、思いのほか凶暴で」 睦月「うーん。私は嫌われてるかな」 ホロ「ぐるるるる」 京太郎「どうどう。困ったな、他に頼れる人もいなくて……」 睦月「そうなると――」 智美「!」ピキィーン! ビシィッ!! 京太郎「?」 睦月「え?」 智美「その犬……私が飼う」バァーン! 京太郎&むっきー「「ウェッ!?」」 智美「それなら問題ないハズだぞー」ワハハ 京太郎「そうですけど、いいんですか?」 智美「問題ない、問題無い」ワハハ 睦月「ちょ、ちょっと!」コソコソ 智美「んー?」 睦月「本気なんですか?」ヒソヒソ 智美「折角のチャンスだしなぁ……」ニコニコ 睦月「で、でも!」 智美「……ここで、逃がす手は無い」ニヤァ 睦月「!?」ゾワッ 京太郎「??」 選択安価 ↓2 1 ほのぼのえんど 2 かんっきんっ えんど 624 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 05 39.89 ID 4tt9OnB+o [1/10] 京太郎「でもホロが懐くかどうか……」 ホロ「わぅっ!」タタタッ 智美「……」ジィーッ ホロ「……」ジィーッ ※ ここからは脳内言語でお楽しみください ホロ「お姉ちゃんもきょうたろーをいじめる?」 智美「私は何があっても京太郎君を裏切らないぞー」 ホロ「ほんとぉ?」 智美「勿論、例えロケットで宇宙に飛ばされて体がバラバラにされても愛し続けるからなー」ワハハ ホロ「……なら、大丈夫」タタッ 京太郎「!?」 ホロ「きゅぅーん」スリスリ 智美「可愛い奴だぞー」ワハハ 京太郎「ほっ」 睦月「(なんか複雑な心境――)」ズゥーン 京太郎「じゃあ蒲原さん。お願いしますね」 智美「ああ。責任をもって育てる」ナデナデ ホロ「わうっ!」 京太郎「俺も、仕事の無い日に様子を見に来たりしますから」ニコッ 智美「あ、そっかー(ダメだ……まだ、まだ笑うな)」 京太郎「ダメですか?」 智美「勿論いいぞー(こらえるんだ……しかし……)」ワハハ 京太郎「ありがとうございます」 睦月「笑ってるやん」 ゆみ「ああ、笑ってるな」 佳織「智美ちゃん……」ショボォーン 桃子「ブツブツブツブツブツブツブツ」 こうして、蒲原智美の謀略は成功した とは言っても、この時の彼女は知る由も無かった この子犬を拾ったのは京太郎と―― もう一人いること 痛車「」ポツーン そして、数ヶ月が過ぎた―― 625 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 14 20.61 ID 4tt9OnB+o [2/10] 【数ヶ月後 蒲原邸】 ホロを引き取ってから数ヶ月 そのわずかな期間は智美にとって、まさに至福の時間であった 完全復活した京太郎は仕事に出まくり、人気も絶頂 そしてわずかな休日の間を縫っては自分に……ホロに会いに来てくれる 須賀京太郎を応援するファンとして、これ以上に無い幸せであった だがしかし、一つだけ盲点があるとすれば それは―― 智美「まさか、まさか――」 ホロ「わぅ~♪」 和「あはは、くすぐったいですよ」 京太郎「こら、ホロ! うらやまけしからん奴め!」 イチャイチャ~ン 智美「おのれおのれおのれ……」グギギギギッ そう、もう一人の拾い主である原村和 彼女もまた、京太郎と一緒にホロに会いに来るのだ 京太郎「ふぅ……ごめんな。何度も押しかけて」 智美「ううん。気にしてないぞー」ワハハ 京太郎「和も喜んでるし、本当に智美には世話になってる」 智美「……うん」 この数ヶ月で、智美は薄々勘付いていた 京太郎は原村和に好意を寄せている それは――原村和が京太郎に寄せる想いと同じように 智美「……」 しかし、だからと言って智美には何もできない 今更ホロを返すなんて非常識だし、かといって正面切って問いかける程の勇気も無い ただ、現状を続けるだけ 自分の家が京太郎と和の逢瀬に使われている その光景をただ目に焼き付けて、悔しがって 苦しんで、涙をのむ他ないのだ それだけで、自分は幸せなのだから―― 京太郎「おい和! たまには交代だ!」スクッ 和「あ、はい! じゃあ私も少し休みますね」タタタッ 智美「あっ」 今もこうして、自分の横から去っていく彼を呼び止められない 自分は一体―― 彼にとってなんなのであろうか? 626 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 24 44.68 ID 4tt9OnB+o [3/10] 和「ふぅ……。すみません、毎度お邪魔して」 智美「……わ、わはは」 和「蒲原……さん?」 智美「それ、さっき京太郎君からも聞いたぞー」ウツムキ 和「え?」 智美「通じあって……るんだなーって」ズキン 和「……」 ジワっと涙が溢れそうになる それを必死に抑えようとするが、もはや自分の意思ではどうにもならない あの人の前では笑顔で有り続けようと思っていた なのに――どうしても涙が止まらない 自分はこんなにも弱かったのか 智美はただ、情けなさを感じるばかりだった 和「……はぁ、蒲原さん。アナタ、何も見えてないんですね」 智美「え?」 涙をこする智美に、和は憮然と言い放つ その声色には少しばかり嫉妬のようなものが感じ取れた 和「彼が――須賀君が年上にタメ口なのは、アナタだけです」 智美「は?」 一体それがなんの関係が? そう返そうとする間もなく、和はすかさず続ける 和「ほぼ休みの無いスケジュールをやりくりして、どうにか週に一度はここに来ようとする」 智美「え? それって――」 和「……最近の口癖は――」 ~~~~ 京太郎「よし、これで智美がまた喜んでくれるかな……?」ヘヘッ ~~~~ 和「――だそうですよ」ジトッ 智美「……え?」 意味が分からない 今日はエイプリルフールではないし、目の前の少女がこんな嘘を吐くとも思えない じゃあ、どういうこと? 今のは…… 智美「本当、なのかー……?」 和「……どうして私が、敵に塩を……」ボソッ そう言って、和は立ち上がる 智美の質問には意地でも答えないという意思表示なのだろう 628 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 36 08.25 ID 4tt9OnB+o [4/10] 和「それと……リタイアするのは勝手ですけど、一つだけ言います」バッ 智美「えっ?」ドキッ 和「最後は、私が勝ちます」 智美「……原村和」ギュッ ああ、そうだった 目の前のこの少女は―― これまで何度彼に相手にされなくても どれだけ想いをへし折られても、諦めずにただ前へ進んできた 和「だから、少しは抵抗してくださいね」 それゆえの自信 自分が負けるハズが無いという――想いの強さ なのに自分はどうだ? 昔からこの少女を妬むばかりで、何もしようしなかった 無いものねだりで、自分の価値を下げていたのだ 和「じゃあ……」 智美「待って欲しいなー」 和「……」ピタッ 智美「お陰で目が覚めたぞ」ニカッ 蒲原智美は笑う そこには一片の迷いも無い あるのは決意 絶対に自分の想いを叶えるんだという、覚悟 智美「京太郎君は、私のモノにする」 和「奇遇ですね。私も同じ気持ちです」 だからもう諦めない 涙なんて必要無い だって、彼は―― 京太郎「おーい、二人共! こっち来いよ!」ニカッ 智美「ワハハー! 今行くぞー!」ダッ ⌒ヽ ___ __} ^∠⌒` . ´ ` . / \ / ./ \ / / / \ \. / / / / { / | . | . / / / . / /-- | { | l ∧ . / . .| . i /l/ __八 八l/ ' . .| . / | . | .|_ァ'^~苧ト\ /l/^苧ト、_| | .. \ |八 `{ __)刈 \ / __)刈 リ / .. \ . . .| 乂__ソ 乂_,ソ 厶イ 〉 \ . | , | / \| . _____ . | . / 八 人 ∨ ノ 人 八/ \个 . ー‐ . 个 / |八 i - i /l 八/ _\ノ |/ ノ'_ __ -‐/´⌒く____ '⌒` 、‐- __ / | i i i i |\ / ` 、 / | i i i i | ------- \ 京太郎「……ああ、いい表情だ」クスッ 彼女の、素敵な笑顔に恋しているのだから ED4 ~~それはまるで太陽のような~~ 640 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 54 21.10 ID 4tt9OnB+o [6/10] 京太郎「本当に助かりました」ニコニコ 智美「ワハハ。私もちょうど犬が欲しかったんだぞー(大嘘)」 京太郎「でもよかった。これで和も喜びますよ」 智美「そっか。それはよかっ――」 京太郎「?」 智美「え? 今なんて……?」 京太郎「あ、そういえば言ってませんでしたね。実は――」 カクカウシカジカ 京太郎「ということでして。だから和と一緒に様子見に来ますね」ニコニコ 智美「トラウリヒドラッヒェェェェェェェンッ!!?」バヒュゥウゥゥン!? 京太郎「??」 ゆみ「蒲原――策士策に溺れたな」 睦月「まぁ、半分は目的達成できましたし」 佳織「(京太郎君を写メっておこう……)」パシャッピロリ~ン♪ 桃子「……」ポーッ 京太郎「ん? どうかしたか?」 . . ∠´  ̄  ̄ ` . __ . ´ ` \ ` . / . /⌒ \ / . / \ ヽ . ' . / ヽ / . . ' . / . / ./ /. . ⌒l i Y. / . / . / . // // // / | i i . . '. / . / . //__.// //. / / | l | . /. / | . ! ! .ィ´/. //` //. / / | | | i /. / ル从! / ≠ く/. //! !´/ ̄ `ヽ j ! | i /. / . /レイ「云K . ! ! i リ ≧≠く Yノ ! | /. / . / | |{ t..j| )从ルハィ云.kル' |l } !. /. / . / /| `ー ' |{t .j'ソ リ . / .' /. / . / / ∧ j/j/j ! . ー ' / . / . / .'. /. / . / / / /\ 、 /j/j/j ./ . / . / / } . / . / / / / _}\  ̄ . イ/ . / . / / レ入 . / / / 「 ⌒\. \ __ . < ル'/ . / / . / , ' ) . / / / ノ \ ___r ─‐ / . / / .、. / / __ へル'>-- -──<⌒ | .イ . / / \/ ノ「 /´  ̄- \ } \ .j / リ . /.イ /⌒ \ 〈 ! 〈  ̄\し' ∨ / ⌒_j_ / / i }\\ \ _ ___ ノヘ ノ /ノ´ ̄ `Y / ! | \ ≧ .__ __ノ __ _ ___/ ノ´ ̄ 〉ト、 | .ノ ≧=≠ } > ´ / し'´ ̄ _ ノ / jハ !/ \ __ x>´ /\ 〈 「 ̄ / _./_/ i!\.ハ! \ / /⌒\_ ./\ \入ノ / /「 ∧ i i! ./ / \ \ // / / 入 _____/ ∧ | || / / | \ .// / ∧ \ / l| | 桃子「……」ニコッ 京太郎「うっ……(可愛い、けどなんか怖い)」ドキドキ 智美「痛い……苦しい、助けて……京太郎君……」ウグググ ホロ「わぅっ!」ペロペロ こうして、ホロの飼い主が決まった! やったね智美ちゃん、家族が増えるよ!! 644 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 01 03 50.02 ID 4tt9OnB+o [7/10] 【そんなこんなで時が過ぎ】 カァーッ カァーッ! アホー! 京太郎「じゃあ津山さん。登場、お待ちしますね」 睦月「うん。またね」ブンブン ゆみ「まぁ、その……なんだ。とにかく頑張ってくれ」 佳織「お、応援する……から」 智美「わ、ワハハ……」ピクピク 京太郎「皆さんもお元気で」ニコニコ ホロ「わぅっ!」 ホロの飼い主も決まり、一安心で帰路に着こうとする京太郎 だが、彼は気づいていなかった いつの間にか鶴賀のメンバーが一人減っていること そして、自分が乗る新幹線の後部座席―― そこに…… 【新幹線内】 京太郎「ふんふ~ん♪」ドサッ トコトコトコ ストンッ __ _ . .. /. .ヽ .ヽ /. .∨ . /. ヽ .∨ . i ヽ |ヽ 、 } | | .\ 卞 广ヾf | ', { 七卞、 .从ィf斧ミ| | |\ ム ィf斧 ヾ `∨ソ ! ! | | |iヽ . Vソ i| | | . l /| i ∧ ' , i| | i . . //| ト、 込 `゚ il ィl | / | // ′ | ヽ ≧=- zi| ,从 /| i ! // } | /'´ ̄ /. .{ーi|/. 〃 L ノ ノ / | .∨ { /.i. 「. ノ} /. .彡. '⌒ヽ ∧ } } i. . ヾ. . . . . . . . . ./ '⌒\ / / / {. . . . . . . . . . . . ./ / / / ー--==彡'/ ′ } /./ // { ′ / ′ 、 { / ∧ { __ } r勹r勹r勹} 桃子「……」クスッ 京太郎「ゆ~うぐ~れ~の♪ かなぁ~たから、し~んき~ろ~ぉ♪」シャカシャカ なにやらとんでもないものをお持ち帰りしているということに つ づ く 645 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 01 14 12.86 ID 4tt9OnB+o [8/10] 【お ま け】 ~アクセル1~ 竜華「……出番、無いなぁ」ゴロゴロ 煌「まぁ、たまにはいいじゃないですか」クスクス 久「固定が決まってる人はいいわよねー。こちとら生き残りサバイバルしてるのよ?」 霞「そうね。ほんの少しフラグ建てるのだって一苦労」 ソウダソウダー! スコシハキヅカエー! コッチニマワセー ムシロキョウタロウクンヲマワシタイ 竜華「そうは言うても、需要あらへんのが悪いんと思うんよー」ゴロンゴロン 透華「まぁ!! それが本音ですのね!?」キィーッ! はやり「竜華ちゃん、それは酷いよ☆」 菫「全くだ。ヒロインというものはもっとこう、周りに気を配って……」 宥「あの、弘世さんが言っても説得力が……」 玄「皆無なのです」 菫「!?」 霞「まぁ、そうなるわね」 明華「反面教師……ですね」 菫「馬鹿な。この私が……」ワナワナ 久「とにかく! もっと京太郎君といちゃいちゃさせなさいよ!」 煌「概ね同意ですっ!」キラッ 竜華「そっちこそ本音が大概やん」 ウルセー! センソウジャーイ! ドルゥゥゥン! トゥットゥルー! 美穂子「……平和、ですね」ポケー 今日もアクセルガールズは元気です カンッ! 649 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 01 26 07.23 ID 4tt9OnB+o [9/10] 【おまけ 2】 ~新幹線内~ 京太郎「どうだっていいよ~♪ 気の向くままに生きてるんだ~♪」 ジィーッ 桃子「ふふっ……」ニマニマ チョンチョン 桃子「ん?」クルッ / / i ヽ / / ./| | ヽ . / i | | | |ヽ . i i i ′ | i. ./| | | | i .| | .| | / | | |i |‐|‐ト |i 斗‐|┼ i .| .| |. / /|八 |八 |_.レ'.._| 八/__.}/∨}/ | | 厶イ | ヽ{{ 午不か}/ 午示下}. | | | | 弋__ソ 弋__ソ レ' | | |ハ /| | | |ヽ} ' /´| | | | 人 _ /. .| | | /i | | ` ._ ィ i .| i. .| {/.人{ |/} 厂} ー .{ア}_l_ | i . ′ ,. -‐乂¨ ̄{¨ ¨} ¨八/}/ r<. 、 | | >、 照「おい、新入り。順番守らんかいごるぁー」 桃子「へっ?」キョトン 照「京ちゃんの追っかけ、舐めてるの?(照だけに)」 淡「そうだそうだー」 咲「そうだよ(便乗)」 姫子「そげんことも分からんと?」 泉「いっぺん死んでみるか? お?」シュッシュッ 恭子「あぁ~♪ 今日も京太郎君はええ男やわぁ……//」デレデレ 洋榎「抱いてぇーな! 先っちょだけ! 先っちょだけでええねん!!」 健夜「精●ください! ●子ください!」ドゲザッ 怜「死ぬ前に――せめてその胸の中に……」ゲボァッ! ゾロゾロゾロ ワラワラワ ファン×100「「「「順番守れ」」」」 桃子「きゃああああああああああああああ!!?」 ~~~~~~~~ 桃子「はわっ!?」ガバッ い、今のは――? 京太郎「だからロンリロンリー♪ 切なくて~♪」シャカシャカ 桃子「ゆ、夢……?」ホッ よかった、ただの夢だったんすね…… コソッ 照「……」ニコォ カンッ 670 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 18 17.18 ID ysz4uuzjo [2/11] 【ブレイド 収録スタジオ】 ガヤガヤガヤ ウェーイ! 京太郎「んーっしょ! 今日はこんなもんか」グググッ トタタタッ 一「京太郎くーん!」 京太郎「あ、一さん」ヌギヌギ 一「あれ、今日はもう終わりだっけ?」 京太郎「はい。今回は出番少ないので」キガエチュウ _ r---、 ―--,´=、‐ .、 ,..〉 、_/7-´ 〉_ \ , ' {_,..ィ⌒\--、 } \⌒\ _,/ / /| / ∧ T' | ヽ_ ,. ´ {{ | 从{⌒从 { }'⌒ハ l | ` 、 r"´ , ∧l从ィ斧ミ `ィ斧ミ| | l |、 `ヽ、 、 く / / /} Vり Vり | |从 } ヽ ノ `、 `{ イ 叭 . . '__ . ☆| | / / 、 j八 { ゝ ゝ ' ..ィ| / / , \ \ 〉r、__` iー ´l .、/ イ7' / 、 { . /r-' _,} / ./ / \ 、〉、 { / .イ ' , ´ ∨ r/、_.-{/ | / / o/>-、ー o ∨ { イ .. .. ∧ { /イ ´ 乂\ 〉 〈_,. | `Tノヽ 乂| ,{_〉ノ , | / l | ′ {! . / . rく _〉-, 7<>、=r=ミ、=、< >∨ __,r ┴´ / ー'乂_ンー' .、 `ー┴、 「/ ̄/イ⌒Y⌒ヽ/⌒∨⌒\´ ¨7 ⌒´{´ ̄∨,-- l_{/⌒´ ̄\_〉イ | , | , . { '.___,{ , | | | | 一「ふーん。今日はボクもこれで上がりなんだよね」チラチラ 京太郎「へぇ、奇遇ですね」ニッコリ 一「うん。すごいよねー、奇遇だよねー」ニコニコ シーン 京太郎「……」 一「……」 え? なんなのこの間? 俺にどうしろって……? 選択安価↓3 1 食事に誘う 2 他の人と用事があるんだっけ? 3 ちょっとからかってみる 674 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 30 34.20 ID ysz4uuzjo [3/11] ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 京太郎「それじゃあ、食事でも行きます?」 一「おぉっ! 話分かるじゃん!」エヘヘ 京太郎「ちょうどお腹も空いてましたし」 今日は付き添いの竜華さん達もいなかったから、ちょうどいい 一人で帰るのも寂しいからなぁ ガヤガヤ ザワザワ タカイワさん「お、須賀君帰りかい?」 京太郎「あ、タカイワさん! 今日もありがとうございます」 タカイワさん「今度も頑張ってくれよ」ハハハ 京太郎「勿論っす!」ペコッ カエルカー モウコンナジカンカー ヌワァァンツカレタモォォォン ヤメタクナリマスヨォー 京太郎「お、他のスタッフもそろそろ帰るみたいだな」 一「ほら、京太郎君。早く行こうよ!」グイグイ 京太郎「あっ、はい!」トテテ んー、でも折角なんだから他の人も誘うべきじゃないか? 京太郎「……」 どうする? 選択安価↓3 1 ちゃちゃのんを誘うのじゃ 2 ちゃちゃのんも誘っちゃるけぇ 3 ちゃちゃのんがええのぅ 4 咏 5 憧 6 えり ゾロ目だった場合は ちゃちゃのん以外全員(無慈悲) 683 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 40 11.21 ID ysz4uuzjo [4/11] 京太郎「(誰かいないかな……?)」キョロキョロ とは言っても今日は憧も咏さんもいないし 後は―― トタトタ えり「ふぅ……どうして私が老けメイクなんか」ズゥーン 京太郎「お!」 針生アナだ そういやあまり話したことないんだよなぁ 京太郎「あの、針生アナ!」 えり「ん? 須賀君、何か?」 一「きょ、京太郎君?」 京太郎「これから俺と一さんで食事に行くんですけど、針生アナもどうです?」ニコッ えり「え? いや……(最近お財布厳しいしなー)」ウーン 京太郎「……」 んー、なんだか渋ってるっぽい どうにか誘導できないものか えり「今日は、その」 一「ほら! こう言ってるしボク達二人で行こうよ、ね?」グイグイ 京太郎「針生アナ……」ボソッ えり「!」ビクッ 京太郎(容姿S)「ダメ、ですか?」ウワメヅカイ キラキラキューン えり「行きます」ギュッ 京太郎「わーい!」 一「……ケッ」ペッ 監督「うんうん、いいよー! もう一回行っとこうかー」ニコニコ いちご「な、なんでちゃちゃのんだけ……」シクシク 監督「……(可愛い)」ホッコリ スタッフ「(可愛い)」ホッコリ これがきっかけとなり 作品内での橘イチゴの扱いが酷いことになるとは誰が想像しただろうか ※ 全てスタッフの愛です 京太郎「じゃあ行きましょうか」 えり「……こんな年下の子に、不覚」ズゥーン 一「浮いたり沈んだり忙しいですね」ポムッ 684 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 49 28.85 ID ysz4uuzjo [5/11] 【スタジオ近く 街中】 ガヤガヤ マナイタダヨコレ! カナリマナイタダヨコレ! スッゴイマナイタ! クッ…… ウッウー! ドヒンニュウナノー 一「何食べに行く?」 京太郎「そうですね、何か希望とかあります?」 えり「いえ、特には……(えーっと、財布の中はひーふー)」ブツブツ 京太郎「一さんは?」 一「なんでもー。京太郎君は?」 京太郎「そうですねぇ……」 ここは男としてビシッと決めなきゃな 京太郎「……」 桃子「高い所を選んで、奢るという手もあるっすよ」ボソボソッ 京太郎「!?」バッ ガラーン 一「どうかしたの?」 京太郎「いえ、今声が……?」 気のせい、か? 桃子「安いところを選んで気遣いアピールも無難すね~」スゥゥゥ ガバッ 京太郎「!?」キョロキョロ なんだか分からないが、天のお告げか? とにかくこれを活かさない手はない! 桃子「……」ニマリ クスクスクス 選択安価↓3 1 牛丼屋 奢り難易度 10 2 レストラン ニ・リュー 奢り難易度 30 3 高級レストラン 一龍 奢り難易度 50 4 超絶高級料理 ト・リ・コ 奢り難易度 70 ※奢り難易度は次の判定で合格最低値の事です 688 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 59 29.45 ID ysz4uuzjo [6/11] 【高級レストラン 一龍】 デデドンッ! 京太郎「ここです」バァーン 一「うわぁ……すっごいおっきい」 えり(石化)「」ピキッ 一「なんか超ゴージャスなとこなんだけど?」 京太郎「実は透華さんに教えてもらって、一度来てみたかったんです」 一「へぇ、とにかく入ろうよ!」 えり「あ、えと、その? 私お腹が――」 一「ほら、早く!」グイグイ えり「うぉえぁっ!?」ズルズル 京太郎「……それにしても大きいなぁ」 スタスタ 女将「おやまぁ、若い子達じゃな」 京太郎「三人、大丈夫ですか?」 女将「構いやせんよ。ほら、今日は空いとるから」 ガラガラ 女将「この部屋でどうじょ」 京太郎「ありがとうございます(このおばあちゃんすっげー腰曲がってるな)」 一「うわーメニューもたくさんあるよ!」 京太郎「へぇ、どれどれ」 捕獲レベル……245? なんだこれ、よくわからんけどとにかく美味けりゃいいや えり「」ガタガタガタガタ 京太郎「えりさん? 決まりました?」 えり「うぇっ!? いや! お、おぉ、うーん、そ、その!」 一「え? 八王?」 京太郎「あ、この八王のフルコースですか」ニッコリ えり「は?」 一「うわぁ、時価だって。すっごく高そう!」ビックリ 京太郎「流石針生アナは大人ですねー」ウヒャー えり「」 ガラッ 京太郎「すいませーん、この八王のフルコースで」 女将「はいはい」シュタタタッ 京太郎「(むっちゃ機敏だ……)」スゲェ えり「」カチコチ
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3 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 22 06 45.93 ID 8fk/z3Wjo [3/14] 【須賀京太郎】 <アイドルランク> アイドル候補生 <容姿> C(40) <雀力> G(6) <歌唱力> F(10) <演技力> F(19) <特技> タコス作り <担当> 清水谷竜華(プロデューサー) 花田煌(マネージャー) <アイドル経歴> 無し |. G | F | E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS―――┼―――――――――――――――――――――――――容姿 |llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll雀力 |llllll歌唱力|llllllllll演技力|lllllllllllllllllll 35 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 22 22 40.41 ID 8fk/z3Wjo [4/14] 和「これで、須賀君は私だけのモノ……」プルプル 最初……須賀君が出て行ってしまった時はどうなるかと思いましたけど 運は私に向いてきたようですね 和「どう制裁しようか悩んでいましたが、今となっては実にいい仕事をしてくれましたね」クスクス あの屑共をどうやって地獄の底に叩き落とすかだけを考えてこの一週間を過ごしていました。 だけど、まさかこんなどんでん返しがあるなんて 和「……」フフッ ピッピッピッ プルルルル 和「あ、もしもし」 社長『あー小清水君? 久しぶりだね』 和「ナージャです」 社長『ああ、原村だったね。ごめん』 和「いえ。それよりも以前お話していた件なんですが……」 社長『やっぱり断るのかな?』 和「いいえ。受けようと思いまして」 社長『なんだって!? それは本当かい?』 和「ええ。詳しい話はまた後日」 社長『ああ、楽しみにしているよ。それでは!』 ブツッ ツーッ ツーッ 和「……」 須賀君……ああ、須賀君 私のことを、初めて名前で呼んでくれた男の子 私のことを好きになってくれた男の子 私だけを見てくれていた男の子 和「待っていてくださいね……すぐに追いかけますから」フフフ ゆーき、部長、まこさん……そして咲さん 和「大丈夫。私が取り戻してきますから」 そう、『私』が……ね 103 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 22 39 29.20 ID 8fk/z3Wjo [7/14] 大丈夫だってへーきへーき! すぐにほのぼのになるから、安心しろよぉ! 75 これがよさそうやね よっしゃ、任しときや 87 どっかで見覚えあるんだよなぁ…… 【翌日 白糸台 京太郎の教室】 キーンコーンカーンコーン 京太郎「うぅ……筋肉痛がつれぇ」ギリギリ 淡「うぅ……体が痛い」ギリギリ 京太郎「ん? お前もなんかやったのか?」 淡「やったんじゃなくてされたの。拷問」 京太郎「拷問って……麻雀なのに?」 淡「麻雀なのに」 京太郎「麻雀ってなんなんだよ?」 淡「麻雀は麻雀でしょ?」キョトン そういう意味で言ったんじゃねーよ つか本当に麻雀ってなんなんだろうな 淡「あ、そう言えばタロー」 京太郎「なんだ?」 淡「元部長がタローに会いたいって」 京太郎「……は?」 淡「なんだか話があるとか言ってたよ」 京太郎「……どうして?」 淡「さぁ? 怖い顔してたから聞けなかったー」 京太郎「……」 あれ、これなんかマズイんじゃ…… 菫「……」ジーッ 京太郎「」 安価↓3 1 麻雀部に行く 2 今日は事務所に行く そのレスのコンマが50以上で和がいる 3 まっすぐ家に帰る そのレスのコンマが50以上で菫が着いてくる 124 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 22 45 55.98 ID 8fk/z3Wjo [8/14] 菫「……」ズンズン 京太郎「ひぃぃぃ?! なんかこっちに来てるんだけど?!」ガタガタガタ 淡「あ、菫じゃん」 京太郎「お、俺に何か御用ですか?」 菫「……(間近で見ると中々……)」ジィィィッ ./ / ゚, ‘, ヽ ′ / ‘, ‘, . .′ / / / | ゜ l | ′ / |! | | ! ! | | | | ‐- ||_ _ | /! / /! | | | | || ¨ ‐- _/ ! / / | | _ _ _|_γ⌒ヽ___ ¨ ‐- ′| ′ | |  ̄| ̄弋 丿 ̄ ̄ ̄ ′ ;′ | |! l i「 ;′ /} / ̄ ̄ ̄\ | ! | || , ;′ // ,′ | | . |! ;′ /´ ! ア | .ー‐ヘ / _ イ | | ...、 ⊂ ⊃ ノ¨ | | リ | ` .... _.... ≦ | < | 斗<Ⅵ  ̄〔-、 | だ | 斗< ',‐-、 i 丶 | |≦ ',____| ` 、 | | な‐-、 丶 ', .! ,ヽ ! ', 丶 \ ', i / /ヽ \___/ 京太郎「こ、殺されるっ!!」ダダダッ! 菫「!!」ガーンッ 淡「あっ、逃げた!!」 菫「ちぃっ!!」ピュィィィッ 京太郎「!?」 誠子「ふっ!!」シュバッ バッキィィィン! 京太郎「うぐっ……」ドサッ 誠子「……峰打ちです」キラーン 菫「でかしたぞ亦野!」 淡「よーし、連行しよー!」 誠子「お前も手伝うんだよ」ムニュー 淡「ふぁーい」ムニムニ 136 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 22 53 18.87 ID 8fk/z3Wjo [9/14] 【十数分後 白糸台 麻雀部室】 京太郎「……うっ、クォクォア……?」ジャラッ ギシッ 京太郎「あー、教室でやられたなぁ……」ムクッ ジャラジャラ // rレ// V_ __ {} i | // // {U} _..-ォヘ、 /__`ヽ.-‐ト、 ||、 マ'ノ 才,イ {U} アメj i |ハ. _ノ/=-、`ー、 ヘ. ||ヾァ__∧____ィ≧__ -‐ニ´-‐ァ V_ { ト`ソト-リミ | /ヽヘj ) _} /i ||____ -――――――一 ' rレ' {U} , - _ ィ八`ぅィノ` | }ミ吋ノ/ _/ { ./| |ト |/ ___ rレ V__吊' /_ `ンフ¨ ヽ `Y、ト// _ノ' ノ .|| i У´ ̄__ } rレ __,ィク´{U}吊 _  ̄ ii爻 λ `ミ‐' __/ / | |`´ >< rレ ____,ォ--ェ< ̄ァー寸x V_吊 _>ヘ_rレヘ `ー=ニ_/.i ||/ / ヽ rレ 予ーァ{_}―‐}/-、__ __`寸{U}吊r一 ' ¨ rレ、 ヽ_ {} | | ハ / ヽ rレ r≦才´ / i ̄ ̄丁`寺寸VУ ヽrレヘ {} | | ヘ./ ヽ rレ r≦才 rィ][二][二][ У.{U} `く ヽ_ {}.. ..| | ヘ ヽ rレ r≦才 r、,イ } |i. 木木 .i| r==ノ V_ _ ヽrレヘ {} | | ヘ__ ヽ rレ r≦才 レヘヽ{}.|l 示 l|r≦才ミ}. {U} /ィ. rレく V .{} .ノノ くヘr≦V==℡x __ィ_ヽ rレ r≦才、_ ,イl} ', V、フ ̄ ̄rレ rァi V_ /" ヘ 入} .// r≦㌦、 `ー―――二二二℡xゝ\ rァ' {l}、 ,ィi 「´ {λ } rレ | /" {_ノ`ー// r≦才 `ヾ _ r≦才レ、  ̄ ‐-` 、 ∧} "__,LL -- __ヘ.rレ | / V_ ヽノ_」 r≦才 γ r、,-‐= ̄ミx。ゝ ` 、`ヽ ` ̄-‐┼i―――--㌦x i |、 || {U} //`´ r≦才 ̄`ヽ、. r≦| j `ー≧℡ { ´ , /ヽ、 || |`ヾxi } .|| V_ / " r≦才/ _ rニニミx_ \_≦才 .} ノ ノ / i }、 / / 人 \|| 八 rレヘヽ || {U} // r≦才 / / /{ j |ミx } ヽ| i // /´ヽ / / ヽ≧} \ \ rレ ヘヘ| V_ //才 γ´| ノ {くマ/_ノリ } .∧_ィ... `| | _// _/} ヽ ./ ∧}、 / 入 \_ ヽ{ }ヘヘ_ {U} r≦//. ノ λ`㌦x彡‐´|_ノ } }レ ヾ_| / ̄ ̄ ̄了 ̄ ヽУ/ /ヽ / / \ く {}ヘ _i |´____V__r≦才 .// _{ ヘ / //イ \<___才___ィ / /V / ./ / \ \... , ィチニ| 「、 ̄ ̄r≦才 ̄アテ==x。 、 ヽ__ >一 'r‐く_//i rレ'≧=―――一 | |Y℡} ./ |. \ ヘ// .| | V≦才 {U} / / `㌦x `ヾx二/_// .} | //_ -―- _. | |' ; } ./ /¨ V .| |{彡V V/ / ヾ、 `ー==一 ノノ 京太郎「って何コレェェェェ!?」ガビーン ※画像はイメージです 照「あ、起きた」 菫「なんだと!」ガタッ 尭深「美味しい」ズズーッ . / / . / / / ∧ ヽ .. / ′ /| / ∨ | | ′ | / ′ ∨ | | |/| | /  ̄V /  ̄`| | | | | ___八 | ____jハ | | . |r示恣 \| 〃示恣Y | | | }! ∨ソ )r=( ∨ソノ| |ヽ | | |ー―___' ー― / ノ | | ∨ \ " . / | イ⌒ヽ `∨ / / 八 /  ̄`ノ `∨ イ7 /} /| /}/ ' ィ―イ ̄` /] ムイ≧、 | {\ ∨ | / ー- j 人 \ イ ヽ / ≫- / /| \ |/ / | 151 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 23 03 48.46 ID 8fk/z3Wjo [10/14] 京太郎「な、なんですかこれ!?」ブラブラ 誠子「すまない。荷物検査なんだ」 京太郎「いやいやいや、なにも縛ることないでしょう!?」 淡「早く着替えてよー、目の毒だから」メソラシ 京太郎「俺の扱いって……」メソメソ (着替え中……) 京太郎「それで、なんで俺をこんな場所へ?」キリッ 菫「すまない。手荒な真似はしたくなかったんだが」 京太郎「いやいや。手荒もなにも……」 照「京ちゃん!!」ダダダダッ ジャーンジャーンジャーン 京太郎「げぇっ!? 照さん!?」 照「ずっと会いたかっ――」タタタッ 麻雀牌「」フムナヨ? フミィッ 照「あっ」 ズルッ! ゴッチィィィィンン!! 照「あ、あぅぅ……」ウルウル 京太郎「ああもう、大丈夫ですか?」タタッ 照「頭、打った……の」グスグス 京太郎「だから照さんは生涯走っちゃいけないって言ったじゃないですか!」ナデナデ 照「はぅ……あったかい。えへへ」カァッ 京太郎「ほら、もう大丈夫ですよ」ニッコリ 照「うん! ありがとう京ちゃん!」ダキッ 京太郎「て、照さんっ?!」アセアセッ 照「京ちゃんの匂いだぁ……」スリスリ 京太郎「……あ、あの?」 麻雀部員一同「……」ジィーッ 京太郎「あっ」 麻雀部員一同「何コレェェェェ!?」ガビーン 京太郎「ですよねぇぇぇ!」 163 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 23 14 23.78 ID 8fk/z3Wjo [11/14] ザワザワ ガヤガヤ 照「……んー」ギュゥゥ 京太郎「あの、照さん? 少し離れてくださいませんか?」 照「いや」 京太郎「そうですか……」 菫「……本題に戻ってもいいか?」 京太郎「俺は気にしませんので、どうぞ」 菫「すまない。まさか君と照が幼馴染だとは……」 京太郎「幼馴染というかストーカーというか……」 照「お嫁さん?」 京太郎「無いです」 照「むっ」ギュッ 菫「ほら照。ポッキーやるから静かにしてろ」 照「いらない。京ちゃんがいるから」ギュゥゥゥ! 誠子「!?」 淡「テルがポッキーを食べないなんて……」ガタガタガタ 堯深「天変地異?」 菫「そこまで思わせる男か、須賀京太郎」ジィーッ 京太郎「(昔だったら無理やりポッキーゲームをやらされてたな)」トオイメ 照「あー、生き返る……」ミョンミョンミョン 宮永ホーン「」シャッキィィィン! 堯深「ぉぉぉお!」マジマジ 淡「すごい! あんなに鋭い角初めて見た!」 誠子「恐ろしい……!」 ____ ´ ` 、 / ;r─‐ ;r─ 、 \ / / ∧ `、 .' ' i i| ! | | |i |l |l | | i i| i|人| | 从 儿;;八| | | i| i| /モテ モテハ | | i| i| , i| i| | .八 八 u リ リ | ヽ/ i ... r ュ ,.イ }/i | | i > <| l i i | |-=''" ノ 人 `'=-| /、 ト=======/ \ /⌒\ ハ / /⌒ヽ、 菫「あの、いい加減に本題に入らないか?」ズーン 京太郎「はい。そうしましょう」ズーン 175 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 23 26 47.80 ID 8fk/z3Wjo [12/14] 菫「かくかくしかじか」 京太郎「なるほど、淡が部活をサボったことで俺を呼び出したんですね」 菫「ああ。それに、聞く所によると君はアイドル候補生だそうじゃないか?」 京太郎「あ、そうなんです。たまたまスカウトされちゃって」 菫「(たまたまだと!? やはりコイツは天才なのか……?)」ゴクッ 京太郎「でもまだまだ新人で……」 菫「いや、そこはいい。ただ知っての通りウチの大星は将来が期待される選手だ」 淡「イェーイ!」ブイッ 菫「素行はアレだが」 京太郎「あははは……」 菫「それに君も、結構有名な事務所にいるそうじゃないか?(まずはそれとなく……)」 京太郎「そうですかね? 社長はいい加減だし、結構事務所は汚いですよ」アハハ 菫「あっ!?」ビキビキビキッ 京太郎「ひぃっ!?」ゾクッ 堯深「」ガタガタガタガタ 誠子「な、なんだったんだ今の……」 菫「(し、しまった! 落ち着け、今のはちょっとして身内ネタだ)」グググッ 京太郎「ひ、弘世さん?」オドオド 菫「な、なんでもない! 気にしないでくれ!」アセアセ 照「???」 菫「(落ち着け……落ち着くんだ)」ゴクリッ 京太郎「とにかく、俺の事務所はたいしたことないですよ」 ~~~~その頃咲ちゃん~~~~~~ / / \ / / / / | | ヽ / / /-/=/.,,_ / / | ', ヽ\ / / // / / / /|ヾ/| || l ∧ \ / l //| /|/ / / / / / / | _| | ヽヘ \ /イ | // |.z===/ // / / |⌒ト、、| | | ', \ | |/ ィ| ト|彡'´彡三ミヾ / / | /| ト、! | l  ̄⌒>ーァ | |/ /! | || / ⌒ヾ}} // /_ | /| / |\ \ \/ / // { | | | ヾ_ノノ /_/ ''≧三 /// / /ト | \ ヽ l / /./ V \| ヾ 彡'´  ̄........... / '⌒ヾ;ヾ.// /./ ! l \ ヽ { | |l \_{ ヽ.. .... ... .. |ヾ、_ ノ} }}/. / | | ヽ \} | |l |八 , ゝミ 彡' 〃// l ヽ { | |l r─- ._ . .. ー‐ '´ j \ ヾ l | ! ヽ | }) /ノ从 / \ `ミ, ', ヾ 、 | ヽ ヽ.__ / 人 |/ \`、|ヽヾ 、 | \ _,. < /\ V | \ ト > -‐ ' ´ 彡' { 何この違和感 190 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 23 38 14.14 ID 8fk/z3Wjo [13/14] 菫「つまり、私が言いたいのは将来が期待される大星とアイドルである君が仲良くしているのは問題ということだ」 淡「えー?! なんで? 別にいいじゃん」 菫「お前は良くても、須賀君の迷惑になるだろう?」 淡「うっ!」 京太郎「確かにスキャンダルですね」 菫「ご名答。そこで、だ」ゴホン 京太郎「はい?」 菫「(自然に……自然に……)私はもうすぐ卒業だ。プロへの内定も決まっているし、学業だっておろそかにしていない」 京太郎「???」 菫「わ、私なら君を手伝うのに適役だと思わないか!?」バーン 京太郎「へっ?」 虎姫「「「「は?」」」」 菫「……(い、言った!!)」ドキドキドキ 京太郎「……」 菫「(ど、どうかな?)」ワクワク 京太郎「いや、そもそもお手伝いとか募集してないんですけど?」コンワク 菫「え?」 京太郎「それに、プロへの内定が決まってるなら尚更スキャンダルダメじゃないですか」マジレス 菫「」 京太郎「というかいきなり何言ってるんですか?」セイロン 菫「……」 ガシャアァァァァ! ガクッ! 菫「ふぇぇ……」ウルウル 京太郎「うぇぇぇぇえええ!?」ガビーン 虎姫s「「「「」」」」ポカーン 211 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/22(木) 23 50 09.35 ID 8fk/z3Wjo [14/14] 京太郎「ど、どぇぇ!?」 亦野「弘世先輩! ほら、チーンしてください!」サッ 菫「す、すまない……」チィィン 照「面白かった(小並感)」 淡「これどういうこと?」 堯深「多分こういうことだと思う」 帝王ブログで淡が須賀君と一緒に写ってる! きっと須賀君があわあわに協力を申し出たのかも! それなら須賀君を手伝えば帝王に会える? だけど正直に言うのは恥ずかしいなぁ よし、それとない話題で切り出してみよう! 堯深「見事に玉砕ですね分かります」 淡「うわー」ドンビキ 菫「し、仕方ないじゃないか……! 会いたかったんだ!!」エグエグ 淡「いやいや、開き直らないでよ。正直ファンとしてサイテーじゃんそれ」 菫「」グサッ 京太郎「え? 社長のファンだったんですか?」 菫「そうだよ!! 大ファンだよ!! ファンクラブも入ってるんだ!!」 照「……気持ちは分かる」 菫「だけど、分かってたんだ。こんな私が……帝王に会おうだなんて」 京太郎「……」 菫「それでも……仲良さそうに映る淡を見て、私は……」ギュッ 京太郎「弘世さん……」 コンマ安価↓3 00~29 京太郎「ダメですよ、そういうの」バッサリ 30~79 京太郎「なんか、嬉しいな」ポリポリ 80~99 京太郎「なーんだ! そういう事だったんですね!」ポンッ 235 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 00 00 57.64 ID RMeVJF0to [1/12] 京太郎「なーんだ! そういう事だったんですね!」ポンッ 菫「え?」 京太郎「じゃあ今度一緒に事務所に行きますか?」 菫「はへっ?」 京太郎「サイン、俺からも社長に頼んでみますよ!」ニッ 淡「え? そんなことしていいの!?」 京太郎「あのな、勝手に着いてきたお前が言うんじゃねぇっての!」ビシッ 淡「あいたっ?!」 菫「あ、でも……私は、君を騙そうと……」 京太郎「……菫さん」 ポンッ 菫「あっ」 / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ 京太郎「ファンを大切にするのに理由がいりますか?」 菫「……」ドキッ 京太郎「こんなに想ってくれるファンをないがしろにするなら、そんな社長蹴っ飛ばしてやりますよ」ニカッ 菫「あ、うっ……//」 照「京ちゃんのファン一号は私だからね」フフン 淡「でもサイン一号は私だよ~」ニヤニヤ 照「殺してでも奪い取る」ギュルギュルギュル 淡「はぁ? やれるならやってみればー?」 誠子「こらこら、やめとけって」ガシッ 淡「むぅ」ムニーッ 京太郎「だけど、こんなこともうしちゃダメですからね?」 菫「……うん」コクリ 京太郎「これからも、社長を応援してあげてください」ニコニコ 菫「……帝王が君を選んだ理由、なんとなく分かったよ」フフッ 京太郎「え?」 菫「ありがとう、須賀君」ニコっ 254 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 00 17 21.43 ID RMeVJF0to [2/12] 【京太郎のアパート】 煌「そんなことがあったんですね」 フン! フン! 京太郎「色々とビックリしましたけど!」グググッ ググググッ 京太郎「やっぱりこの仕事目指して、よかったと思いました!」ググッ 煌「その心意気、実にすばらっ!」ジーン 照「頑張ってね京ちゃん」 京太郎「……」ピタッ 煌「おやこれは宮永さん。お久しぶりです」ペコリ 照「どうも」 京太郎「い、いやそれよりも……どうしてここに?」 照「……」ニヘラ 京太郎「いぃぃぃやぁぁぁぁぁ!!!」ズッテン 煌「あっ、途中で辞めたので100回追加ですね」ニッコリ 京太郎「」チーン 照「お菓子もある」ポリポリポリ 256 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 00 19 12.74 ID RMeVJF0to [3/12] 【菫の部屋 帝王ポスターだらけ】 菫「……ふんふ~ん♪」カチャカチャ コトッ 菫「うん……よし!」 コンコンッ 菫「!?」ビクッ サッ 写真立て「」パタンッ ガチャッ 弘世ママ「あら、何やってたの?」 菫「勉強……」 弘世ママ「関心ね……ってあれ?」 菫「!」ドキッ 弘世ママ「この写真立て、確か帝王の奴でしょ?」 菫「そ、そうだよ」 弘世ママ「掃除してる時に倒したら、いつも怒るのに……」スッ 菫「ダメっ!」バッ 弘世ママ「え?」 菫「……な、なんでもないから!!」グイグイ 弘世ママ「え、ええ?」 ガチャッ バタンッ 菫「……ふーっ」 こればっかりは、まだ見せられないな 菫「……」カチャッ 写真立て「京太郎の写真」←みんなで部室で取ったやつの拡大 菫「いつか……この部屋を占領仕切ってみろ」ツンッ パタンッ 菫「ふふっ」 【須賀京太郎のファン】 宮永照 ←New! 弘世菫 ←New! 282 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 00 33 06.14 ID RMeVJF0to [4/12] 【翌週 白糸台 京太郎の教室】 キーンコーンカーンコーン 京太郎「腹減ったぁぁぁ」ギュルルルル 淡「何騒いでんの? もうお昼休みじゃん」 京太郎「いや、だってよ。お弁当これだぜ?」パカッ 野菜ギッチリ「」ミッチリ 淡「……馬? というよりうさぎ?」 京太郎「最近筋トレのしすぎでガタイがよくなったからさ……野菜でバランス取るんだって」ハァ 淡「あ、じゃあ私のお弁当と半分こする?」 京太郎「え? いいのか!?」 淡「いいっていいって。隣のよしみじゃん」ニッコリ 京太郎「淡……」ジィィィン 淡「それじゃあ、見ておどろけー!」 ¨ ̄ ̄ ̄¨ 、 / _/ ̄} ̄`ー-、 / ./ /{____ }⌒ _ \ / ./ /└.//-‐ /l \ \ | |. /'‐-// |. / .i-‐''\ \ / .| {.〃⌒ヽ |/〃⌒ヽ | | 》 // ./| |.{i. (^ノ i} {i (^ノ i}リノ / -‐=ニニ二二二二二二 / ./ | ヾ 二ノ ヾゝ.イ| / <じゃじゃーん!. / / ./ ∧ ∧ 丶 フ | |r,人 (( // ./ / \. \┌--‐ /「/^i \. ヽ /. / ./ / ‐-┐ヽ. / { ヽ\ 二二二ニニ==‐ /.. / / 〈 -==} i} } .}\\ ヽ / // / ∧ } // ̄\/ / / \\ ノ / /. / / /∧{ {.{\. \/ / \\ / / ./| / //└-= \\ / \\ ( (. | / / ∧ 〉 \/ ) ) ヽ } / ̄{{__ .// } / // \ / . \.. ´ 《∨ / / .| . -===={ }=r‐-==‐-┐ ノ {/\ / / / ̄ ‐- -‐=='´ ∨/ ‐-‐ / / } < i/ ∨/// / / | \ i ∨//// { /‐-===┐ | \ ∨// ヽ../ } | /\ |-‐  ̄ ̄ | /| \__ -===┘  ̄ ̄| / \ |. / ,. ` | | / ,. ` |. |. rr/ ` |. |. / {冂./ | | / / } |. {{. { {二二二ヽ_. \__〕 {_____〕 京太郎「え? それが昼飯?」 淡「うん。そうだけど」ペロペロ 京太郎「……半分こって?」 淡「はい、あげる」パシッ 京太郎「いらねーよっ!!」 ズルをしようとしたのが間違いでした。ごめんなさい、煌さん…… 安価↓3 1 麻雀部に行く 2 今日は事務所に行く(菫さん同伴) 3 まっすぐ家に帰る(そのレスのコンマが50以上で淡が着いてくる) 294 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 00 41 28.03 ID RMeVJF0to [5/12] 【芸能事務所 アクセル1】 ガヤガヤ ザワザワ 菫「」ガッチガッチ 京太郎「ということで、友達を連れてきました」ニッコリ 社長「へー。君が弘世さんか、話は聞いてるよ」スッ 菫「わ、わわわわわ私は、し、ししししししらいとだいのののの!」ガクガクガクッ 社長「随分と個性的な子だね」ハハハ 京太郎「いつもはもっとクールなんですけど」 菫「ずずずずずっとだ、だだだ大ファンで! 最初にす、すす好きになったのは、た、たた玉藻で!」 社長「もしかして、緊張してるのかな?」ミミモトデ 菫「ひゃぁぁぁぁぁ!?」ビクンビクンッ バッタァァァン! 京太郎「弘世さん!?」 社長「あぁ、やりすぎちゃったか」 菫「」ブクブクブクブクッ 京太郎「声の力ってすげー!」 社長「君も修行すればすぐにできるよ」 京太郎「いつか教えてもらわないとな」ウンウン ガチャッ 竜華「待たせたな! 今日も頑張って……」 菫「」チーン 竜華「またなんか変なのがおる!?」ガビーン 煌「お約束ですね、すばらっ!」 選択安価 ↓3 まずはアルファベットだけ選んでください A営業に行く(実力により成功率上昇) レコード会社 ドラマオーディション 麻雀イベントに参加 B仕事する(仕事を成功させれば営業が増えます) 雑誌モデルの仕事 Cレッスン 各種パラメーターを上昇させます 316 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 00 49 41.65 ID RMeVJF0to [6/12] 京太郎「実はかくかくしかじかで」 竜華「なるほど……って、何やってるん!?」チョップ 京太郎「あいたっ!?」 竜華「ファンの子を事務所に連れてくるなんて、プロとしての自覚ないで!?」 京太郎「いや、でも知り合いですし」 竜華「それでもや! 公私の区別はちゃんとつけんとな」ゴゴゴッ 京太郎「はい……」シュン 竜華「……でも」 京太郎「え?」 / / / // ´ ̄ ヽ / / / | l | | . i. / / | / / > ´ /, ′ | l | | . l / /... | i /ァ===ミ、 ヽ /イ . j_| | . │. ′. リ、 ;《 ん干ハ\ 〃 j\ イ / . /|. / . / ∨ | { ト ノ ' ,ノ / ヾ }/} \ __/ .′ ′ { ヽ{ ゝ こソ =ァ=/ / ソ/ / \ / / ! ∧ 。 ん干ハ㍉ / / ヽ.′ ′ |... ∧__ . ' .' . { ト ノ ′|} / / /// . i|.. | { 、 ゝ こソ //彡 //..... i|. |∧ ヘ / / ノ... i| l ∧ 「 、 . ' .' .° ′ノ┬=ァ ´ i| | / . ` -- ′ , イ / / / j| l / \ / / // j| |/ 丶 ___,,.. イ ../ / i| ト / / i| ../ /-=ニニニム {ニ\ / / i| . ,′/ 竜華「ファンの子を大事にしたところは褒めたるわ。偉かったで」マッカッカ 京太郎「竜華さん!」パァァァッ 煌「青春ですねー」ズズーッ 社長「この玉露高かったんだよ」ハハハ 菫「」 竜華「ほな、今日もレッスン頑張るで!」 京太郎「はいっ!!」 選択安価 ↓3 1 容姿 2 雀力 3 歌唱力 4 演技力 338 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 00 56 57.87 ID RMeVJF0to [7/12] 竜華「今日も容姿のレッスンや!」 京太郎「容姿のレッスンしかしてない気がするんですがそれは……」 竜華「歌と演技はデビューに間に合わへん! 今やれることをやるんや!」バーン 京太郎「」 煌「まぁ、その通りなのが悲しいところですね」 社長「容姿が一番手っ取り早いしね」 菫「う、う~~ん?」パチクリ 竜華「体型や肌の調子なんか普段やっとるから、今日もメイクと髪型、服装でいくで」 京太郎「オッケーです!」 竜華「ほな! レッスン開始!」 京太郎「うぉぉぉぉ!!」ダダダダダッ! 竜華「(あの2chのアホどもを見返したる!)」ゴゴゴゴッ コンマ安価↓3 00~29 菫「なんだこれは……?」 失敗 30~89 煌「なんにせよすばらっ!!」 成功 +3 90~99 京太郎「どう、ですか?」キリッ 大成功 +5 369 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 01 05 14.15 ID RMeVJF0to [8/12] ――数十分後 竜華「完成や……!」ハァハァ 京太郎「お、俺? どうなってます?」ドキドキ 竜華「会心の出来や……!」 京太郎「それは楽しみだなぁ」つ鏡 , . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `丶、 / . . . . . ./ . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . / . . . . / / . / . . ./ ./ . . . ./ . . . . . . .\ / . . . . ./ . . / . . ./ /. . . .//// .// . . .//! . . . . ヽ . .ヽ .' . . . .! . l . . . ! . . / . // . . . //// . // . . . ///! | . . l . .ヽ . .'. | . | . .l . .| . . .| . / . // . ,∠/// . // . . ./// l .l . . .l . . . l . . 丶 | . l . .| . .| . . .|/// /ーァ-/ . // . ///___l .l . ./ . . / . . . トヽ / /! . .l . .l . . .l弁≠ミftッ、/ ///.,//-‐、ヽ∨ . ./ .{ヽ . .'.. /イ .l . . ! . .! . . .ト込佖zクイ≠、/'´ ,'/ィz=≡ミ,/ . ./ . .l \', /´/ /l . . { . .'. . . .! { ´ゝ仗劜〉' . / ./ . ! ヽ ノ´ ト. .`r、ヽ . ヽ . 〉  ̄/ .ノ . / . . .! | ! . .|l ヽ丶 . \ _´ //、 . ./ . ハ .{ i | . ノ\'\`‐-ヽ -´‐─` / / /| / ヽ! ,-ヘ ̄ヽ───── リ /| . ./ .了ヽ  ̄ /ノ!/ ̄ ̄ ̄ ̄| ', ', j/ j ./ .ハ .`、 丶、 ∠ . . イ / .l | | ノイ ./ j . ..トヽ > 、_ イ .r '´ ____ ノ-‐ | | | j/ ノ从|__r───‐/ノ / ̄ / / ̄ ∨ (_| | /, ─| | ̄ ̄/ _/ / / /  ̄l│ | (/∧ | | r/ // /___ / __/| | | / |/、Y/ | | ./ // /|└┤ ./-‐´/ . .| | | ム≠´ |}}〈〉{ |r┴ ´ ∠.ノ| | / / / .ヽ!_!/ . / / ヽ∨/|`¬'´ | !/_/ / / / // / .弋ノ{}フ| | | | . ./ / / / / 京太郎「ってえええええええええ!?」 煌「京太郎様!!」バッ 社長「こりゃまた驚いた……」 菫「……誰だこのイケメン?」キョトン 京太郎「お、俺ですかこれ!?」 煌「あぁぁぁ!!」 社長「どんな魔法を使ったんだい?」 竜華「ウィッグつけて凛々しいメイクしただけや」 京太郎「う、うぉぉぉ」カンゲキ 煌「なんにせよすばらっ!!」キラキラ! 容姿が上昇した! 菫「って須賀君か!?」ガビーン 京太郎「ひどいっ!」シクシク 384 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 01 12 45.72 ID RMeVJF0to [9/12] 京太郎「これは凄いですよぉ」ガタガタガタ 菫「ジャ○ーズに居ても違和感が無い……」 竜華「当然や。元の素材がええからな」 煌「すばらっ! すばらっ!」パシャパシャ 社長「実にいいね!」 竜華「ほんじゃ、次は服装やな」 京太郎「今日こそはちゃんとした服でしょうね?」ジトーッ 竜華「馬鹿にせんといて」 煌「ではこちらで着替えでください」 京太郎「分かりました!」テクテク (京太郎着替え中) 菫「なんだかワクワクするな」ドキドキ 竜華「さて、どうなるか」ジーッ シャッ 一同「!!」 京太郎「あのー、これ」 コンマ安価↓3 00~29 菫「ほんげぇぇぇぇぇ!?」 失敗 30~89 煌「ふ、ふぁぁぁぁぁ!!」 成功 +3 90~99 和「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」 大成功 +5 409 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 01 19 20.05 ID RMeVJF0to [10/12] 京太郎「これ、明らかに間違ってますよね……」 一同「」ガタガタガタガタガタ , ' ; ;  ̄  ̄  ̄`丶、 '. _r゙ejⅱ,.ヘi^ビ、,,-―、!、 ヽ ' _,{_(Yj、。ソ@ノノトjヾニヽ,-,-=ニヽ ヽ /´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\、./'{_r7`ト、'"ヽ、 `、 ◯/. /. . `i"ゞヽ_jソ } f /--、 , /. /. . /. . ! i'"\_て,,...ノ_/`i '~_,,/~ ヽ i′ ′. . . /. . l、 、 \_ 入_ ,ノr'" `、 | i ! /. . /. j ∧ 、\゙ (⌒) 7,-、 ,、ィ|' , 、 | l . l /| ! /} ム≠fト、(こ○こ)Oう ゙ヾ、 . ' , 、 | | |kl | { }/ ィ代fiツ ‘ーヘ_ノ ‘ー’ ', . ヽ 、 l i{ ト、 ゝ㌘f沁 ′  ̄ | / / 丿 |ヘヽ 、 、_ ', ヽ 、 爪 l ヽ 丶¨´ } |/l/◯ ト!|\_ ', ` 、 ノ ヘ. .トハヽ ` _ _ ノ/ トヽo ヽ. ''ー' \ `、 ´ _ノ \ !. .>  ̄` イ。0°´ ̄ 、 \ \ メ丿!ハノl  ̄o◯ / ', \ \o◯ ,.-‐ ニ二二二フ/´  ̄ ' ', \ \ ,-―、. , イ. 、_/ .ニ二二二フ │ ', \ \ , ,-=ニヽ 7'"ヽ Г _ =======" / ̄` ', ', \ \ , l''"/'{_r7`ト、'"ヽ、 / !=ニニ厂"/, -'ア/ / ̄`ヽ l / \ \ ニ~ ll `i"ゞヽ_jソ } f /--、 ,′.ヘ__〃 "/ / . ヽト、!ヽト、!ヽト、!ヽトヽ \ . ヾ_i'"\_て,,...ノ_/`i '~_,,/ニ_ ,!.ト / / ./'ヽ ヽト、!ヽト、!ヽト〉 、\ \ ,-、 l\_ 入_ ,ノr'"r..┤ l./( / / / У l 、 \ てOう ~7゙ー'" 7`i"ル,、ィ(⌒) /⌒!、 ,l / / !ヽ l \ \ ‘ー(⌒),,-、 |ゝレ(⌒)゙(こ○こ) .|=ニヽ、 / / 八l |\ \ \ (こ○こ)う ,-、 こ○ ‘ーヘ_ノゝ ,ノ \ ヽ| / .|/l | ‐ - --\ \ ‘ーヘ_ノ‘ー’てOう,-、 ヘ_ノ-(⌒)=二 、 丿丿! / / | |´ ,'' /(こ○ ‘ーてOう lメ~(こ○こ)、、"'''‐'´イ 、_j_,/ / ! | ,' `\ ( (‘ーヘ_ノ| ノ ‘ー’ヽ__ノ‘ーヘ_ノ->, イO ` ‐ ‐---ト、 |__ ,'! ) ) 巛( (彡r'|//⌒ソ! / /``'ー - _ |  ̄~' ,' \ ( /( 彡) )巛从彡 !/ / |  ̄ ` ー- / ,' \ ) ) 巛( (´ ミミ |! | | . Ζ(⌒)ヽ∴  ̄ ‐- ,' ソ 《 ) ) 彡 |! | ,(⌒)(こ○こ)l ./~ ̄"'''‐-、 ,/ / / 巛 |! .__(⌒) ̄@(こ○‘ーヘ_ノ|∴,ノ. ̄ \ ( /( 《 _ ゝ'⌒ヽヾ@(、 l ‘ーヘ_ノ、_ノゝ \ ) ) '⌒'@ ∴@@ .l @∴ル∴ノ " \ ( ( @@ ,-、 '@@@. !| 、 _,,,ノ \ 菫「ほんげぇぇぇぇ!?」ドヒュゥゥゥン! 竜華「」ブクブクブク 煌「」ハナジダラダラ 社長「……//」ポーッ 京太郎「え? 何この反応?」ビクッ 竜華「な、なんでウェディングドレスやねん!」ガバッ! 京太郎「え? 竜華さんじゃないんですか?」 竜華「ちゃうわ!!」 煌「じゃあ一体誰がこんなGJな……いえ、こんなことを?」 社長「須賀君、やはり君は女装で……」 京太郎「お断りします!!」 照「京ちゃん可愛い……//」ニコニコ 失敗した 426 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 01 28 11.21 ID RMeVJF0to [11/12] 【京太郎の部屋】 京太郎「酷い目にあった」ゲンナリ 照「」タンコブ 煌「似合ってましたよ?」 京太郎「嬉しくないですって!」 煌「男の子はそういうものなんですね」クスクス :_,. -─……─- : . ´........................................................\: :/.......................|........ト、..............................ヽ: : /....................| |...i|........| \...........|....|............:/.........../ .....|.._|_八......| \__....|............i : ̄ ̄ ̄|...|....| [ \| \|....|............|: :|...|....|┬─┬ ┬─┬ |............| |...ト..| 乂 ノ 乂 ノっ|............|: :i|...|....| |............|: ||...|..人 , _ 人.......l..| 八Λ.....> _ . <......../|/ \|\_,ノ⌒ 〈___/ ⌒ ‐-ミ ;/ ̄ | \ ∧ / / / \; / | \ ∨_/ / ハ :/ \ Χフ / /  ̄/ Τ  ̄ ',; ;\ | 〈 ∧ 〉 | / 照「京ちゃんがアイドルと聞いて、私なりに応援したのに」シクシク 京太郎「俺は男性アイドルになりたいんですっ!」 照「え? アイドルって女の子がなるものじゃないの?」キョトン 京太郎「え?」 照「え?」 京太郎「もしかして……だから女装を?」プルプル 照「うん。女の子になりたいのかと思って」ポリポリ 京太郎「……」 照「オカシウマー」モグモグ 京太郎「……」 げ ん こ つ 照「」チーン 京太郎「照さんのバカ……」メソメソ 煌「これはすばらくないですね」 カンッ! 490 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 22 13 01.43 ID Yb8XUrJio [3/8] 判定はあくまで反応が変わるだけで、ステ上昇とかじゃないです まぁ印象はよくなるかもだけども 【期待は】「アクセル1を語るスレ」part18【無駄なの?】 326 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 今日は中々更新無いわね 327 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 更新は無いのに3スレ以上伸びているのか……(困惑) 328 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID uTaChamBer デビュー近いからねぃ、しょうがねぃ 329 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP ↑ 暴れないでよ、暴れないでよ…… 330 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIkaNjYuU え? 何この流れは…… 331 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 ウフフフ、早く会いたいぞ☆ 332 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP 最後の更新があの家族写真だなんてあんまりですわ…… 333 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii あの家族写真何度見ても笑えるんやけどwww なんやっけ? ほら、あのアメリカのドタバタドラマ? アレに似とる 334 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID RedLeGend ↑ フルハウス? 335 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba ありゃスッゲーファミリーですね 336 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi フルハウスって何? 337 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten クッソwww フルハウスまた見たいwwww アーアーアーwwww 338 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 12.22 ID osero/ka2 そろそろ例のコピペ↓ 339 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? 20.34 ID kIndaIchi アーアーアーアー アッーーー! ウェネバハぺツー デットビーティー ユーメーナ ペーパボーイ イーベンティービー ナゲットレバヒユ ソバニチョウノプリーン ソーウォー コンフューズニーーーン クラーズ ニーダン ネーバスィーン (チェーイ) ノバー ノージョーチュー デモニドー ボーエンシュンワイチューニスパー ドンステーヨー ドゥリーソンツウゥーー エビウェイユーロー エビウェーイ イザハー イザハー アキーノホン ホンチュー エビウェイユーロー エビウェイ イザ メイス サンバニドゥ ニージュー エビウェイユーロー ゥロシャーペーン ロードノーン クライドゥ ウエイジュー トュケピドゥ オーーン エビウェイユー エビウェーユー オーーン ドゥビドゥ バッバダー 340 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ワハハー 341 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii クッソワロタで 500 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 22 25 40.54 ID Yb8XUrJio [4/8] 342 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi 関係無い話はやめようよー 343 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur せやで、ここはアクセル1スレや 344 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ 早く更新来て欲しいよー 寂しいよー 345 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO 【速報】ブログ更新【ヤバイ】 346 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Yokoyari1 キター!! 347 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi 早く見なきゃ! 348 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 え? え? え? 349 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten え? また新人? 350 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID osero/ka2 髪形違うだけで前と同じ新人じゃないか? はぁ!? 351 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba アンビリーバボー 信じられません 352 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID haSSyaku/ ちょーカッコイイよー!! 353 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP これ? 合成とか加工じゃありませんの? 354 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 頂きます 355 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID aRoUnD/40 え、ドストライクなんだけど? ど真ん中なんだけど? 356 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID iKeDaAcaT 勘違い臭が酷い、ゾンビかっての! だし! 357 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KuchiBetA デビュー前で垢抜けてきたのか? それにしてもしかし…… 【掲載された京太郎の写真】 _- ‐  ̄ ` ‐ 、 , ' ´ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .`丶、 / . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . .`ー、 / ./ . ./ . / . . . . . . / . . . .ヽ . . . .', . . . . .ヽ . . .ト、ニニ=─ / . . ./ . / . // . . . . ./ . .ハ . . . \ . .| . .i . . .ヽ . .\___, ./. . . / . /. .// . . .//', | ヽヽ . .\', . .|ヽ、. .\ . . 、-‐´ (__ノ . . . / . ./. . .l .| . . . | l|_,,|l=弋ヽ、 . . .| . . .l. .ヽ . . .\ .\__/ . . . .| . . .| . ./| |{ . . . .l| |i}_|!∠ヽ=ミ,' . . ,' . . .ヽ. . . .\__`ー、ー─ ´l. . .l . . .l .,'__|l、ヽ . . .{ {彡rて フ )7 . ./ .r 、. . .\‐-、< ̄ヽ |. .| . . .|i仁_ヽ、',ヽ ヽノ,ゝ‐´ ̄¨,' . ./ ./ l|. . .`ー、\  ̄ ̄ヽ l . .| .| . . .ヽ {f_rラ} \`、.__ /. ./ .,___ノ_ . . . . . .ヽ` ̄ ノ . .l .| l . . . .ヽゝ'¨´ノ `ヽ ̄ /.ノ .イr───、ヲ─、 ̄\ /´} .ハ l |ヽ . . .',ヾ、_ヽ, /´/./ .| | } | ̄\\ ´ ノ/ },'i| . lヽ`ー、__ 、-‐-、_ / /}ノ{ { | | /| \\ ノ' ノ| .ト | . .l .ヽ` `二 ̄ /' /リ}} }}rヽ|r‐、 ヽ)-‐ー ´ ̄ ,' ノヽヽ |ヽ . `丶 /__|¨// ,、 // 《〈〉ヽ}-‐´ / ̄ / ヽ、l. ./l/} .ヽ... イ /ヘノ | | / \l / / ._-‐‐‐|/ |!|_}ノソ', |イ,‐─' ´ /ヽ / ,' / // リ リ/ | / ̄/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i / l / / / / イ  ̄ ̄} | // / \ / / ̄ヽ / / -‐‐ ̄ ̄ ̄ ̄{ / / / - ´ > / r´_ ̄7 / { / ̄ ヽ ´/ -‐ \ノ /ヽ,' l / / _/ _ \ / / / // ヽ / \ } \ ヽ 516 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/08/23(金) 22 39 27.62 ID Yb8XUrJio [5/8] 358 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii 加工乙 359 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID hizamakur どう見ても天然物やろ 360 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe すてきです 361 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID sHadeMooN よく見てみろ塵芥ども。肌は荒れているし、髪をクシャクシャにして枝毛を隠している 奇抜なメイクで小細工などとは、片腹大激痛!! 362 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TeMpTress でもカッコイイんだな、これが 363 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID YAnTeruru デートしたい 364 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID SteaLthMO そもそも変わりすぎっすね、これ 365 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID OpPekEten イメチェンってレベルじゃねーぞ!! 366 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Lu/OosIba クワイエット 最初は動揺しましたけど、落ち着けばなんてことはないですね 367 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID KuchiBetA 結構頑張ってるんだね だけど361の言うようにメイクでごまかそうとしているのが見え見えなのが悲しい まだまだこれからなんだろうけど、努力は評価してもいいんじゃないかな? 368 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID anTenAcuP うちの執事といい勝負ですわ…… 369 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID yuuki+Aoi これで演技力があれば……ファンになるのになぁ 370 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID HayariN28 もう待ちきれないよっ☆ 371 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID koSI+MIZU すがくーん!す、すーっ、スガアアー!!スガーッ!! 372 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID Waka/LoVe うえやじるし それしってます 373 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID 2AkocHan2 悪くは無いけど、やっぱりただの上級レイヤーにしか見えないのよね 374 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID TokiTokii マジレスすると元が微妙だったからよく見えるだけや 実際そんなには変わっとらん 375 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID CraZyCaR ワハハー、ジャ○オタを舐めないで欲しいなー 376 名前:VIPにかわりまして雀士がお送りします[sage] 投稿日 ??? ? ? ?.? ID kIndaIchi 面白くなってきたねーwww
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1/6 719 偶然京太郎と出会ってしまう霞さん 石戸霞です。 ふふっ、今日もシロさんのところに行って京霞・京白談義で熱く語れたわ。 シロさんはあの世界でボケーっと過ごしているし、私も余裕を持って執筆しているから時間を合わせられるのよね。 それに、シロさんは放っておくとご飯を食べるのも億劫になってしまうから、心配なのよ。 ……それなのに、私より料理が上手いって嫉妬しちゃうわ。 わ、私は別に不器用じゃないもん! 「あら、今日はあの本の新刊が出る日だったかしら」 やっぱり恋愛系の本って続きが気になるのよね。 高校生の頃からずっと追いかけている作者さんの新刊の発売日よ。 あ、私の新刊も今日発売だったわね。気恥ずかしいわ。 これが最後の一冊ってことは、結構売れているのかしら。嬉しいわね。 ……あら、あれは!? ,. --- 、 ____ /, ´ ̄ ̄` '⌒´ \ 、_/_/⌒ヽ , / ヽ ,---、 / // ヽ . , / ̄-/ /' { | | | / __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | | . ' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | | / , ´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | | /\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ ////\ r--- ´八 !∧  ̄ , . . }/ノ/ リ. ///////\ \}∧ u 八/ 「咲に頼まれた本、どれだ?」 //////////〉 込、 __ ,. / ///////// / }>、 ` イ |从 ,'//////// / _ /--、l ` ̄ , |--、.///////// / イ/////\ {////} / 「///|'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2/6 きょ、きょきょきょきょきょきょうたろうさん!? な、なんでここにいるのかしら!? ま、待って、ここは気付かずに出て行けば大丈夫なはず! そう思って踵を返すとーーー 「あれ、前にうちに来てた人ですか?」 きゃー!? 京太郎さんが喋ったわ!? し、しっかりしなさい私! しゃべるわよ! 人間だもの! あれ、もしかして私に話しかけているのかしら!? 「君だけど、もしかして勘違い?」 「い、いいいいいいえ。わわわ私です!」 「(中学生時代の咲みたいな反応……)」 ちょ、ちょっと待ってー! いきなり憧れの人に話しかけられるなんて私には難易度が高すぎるわ! これまで生きてきて、霧島のお爺様以外の男の人と会話なんてしたことないんです! この前の京太郎さんとの遭遇だって会話してないし! それにお化粧や着こなしだってシロさんのところに行く程度しか……に、逃げさせてぇ! 「良かったー。前に咲に話を聞いたら知り合いだって言うからさ。 びっくりさせて帰らせちゃったのかと」 「しょ、しょんなことないでしゅ!」 「(あっ、この子は男と話すの慣れてないんだな)」 す、須賀さんが私の話をしていてくれて助かったわ。 私、あのままだとただの不審者ですもの。 それにしても京太郎さん……。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3/6 / / | ハ | | i 、 ヽ \ \_. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _>←霞フィルター | i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄ | | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ | | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人. !. r| i.|、!,,ィ'" ._iミi! |/ /彳 r !ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´. | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ ! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、| ノi \ヾi .、、 i! i ノリ ` | ヽ__i |イ|/ ヽ i、 i ____...., |/ ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、! i !i 、 \  ̄´ /!/ 人 |ハ,i、! 、 \ / ./.| `Y´ ト、! ゙、 `ー---'′ /|V. ′ ′ ′ | / ' . \ | l | | ′ ' . | l | | /| ′ ' | | | | l | l l i-l l‐ | | ---| |l | | | l | l l |八 | l | |__, | |l | | | l |l |\从 l __}八{ l ノ 从 リ 八 j | l 八 | ,,xぅ斧笄ミ\ |斗ぅ斧x )/ / / ノ | l \ | 《 h __j刈 `ー┘ h__j_| 》厶イ イ | | 个゙ 乂廴ソ 乂_ソ ,′ | | | | , ,′ | | ┃ | `` `` ,′ | 「(か、カッコいい……)」 | ‘ |\ r‐ ┐ 人 | | ‘ | | ` ´ イ _ _ __ 八 | ‘ 「 | ` .... | l / / /^Yヽ | ‘ |八 T7^\ | / / / /Y^, | ‘ |\\ // `丶/ / / / | ! | -‐ ‘ | \\ .//. / / / / .八 | -‐'^´ ‘ | \\ // / / / / / ト、 __ /⌒ヽ ⌒\ ∨ ヽ___ _, ----` ∨ `ヽ、 /´ | \ / ____ / l| | . \ ←現実 /// / | |l | ヽ / / // ,∧ / ,イ l| . . . / イ / // l | ' / ! 从 | . .'/ ' ' /-|-{ { | /}/ | / } } | . }' / |Ⅵ { 从 ' , }/ /イ } . / イ | l{ { ∨/ ' } ∧ . 「(おっぱいでけー! ´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{ {从 | , ムイ r 、 }} /} \ いや待てJKは犯罪だ。咲に殺される)」 | ノ ' }/イ/ { _,ノ 人 _,.. ァ r }/ ` ゝ - ' イ |/ ` ーr ´ ___|_ ___| |//////| {|___ノ __|[_]//∧_ /// |____|///////////> 、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 4/6 「えっと、石戸ちゃんだっけ」 「は、はい!」 あら、私の年齢の話は聞いていないのかしら? ふふっ、そういえば『この世界』では京太郎さんと喋ったこともないわね。 ついつい忘れていたわ。ふふふふふ。 「結構本は読むの?」 「はい!」 「あ、それで咲と仲良くなったんだ。 アイツ人見知りで友達少ないから、仲良くしてやってくれよ」 「こ、こちらこそ」 ふふっ、年下扱いされるのも悪くはないわね……。 昔は何かと年上扱いばかりされていたから本当に嬉しいわ! はっ!? 京太郎さんそこまで見抜いて私を甘えさせてくれているのかしら!? さすが京太郎さん……。 「良かったら本を教えてくれないかな」 「よ、喜んで!」 「咲に頼まれたんだけど、著者『K・K』って人の新作はどこかな?」 ……えっ?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 5/6 ...-―――-... / \ / / ト \ \ / / / l l |l l i‘ ヽ ト、 . l l l l l リ ハ リ-‘ | |l |i| | l l从/i // } /__ l | リ |i| | l |,斗≠ト 厶イ,斗=ミル |i| l 八 l〈 V炒 V炒 〉|l リ | | 个ト、 ,, 、 ,,, ,小 / ! 「(私の書いた本!)」. ‘ i ∧ __ // / ノ ‘ i 分、 ` ' ... i/ /i ‘ ∨ i〕i=- -≦ / / | ‘ i l |∧ l ∨ / | /‘ l | ∧_// ∨ / | / /‘卅li ∨/ Ⅳ ト 、 何を隠そう、私こそがケー・ケー。つまり、『京霞』です! ふ、ふふふふふ。 京太郎さんから『京霞』って単語を聞けるなんて……もう今日はお腹いっぱいじゃない。 京太郎さんと会えて、話せて、幸せすぎて死にそう……。 「そ、その本なら私が最後の一冊を持ってるんで、持って行ってください!」 「えっ、でも君の本じゃ」 「ただ持ってただけです家にいっぱいあるから大丈夫です!」 「お、おう? そう? いやぁ、ありがとう。 これで咲にどやされなくて済むよ」 「よよよよかった!」 京太郎さんに喜んでもらえるなんて……幸せすぎりゅ……。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 6/6 ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' 「また今度遊びに来なよ。 / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / お礼をするからさ」 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 ... ----- ... .. ´ ` .. / . \ / . / / / l | l . パアッ…… ′ / / / l l | |\ l . | l l | l__l l | | __} ト l | | l |八{__\从ノ __j ノ| l | | | 抖ぅ竿 ´竿冬、 l / | | l从乂ツ 乂ツ'仏イ ; ‘ ∧{ 、、 ' 、、 }∧ / 「ほ、ほっほっほ本当ですか!?」 ∨ 八 ┌‐┐ 八 /. ∨ ... ` ´ . イ / ∨ | 〕iト -- i〔| | / _|=ミl/´ | ll | / / / / /| | /l | { ̄ ̄`丶 / /∠..._ | |\_,// | |\ }∧ {/´ `ヽnm/´| | ̄`丶{ ∧ / r|| l〈 | | \ |. / /l || | ∨八 \ ‘,|. ,′ / ノ|l | \ \ !. | / / ! ', \ \ |. 从 / _/ | ',__ \ \| {/∧ { .// .人 \\ \ }八 /} \__/ / /_\ } \__,/| \ / /´ ̄ / {/{三三三≧=ヘ \ | \ ふふっ、生の京太郎さん……生の京太郎さんの声……生の京太郎さんの匂い……。 これで京霞妄想も捗るわ! それに、よく眠れそう! よく眠れた日にはいい夢を見れ……もとい平行世界を見れたりもするわよね!? カン!
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優希「むむむ……来た、これこそデスティニー入り目だじぇ! リィィィーーーチ!!」 和「通りません、高目です。タンピン三色ドラ、8000は8900」 優希「あわわわわ」 久「あらら、やっちゃったわねー」 咲「すごい……東場の優希ちゃんをそんなあっさりと……」 京太郎「……」 ガチャッ まこ「おぃーっす」 久「遅かったじゃない。もう始めちゃってたわよ」 まこ「ああ、ちょっと担任に呼びとめられてな……あん?」 咲「あれ、どうかしましたか?」 まこ「……あー、どうもよくわからん状況が目の前で展開されてて、ちょっと面喰ったというか」 和「よく分からない、ですか? 別にいつも通り、麻雀を打っているだけだと思いますけど」 まこ「……いや、これは明らかにおかしいじゃろ」 まこ「優希、お前いつから京太郎の膝に座って麻雀打つような関係になったんじゃ?」 優希「へ?」 久「……自然すぎて流してたわ」 和「……道理で今日は、少し目線が高いなあと」 咲「えっ、みんな気付いてて流してたんじゃ……」 まこ「んで、なにがあったんじゃ?」 京太郎「呪いです」 優希「実は、この犬今日の貢物を忘れてきたらしくて~」 京太郎「呪いです」 優希「それで罰として座布団がわりに使ってやってたんだじぇ!!」 まこ「なんじゃそりゃ」 咲「えっと……優希ちゃん。その、あんまりそういうのはいい気がしないかなぁ……」 優希「いいのいいのー! これは躾だじぇ!」 まこ「いいんかい? 生徒代表の目の前でこんな悪行が行われてるっつーのに」 久「イジメに発展したら止めるわ。両者の合意の上で他人に迷惑をかけないようならいいんじゃない?」 京太郎(……やっぱり呪いのことは伝えられないのか……) 優希「へへん、仕方ない。このへんで許してやるか!」 ――― 部活終了後 優希「京太郎ー! 一緒にタコス買いに行こうじぇー!」 京太郎(くっ……来たか……だが!!) 京太郎「なーんで一緒に行かなきゃなんないんだよ!!」 優希「買い忘れたお前が悪い! ほら、つべこべ言わずにしゅっぱーつ!!」 京太郎「それなら皆で一緒に帰った方が楽しいだろ! そうしようぜ、な!?」 優希「んー? そうかも……」 京太郎(アプローチ! 『一緒に帰る』程度ならさすがに成功するはず……) 咲「あ、京ちゃん、私今日はちょっと用事があって……」 MISS 和「私もちょっと外せない用事が」 MISS 久「そうだ、まこ。この後暇? 手伝ってほしい作業があるんだけど」 MISS まこ「はぁ!? またかい……仕方ないのう……」 MISS 優希「おやおや、これはこれは」 優希「今日は二人っきりみたいね、ア・ナ・タ♪」 京太郎(モロ裏目ったぁぁぁーー!!!) 優希「にゃっはっはー♪ 特選タコスみっつー♪」 京太郎「……」 優希「……京太郎、暗い!!」 京太郎「……なんだよいきなり」 優希「今朝から思ってたけど今日の京太郎は暗すぎ!! スイッチ入ってるのかー!!」 京太郎「スイッチってなんだよ」 優希「むむむ、さてはお前、私によからぬ感情を……」 京太郎「ないない」 優希「なっ、即答だとー! 犬のくせに生意気な奴だな!!」 京太郎「誰が犬か!!」 優希「んーじゃあ京太郎、ほい!」 京太郎「今度はなんだ?」 優希「理由はわかんないけど元気がない時は食べて忘れるのがイチバンだじぇ!! ほら、タコス分けてやるからありがたくおもえ!」 京太郎「もともとは俺の金だろうが……って、た、食べかけかよ!?」 優希「……新しいのは二つとも私の! 犬には食べかけで十分だ! ほら、京太郎、口開けろー!」 京太郎(間接キスイベント……駄目だ、確実にあがってきてる……) 京太郎(無意識だからまだ大丈夫……なのか?) 優希「んー? もしかして、京太郎的には『あ~ん♪』の方がよかったか?」 京太郎「アホか。自分で食えるっつーの」 優希「はぁー、せっかく美少女が『あ~ん♪』してやるっていってるのに……京太郎はモエーってものが分かってないから困るじぇ」 京太郎「シチュエーション自体は非情にそそるものがあるが、相手がなあ」 優希「やれやれ、手のかかる犬だじぇー」 京太郎「犬で結構。ほら、くれ」 優希「ん!」 カサッ ぴとっ 京太郎(……今、手が触ったけど、わざとか?) 優希「……ん? どうした? 食べないのか? 竜田揚げ嫌いか?」 京太郎「……いや、冷めてるなぁって……」 優希「その代わり、美少女エキス満天!! 食べるとキュンキュン~♪」 京太郎(考えすぎ、だよな……さすがに……) 優希「さーて、お互い腹ごしらえもすんだし~」 京太郎(そろそろ離れないと色々とヤバい……主に俺の未来がヤバい……」 京太郎「特に優希へのアプローチは成功しても失敗しても好感度があがるから、なんとかして避けたいのに) 優希「買い物だな!」 京太郎「……は!?」 優希「実はこの前、面白い参考書を見つけてな。京太郎もアレを読めば一発で強くなれるじょ!」 優希「いつまでもカースト最下位じゃあさすがに可哀想だもんなー。私優しいー」 京太郎「……そうか。じゃあ買ってきて明日見せてくれ」 優希「明日といわず今から見に行けばいいじゃん! ほら、行くじぇー京太郎!!」 京太郎「ひとりで行け! 俺は変える!」 優希「えー!! 買い物ー!! かーいーもーのー!!」 京太郎「ワガママ言うな! 俺も用事があるんだよ!」 優希「嘘つけ! 京太郎に限って用事があるなんてない!!」 京太郎「どこからくるんだよその自信は!!」 優希「知らん!!」 京太郎「威張るな!!」 ――― 本屋 優希「ふんふんふーん♪」 京太郎(こうなりゃ徹底的に無関心で行く……それでシラけさせて今日はお開きだ!) 優希「見ろ京太郎!」 京太郎「あったかー?」 優希「セクシーグラビア!!」 京太郎「ぶっ!!」 優希「あははははー!!」 京太郎「待ぁてこのタコスチビ!! いきなりなんてもんを持ってきてんだ!」 優希「……京太郎」 京太郎「ああ!?」 優希「私が何の考えもなくこのグラビア雑誌を持って来たと思うか?」 京太郎「……どういう意味だ」 優希「私の目に狂いがなければ……このひと、のどちゃんとだいたい同じくらいのプロポーションだじぇ!!」 京太郎「マジか!? ちょっと貸せ!! ……これが、和の……身体……」 ピロリロリン♪ メールシタヨー 京太郎「……何した」 優希「……記念撮影?」 京太郎「……誰に送った」 優希「……のどちゃんとー、咲ちゃん?」 京太郎「……」 優希「……えへ♪」 京太郎「お前はあああああああああ!!!」 優希「わわわ、な、い、いきなり怒るなんてカルシウム不足か!?」 京太郎「これが怒らずにいられるか!! なんでお前はそう、面倒な方にばっかり!!」 優希「うっ……うるさーい!! 犬のくせに主人に逆らう気か!」 京太郎「誰が主人だ!! そうやってお前はいっつも勝手なことを!!」 優希「うるさいうるさいうるさーい!! 私がなにしようと私の勝手だー!」 優希「まったく、京太郎のくせに今日はいつにもまして生意気だじぇ!」 京太郎「……もういい、もう知らん!! 俺は帰る!!」 優希「へっ? えっ……」 京太郎「じゃあな!」 優希「……帰っちゃった」 優希「……まったく、レディを一人残して帰るなんて、男としてなってないやつだじぇ!!」 優希「普通はエスコートするもんだって明日キチンと教えなきゃなー」 優希「……」 優希「……いっそのこと、本当に送っちゃおっかな……コレ」 優希「……」 優希「やーめた!! 折角手に入れた弱みをばら撒くなんてしたら弱みの効果が薄れちゃうもんね」 優希「これはしっかり保存して、いつかギャフンと言わせてやろう!」 ――― 京太郎(ヤバい、ヤバい、マジヤバい……) 京太郎(あれはかなりのミスだ……あれがプラスに変わるなんて、考えたくもない……) 京太郎(あれでどこまで行く……? どこまで高くなる……?) 京太郎「……とりあえずは、メールを送ったっていう誤解をとかないとな……」 京太郎「メールで謝るか、会って謝るか……」 京太郎「付き合ってるわけでもないのに会って謝るのは重い、か……?」 京太郎「今の距離感なら、アプローチとしては、メールで謝るのが正解……?」 京太郎「いや、メールだと後残る……明日さらっと謝った方が……」 ――― 翌日 優希「おーっす京太郎ー!! 元気出たかー!!」 京太郎「……」 優希「ありゃ、死んだ犬の目……おーい、起きてるかー?」 ――― 和「メール、ですか?」 咲「優希ちゃんから?」 京太郎「そう! あれさ、信じてもらえないかもしれないけど実は誤解で」 和「私、昨日は優希からメールを貰ってませんけど」 咲「私も。昨日は何にもなかったなー」 京太郎「……へ?」 和「……メールが、どうかしたんですか?」 MISS 京太郎「い、いや、受け取ってないんならいいんだ! うん!」 咲「……?」 MISS ――― 優希「……」 京太郎「……はぁー……」 優希「……もしかして、昨日のことまだ気にしてる?」 京太郎「あー、そうだなー」 京太郎(自爆は痛い……この呪いだと、いかに現状維持するかも重要になってくるんだ……) 京太郎(そういえば、昨日からなんだかんだで働きかけると失敗してきた……) 優希「その……うー……そ、そんなにヘコむなんて京太郎らしくないじぇ!!」 優希「ほら、いつもみたいに『お前のせいだろうが馬鹿優希ー!』って!」 京太郎「あー、そうだなー」 京太郎(いっそ交友関係を全部断ってみるか? でもそれじゃ今までの失敗分のフォローが出来ない……) 優希「……べ、別にいつものことなのにそこまで落ち込まなくてもいいじゃん……変だじょ、京太郎……」 京太郎「ほんとになー」 優希「……その、ごめん……な?」 京太郎「あーはいはいすごいなー」 京太郎(クソッ、呪いを解く方法さえ分かれば……) 優希「……」 優希「……京太郎」 京太郎「……ん?」 優希「話、聞いてるか?」 京太郎「……」 京太郎(……テキトーに相槌打ってて話聞いてなかった。まぁ、コイツの話なんてどうせタコスか麻雀の話だろ) 京太郎「アレだろ? 確かにすごかったよな」 優希「……」 京太郎「あ、あれ? あれ、だよな、えーっと……」 優希「……京太郎の、馬鹿」 MISS てててっ 京太郎「……あ、あれっ……違った……?」 京太郎「おかしい、いつもならあれで乗り切れたはずなのに……」 京太郎「……まさか、好感度上昇で会話の内容が変わってきてる……?」 京太郎「もうそんなにあがっちまったってのかよ!? クソッ、はやくなんとかしないと……」 ――― 部活 京太郎「……」 優希「……」 和「……」 咲「あ、それカン」 京太郎(き、気まずい……朝のことがある分余計動き辛い……) 咲「来ました、ツモです。リンシャン白ドラ赤、4000オール、ラス親トップでアガリヤメです」 優希「……」 和「優希、体調でも悪いの?」 優希「……ちょっとタコスぢからが足りなかっただけだじぇ」 和「……そうですか」 京太郎(和からの視線が痛い……いつもなら『和がこっち見てる、ラッキー!』って思うべき場面なのに……) 咲「あ、京ちゃんハコ?」 京太郎「親に不可思議な手あがられたせいでもう一本も残ってねえよ」 優希「……」 京太郎(おかしい、今のは『まったく、成長しない犬だじぇ!』とか言う場面だろ!!) 京太郎(なんで黙ってる!? なんでちょっと俯いたままなんだよ!?) 和「……」 MISS 京太郎(そしてなんでそこで下がる!?) 咲「そっか、ハコかぁ……じゃあ京ちゃん、買い出しお願いできる?」 京太郎「はぁ!?」 咲「負けたから買い出し! ってことじゃ駄目?」 京太郎「なんだよそんなルール、聞いてないぞ!」 咲「あ、ごめん……そうだよね、これじゃちょっといきなりすぎるか。だったら」 京太郎(……あ、駄目だ。これは断ったら下がる展開だ……穏便に、穏便に……) 京太郎「……いや、でもそういうのも面白いかもな」 咲「もう一局打って……ホント!?」 GOOD 京太郎(初の好感触! これなら、すぐに失った分も取り戻せ……) ――― 京太郎「で、お前と買い出しか」 優希「……ん」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎(結局、二人になっても気まずいのは変わらない、か……どうしたもんかな) 京太郎「タコスは買わなくていいのか?」 優希「……いい」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎「あーもう!!」 優希「ッ!?」 京太郎「お前ここで待ってろ!! 俺ちょっと買い物行ってくる」 優希「い、いきなりなにを! っていうか、一人でどこに行くつもりだー!」 京太郎「買い忘れたもんがあるんだよ! すぐ戻るからそこで大人しくしてろ!」 京太郎(とりあえず、このまま優希を連れて帰ったら和の好感度が下がり続ける、それだけは何とか避けたい) 京太郎(ここは一旦こいつを元気にするのが最優先だ) 京太郎(そうと決まれば、やることは一つ!) ダダダダダッ ――― 京太郎「よう、待たせたな」 優希「……なに買い忘れたんだ?」 京太郎「コレだよ。ほら、食え」 優希「……あ、特選タコス……」 京太郎「元気がない時は食べて忘れるのが一番なんだろ?」 京太郎「これで昨日の件と、今朝の件はお互いに忘れる。それでもうこの話は終わりだ!」 京太郎(力技な気もするけど……優希相手ならこれくらいでも大丈夫なはず……) 優希「……」 京太郎「駄目か?」 優希「……んー、京太郎がそこまで言うなら……」 京太郎「じゃあこの話はここで終了! タコス食ってさっさと帰るぞ!!」 優希「うん!」 京太郎(よし成功! これで和や咲の評価も下がらなくなる!!) 優希「……ふっふっふ、それにしても、お前もようやく主人に奉仕する心が芽生えてきたみたいだな!」 京太郎「はあ?」 優希「いやぁー、まさか黙っててもタコスを持ってくるようになるとは」 優希「麻雀はへたっぴーなままなのに躾の成果はグングン出てるじぇー!」 京太郎「……お前はぁ! いっつも一言余計なんだよ!!」 優希「名犬京太郎の働きに免じて今朝のことはトクベツに忘れてやるじぇ!! ありがたく思え、犬!」 京太郎「……はぁー。はいはい、どうもありがとうございます」 優希「よぉーし!! のどちゃんたちもきっと待ちくたびれてるじぇ!! 帰るぞ京太郎!!」 PERFECT!!! 京太郎「……!? い、今なんか、好感度が爆上がりした気が……」 優希「どうした京太郎! おいてっちゃうぞー!!」 京太郎(優希の好感度が青天井で進んでってる……このままじゃホントに……) 優希「ったく、手のかかる犬だなー! ほら!!」 ギュッ! GOOD! 京太郎「へっ……なっ!? お、お前、手っ……! っつーか好感度!?」 優希「ほら、行くぞー! ったく、今度から首輪と紐も用意しとかなきゃ!」 京太郎「わわわ、引っ張るな、引っ張るな!! 自分で歩けるから!!」 優希「いーや! どうせ京太郎のことだからへーんなこと考えて途中で立ち止まっちゃうに決まってる!」 優希「こうやって飼い主が引っ張っていって面倒みてやらないとなー!!」 GREAT!! 京太郎(逃げ場がない強制イベントで、会話の度に好感度上がってくとか、んなもんありかよぉぉぉ!!!!) ――― 部室 優希「たっだいまー!! 買い出し、行ってきたじぇー!!」 まこ「おう、お帰りぃ。部長も来んで卓が割れとるから、物はその辺においてすぐ入ってくれー」 優希「はいはーい! ほら、行くぞ京太郎!!」 京太郎「ん? 俺が行ったら面子が余るだろ」 優希「お前は私の座布団! ほら、こい!!」 京太郎「ちょっ、だから引っ張るなって!」 咲「……よし!」 GOOD ――― 優希「行くじぇ、ダブルリーチ!!」 和「……元気、出たみたいですね」 GOOD 京太郎(お……) 優希「タコスのおかげで元気も百倍!! よし来たぁ!! ダブリータンピン一発オモウラ赤、4000・8000!!」 まこ「ふむふむ、不調だと聞いとったんじゃが……結構調子もよさそうじゃないか」 GOOD 京太郎(優希の機嫌が直ったことで、見直されてる……のか?) 京太郎(……しかし、今さら少しくらい好感度があがったところで……) 優希「へっへーん! どうだ、見てたか京太郎!」 GOOD 京太郎(こいつの独走状態を止めないことにはいくらあがっても結局焼け石に水だ……) 京太郎(なんとかして優希の好感度の変動なしに他のメンバーの……出来れば和の好感度をあげたい……!!) ――― まこ「はっはっは、南入する前にハコ被るとは思わんかったわ。実戦でもそれが出れば負けなしなんじゃがなぁ」 優希「今日はたまたま、調子が良かっただけだじぇー」 まこ「んー、しっかし部長は遅いのう……この様子じゃ今日はもう来んかな?」 咲「会長職の方が忙しいんですかね?」 まこ「さぁなー。ま、今日ももう遅いし、勝手に切り上げても怒られんじゃろ」 優希「終わりかー。いやー、勝った勝ったー!!」 和「本当に、今日は……特に買い出しから戻ってきてからは、まるで手がつけられなかったです」 優希「タコスパワー爆発の一日だったじぇ。さ、じゃあ帰ろう、京太郎」 京太郎「ってちょっと待てぃ! なんでお前と一緒に帰ることになってんだ!!」 優希「へ? 帰んないのか?」 京太郎「今日はちょっと用事がある。だから部室で適当に時間潰すんだよ」 優希「またまたー、嘘ばっかりー!」 京太郎「残念、今日は本当だ。ほら、さっさと帰った帰った」 優希「ぶー……つまんないじぇ!」 咲「そっかぁ……でも、残念だなぁ。せっかく皆で一緒に帰ろうって話になってたのに」 京太郎「えっ」 ――― 咲「じゃあ京ちゃん、戸締りお願いね」 まこ「あと頼んだぞー」 和「お疲れ様でした」 京太郎(……どうしてこうなった……) 京太郎(いや、待てよ……逆に考えれば、これはチャンスじゃないか?) 京太郎(優希が居ない状況に加えて、もしかしたらまだ部活を続けてると思ってる部長が来るかもしれない! 京太郎(好印象を与えるには……備品の整備でもしてればバッチリかな) 京太郎「そうと決まれば、よし、全力だ!!」 ――― 一時間後 京太郎「……おかしい、一向に部長が来る気配がない」 京太郎「まさか、直帰した?」 京太郎「……あり得るな。染谷先輩あたりがメールで部活が終わったって連絡したとかで。 ううむ、いい作戦だと思ったんだけどなー。時間の無駄だったか……」 京太郎「整備も一応一通り終わったし、これ以上待つのも面倒だな。今日は帰るか」 キィッ…… 優希「お、京太郎!」 バタン ガチャッ! 京太郎「……やばい、呪いのせいでかなり疲れてるみたいだ……」 京太郎「だいたい一時間くらい前に帰ったはずの奴がいるなんて、そんなはずは……」 どんどんどん! 「こらー! 人の顔を見るなりドアを閉めるとはどーゆー了見だー!!」 「わっ、鍵まで締めるなんて酷いじぇー!! おらー、あけろー、犬ー!!」 京太郎(なんなんだよぉ……なんでいるんだよぉ……) 京太郎(もうやだ、誰か助けて!) 京太郎「で、何しに来たんだ?」 優希「私、どうしてもアナタと帰りたくて……」 京太郎「理由重いわ!」 優希「なーんてな! ウソウソ! 実は忘れ物しちゃって、急いで取りに来たんだじぇ!」 優希「いやー、まさか部屋が空いてるとは思わなかったからさすがの私も思わずビビっちまったい!」 京太郎「忘れ物?」 優希「んーと……あったー! 携帯ー!!」 京太郎「……なんで携帯なんか忘れて帰るんだよ」 優希「まったくー! 制服はポケットが不便で困っちゃうよなー! 気が付いたら落ちちゃってて!」 優希「……あれ、そう言えば京太郎もそろそろ帰るのか?」 京太郎「ああ、そのつもりだけど……」 優希「だったら……折角だし、一人おいてかれて可哀想な京太郎のためにこの優希ちゃんが一緒に帰ってあげようではないか!」 京太郎(しまった、アプローチミスだ……! 今のは『もう少し居る』って言って先に帰すべきだったな……) 優希「よし、じゃあ帰ろー! ごーごー!!」 京太郎(……備品の整備をしてたから分かる。あんな場所に携帯は落ちてなかった……) 京太郎(まさかこいつ、わざわざ引き返して会いに来たのか……?) 京太郎(だとしたら……上がり過ぎてないか……コレ) 優希「二人きりなんていつ以来かしらねぇ? アナター♪」 京太郎「まだ一日もたってないだろ。だいたい三時間くらいか」 優希「むむ、空気の読めない奴め!」 京太郎「どう空気を読む流れだったんだよ、今の」 優希「それは京太郎が考えるべきことであって、私が考えることじゃあないな!」 優希……そういえば、今日の京太郎の用事ってなんなんだ?」 京太郎「呪いの説明書がコンビニに届く」 優希「……ううむ、聞かれて黙ってるところを見ると……まさか、浮気!?」 優希「これは大変な事になってきたじぇ……とりあえず、名探偵を探して!!」 京太郎「なんで浮気になるんだよ。コンビニで荷物を受け取って帰ることになってたんだっての」 優希「ふーん。荷物か……家に届けてもらうんじゃダメだったのか?」 京太郎「コンビニで代金引換で受け取るタイプの商品だからしょうがないんだよ」 京太郎「じゃあ俺はあっちのコンビニ行くから。気をつけて帰れよー」 優希「おーう! また明日なー!」 ・ ・ ・ 京太郎「……今までに比べれば、やけにすんなり引き下がったな……」 京太郎「呪いのことが知られないようにするための効果が働いてるのか?」 ――― 翌朝 京太郎「ヤバい、マジヤバいぞコレは……どうしたもんか……」 だだだだだっ 優希「おーっす京太郎ー!!」 べしーん! 京太郎「痛っ!? なっ、優希!? なんでここに……」 優希「なーんか叩きたくなる背中があったからつい叩いちゃったけど、なんだ、京太郎だったのかー」 優希「いやー、まーったく気付かなかったじぇー」 京太郎「いや、お前知っててやっただろ!! しっかり名前呼んでただろうが!!」 優希「やれやれ、細かいことに縛られてちゃ大きくなれないじぇ?」 京太郎(いつもは会うはずなかった朝の通学路でまでエンカウント……確実にイベントが進んでる、ってことか?) 京太郎(ヤバいことになった……あの説明書の内容が本当なら……) 【ヤバいこと要約】 ・呪いの対象を邪険に扱った場合、心象が下がりつつ好感度はあがます つまり呪いの対象が『大好きだけど理解してくれない』『自分の愛が通じていない』状況になってしまいます あまり邪険にし続けると、心象に比べて好感度が高くなりすぎて愛が重くなり、最悪刺されます 京太郎(昨日の夜といい、今朝といい、だんだん愛が重くなってきてるってのは分かる……) 京太郎(つまり、優希から意図的に離れようとしてるのがばれてるってことか?) 京太郎(もしこのまま昨日までみたいに邪険にしてたらいつか……) ――― 京太郎『わっ、馬鹿、やめろ優希!』 優希『もう……もう、こうするしかないんだじぇ……』 ザクゥゥッ!! 優希『……ふふふ、これでもう、ずーっと一緒だな。ずーっと、ずっと、私が面倒みてやるからな』 ――― 京太郎「……」 京太郎(優希の好感度を上げればこのまま一生優希の犬……だけど優希の好感度をあげなきゃ刺される……) 京太郎(あれ……もしかしてこれ詰んでる? 逃げ場がなくね!?) 京太郎(いや、まだ、まだなにか残ってるはずだ……輝かしい未来への道が……) 優希「ん? どうした、顔が青いぞ。元気足りないのかー?」 京太郎「い、いや……まぁな」 優希「……うーん……だったら、元気注入が必要だな」 京太郎「ちょっ、なにする気だ!」 優希「ふっふっふ、痛いのは最初だけだ。ほら、優しくするから……」 じりじり…… 優希「見えた、ここだ!! 京太郎覚悟ー!」 京太郎(まさか、刺される!?) がばっ! 京太郎「……へ?」 優希「んーしょっと、動くなよー」 もぞもぞ 京太郎「……えっと、なにしてんだ?」 優希「タコスに続く私の元気の源、セアミィアクセサリーだ!今日は特別にこれを貸してやる! ありがたく思えー!」 京太郎(思ったより……普通?) 優希「……うー、京太郎のお腹、太いから巻けないじょ……いつのまにこんなデブ犬になっちゃったんだ……」 京太郎「……男の腰と女の腰を比べるなよ。お前の腰が細すぎるんだろ」 優希「ふふん、そうかもな! なんてったって私、ナイスバディだからな!!」 京太郎「……」 優希「ナイスバディだからなっ♪」 京太郎「……そうか、よかったな」 優希「むっ、今、なーんかよからぬことを考えたな! いやーん、京太郎のえっち♪」 京太郎「お前の体のどこでよからぬことを考えろっていうんだよ。っていうか、お前、いつまで、その……」 優希「ぶー……腰は無理!! 京太郎、首!」 京太郎「首……って、それ首につけて過ごせってのか!?」 優希「他に付けられそうな場所がないだろ。首なら細いし、服の上だし、飼い犬の証明にもなるしな1」 京太郎「……腕とか肩とかでもいいだろ別に」 優希「京太郎の脇汗で汚されちゃったらたまったもんじゃないじぇ。ほらー、くーびー! くーびーかーせー!!」 じたばたじたばた!! 京太郎「分かった、首でいい! 首でいいから暴れるな!! その位置で暴れるのはヤバい!!」 優希「へ? なにが?」 京太郎「いいから貸せ! 自分でつける! そして離れろ! いい加減暑苦しいわ!」 京太郎(……当たり前のように腰に抱き付いてきたかと思えば、この反応……) 京太郎(これはどっちなんだ……計算尽くか? それとも、本当に無意識で……) ――― 昼休み 咲「それで、京ちゃんがセアミィをつけてたんだ」 京太郎「ホント、困ったもんだって。外してるの見つけると怒鳴ってくるし」 咲「優希ちゃんも京ちゃんのこと心配してるんだよ、たぶん」 京太郎「だからってこれはないだろ。流石に」 咲「えー、似合ってると思うけどなぁ」 GOOD 京太郎「首動かしにくいし、暑いし、人には変な目で見られるし、その上汚すなって釘刺されて踏んだり蹴ったりな気分だよ」 咲「でも、元気は出たんでしょ?」 京太郎「……だったら咲もコレ付けて一日過ごしてみるか?」 咲「……それは、遠慮しておこっかな」 京太郎「成程、咲はこの蛇猫を付けて過ごすのが恥ずかしいって言いたいわけか。あとで優希の奴にチクっとくかなぁ~」 咲「へっ!? いや、そんな意味じゃなくて!!」 京太郎「なんてな。でも、咲ならこういう可愛いのも結構似合うんじゃないか? 俺と違ってさぁ」 咲「えっ……も、もう! からかわないでよ!」 GREAT! 京太郎(すごい、すごいぞこのアクセサリー……アプローチがどんどん成功する……) <京ちゃんのこと心配してるんだよ 和「……」 MISS <似合ってると思うけどなぁ 和「……」 BAD! <からかわないでよぉ~! 和「……」 WORST!! 優希「んー? のどちゃんどしたー? 顔怖いじぇー」 和「いえ、さっきから視界の端に少し不愉快な物が」 優希「んー、どれどれー……おっ、咲ちゃんと京太郎だ!おーい! 咲ちゃーん!!」 和「あ、ゆーき……」 ――― 咲「あっ、優希ちゃん!」 優希「二人も学食で食べてたのかー、いやー、気付かなかったじぇ!!」 京太郎「そういうお前は一人で学食か?」 優希「んーん、のどちゃんと一緒! おーい、のどちゃーん!!」 和「どうも咲さん。それに須賀君も」 京太郎(……あれ、和、なんか怒ってる……?) 優希「うむ、ちゃんと付けてるな! 感心感心♪」 GOOD 京太郎(あ、そういえば、キチンと付けてると好感度あがるんだよな……) 京太郎(外しててもアプローチ失敗で優希の好感度上がるし、一長一短か……どうするかな……) 優希「あれ? 京太郎、そんなに小食だったか?」 京太郎「首が圧迫されて喉を通らないんだよ。しかも汚すなって言われてるから余計気を遣うし」 咲「あー、だから今日はいつもみたいにランチ系じゃないんだ」 京太郎「そうそう、俺だって汚さないように結構考えてんだぞ。感謝しろ」 優希「借りた物を綺麗に使うのは人として当然のこと、出来て当然だ!」 京太郎「……お前は本当に、俺の気づかいを踏みにじるのが好きみたいだなぁ……」 和「……『いつもみたいに』?」 WORST!! 京太郎「ッ!?」 咲「……? どうかした、京ちゃん?」 京太郎(……今、見たこともないような好感度の下がり方が見えたような気が……) 京太郎(優希を邪険にすれば周りの女子の好感度が下がる。そして呪いが発動して、優希の好感度が上がる……) 京太郎(咲の好感度を上げてる場面を見られるとなぜか和の好感度が下がる。そして呪いが発動して、優希の好感度が上がる……) 京太郎(おそらく和の好感度を上げても、部長や染谷先輩の好感度を上げても……結局優希の好感度が上がる気がする……) 京太郎(助けてくれ……この無間地獄から……!) 優希「はい、アナタ、あーん♪」 京太郎「……なんだよいきなり」 優希「ごはん抜いたら後がきついだろーなーって思って」 優希「汚れるのが気になって食べられな言うから、仕方なく汚れないように食べさせてあげてるんだ」 京太郎「……だったら、コレ外させてくれよ」 優希「それは駄目~。外したら×2だじぇ!」 京太郎「……はぁ……」 ・ ・ ・ 咲「あの二人、仲いいねぇ。少し羨ましいなぁ」 和(……この雰囲気に咲さんの今の台詞……私も咲さんにあーんをするべき……?) ――― 部室 京太郎「……」 優希「~~~♪ ~~~~~~♪」 京太郎「……和と咲は?」 優希「買い出し。京太郎が来る前に出てっちゃったじぇ」 京太郎(よりにもよって、このタイミングでかよぉ……) 京太郎(優希の犬で終わるわけにはいかない……なんとか、ここはアプローチを起こさずに……) 優希「……そうだ、京太郎!!」 京太郎「ってそっちから来んのかよ!!」 優希「へ?」 京太郎「い、いや、なんでもない……それで、なんだ?」 優希「セアミィ、そろそろ返せ!」 京太郎「……人にいきなり押し付けてきて、んで今度はいきなり返せかよ。まぁ、こっちとしても首が楽になるからいいけど」 しゅるしゅる 京太郎「ほら、ありがとな」 優希「うむ、確かに! ……ん?」 京太郎「どうした?」 優希「セアミィ……ちょっと湿ってる……京太郎汁が沁み込んじゃってる……」 京太郎「汁言うな! 汗だろ、汗!それに首に巻いたら汗が付くに決まってんだろ! 普通に考えて分かるだろ!」 優希「うぅ……汚されちゃったじぇ……ごめんね、セアミィ……ちゃんと京太郎に責任とってもらおうな……」 京太郎「さらっと恐ろしいことを口走るな」 優希「責任とってタコス買ってこーい!!」 京太郎「結局それかよ! ……ん? 待てよ……」 京太郎(タコスを買いに行く→部室から離れる→優希から離れてアプローチを行うチャンス!) 京太郎「ったく、まぁ、汚した俺も悪いしな。学食のでいいのか?」 優希「……今日はやけに聞きわけがいいな……もしや、何か企んでるのか!?」 京太郎「へーへー、お前からすれば俺の好意は全部悪巧みなんだな。で、何個買ってくりゃいいんだ? 特別に奢ってやるよ」 優希「ん? 別に買いに行かなくて大丈夫だじぇ? 断られると思って今日は自分で買ってきたからなー」 京太郎「……なんだと……」 優希「にゃははー♪ タコスウマー!」 京太郎(いや、いい方に考えよう……買いに行けばたぶん優希の好感度があがってた……) 京太郎(他の女子の好感度はあがってないが、優希の好感度もあがってない、±0なんだ……) 優希「京太郎もタコス食べるか?」 京太郎「……くれるのか?」 優希「あげない!」 京太郎「……じゃあ最初から聞くなよ」 優希「ふっふっふ、優越感に浸りながら食べるタコスもまた美味……今宵のタコスは一味違うじぇ……」 京太郎「あーはいはい、よかったなー」 京太郎(出来れば、このまま和と咲が帰って来てくれればいいんだが……どこまで買い出しに行ってるんだ? あの二人……) 優希「……」 優希「……なぁ、京太郎」 京太郎「ん?」 優希「……その……京太郎の膝、座ってもいいか?」 京太郎「 」 京太郎「 」 優希「聞いてるか? 京太郎」 京太郎「 」 優希「おーい、京太郎ー! 起きろー!!」 京太郎「……ああ、悪い。お前が誰かに対して許可を求めるなんてちょっと予想外すぎて」 優希「予想外とは失礼な奴だな! 私だって京太郎以外にはきちんと許可を求めてるじぇ!!」 京太郎「あーもう、分かった分かった!! ……それより、なんでいつもみたいに勝手に座らないんだ?」 京太郎(……ないきなりしおらしくなるなんて逆に怖い展開だな……予想外すぎて、どう動くべきか……) 優希「へ? 別に意味なんてないじぇ? 今日は聞いてから座りたい気分だったんだ!」 京太郎「って言われても……改めて聞かれるとなぁ……調子狂うっていうか」 優希「お前の調子なんか知ったものかー! うりうり、答えろー!座らせたいか?座ってほしいだろ? 座ってくださいって言えー!!」 京太郎「って駄目に決まってんだろ! お前はもう少しつつしみってもんを持て!!」 優希「……駄目?」 京太郎「ったく、いつもいつも座布団扱いしやがって。俺が好きでやられてるとでも思ってたのかよ」 優希「……そっか。ちぇー、京太郎はケチだじぇ」 MISS 優希「はぁー、座布団としても使えないなんて、こんな駄犬拾うんじゃなかったじぇー」 京太郎「普通は断るに決まってるだろ。つーか最近のお前は意味もなくベタベタくっつき過ぎだ」 優希「……くっつくの駄目か? 一緒の方が楽しいじぇ?」 京太郎「お前にとってはそうかもしれないけどな、それでももう少し距離を取れ。そうしないと、色々とヤバいから」 優希「そんなもんか?」 京太郎「そんなもんだ」 優希「そっかー。ところで京太郎」 優希「……京太郎の膝、座ってもいいか?」 京太郎「……」 京太郎「えっ」 優希「……駄目?」 京太郎(嘘だろ、パターン入った!?) ――― 優希「えへへ~♪ 京太郎椅子~♪」 PERFECT!!! 京太郎(卑怯だろ……それは卑怯だろ……) 優希「~~~♪ ~~~♪」 京太郎(強制イベントまで発生するようになっちまったのか……こりゃとうとう……) 優希「……」 京太郎(……もういっそ、このまま優希ルートに入るか……? そうすりゃもう何も考えなくて済むし……) 京太郎(いや、でも、これも可愛くないわけじゃないけど、半分以上呪いでこうなってるんだしなぁ……なにより質量が物足りない) 優希「……なぁ、京太郎」 京太郎「……どうした」 優希「こうやって、くっついてるとさ、色々とわかっちゃうな」 京太郎「……色々ってなんだよ」 くるっ 優希「ふっふっふ、知りたいか?」 京太郎「お、おい、こっち向くな! この格好はホントにまずい!!」 優希「いーじゃんいーじゃん、別に減るもんじゃなし!」 優希「よいしょっ!」 ぺたっ 京太郎「その向きで座るな!! ヤバいから!! 本当に! 他のメンバーの好感度的にヤバいから!!」 京太郎「……」 優希「それでだな、分かったことっていうのは他でもない……」 京太郎「……」 優希「……京太郎!!」 京太郎「……な、なんだ」 優希「人が話をしてる時は人の顔を見ろ! ったく、だから礼儀のなってない駄目犬って言われちゃうんだぞー。ほら、顔こーっち!!」 ぐいっ ぐいっ 京太郎「わっ!? 馬鹿、やめろ! 顔が、顔が近い!!」 優希「べつに今さら顔の距離なんて気にするほどのことじゃないじぇ!」 優希「それよりもな……こうやってぴたっとくっついて座ってると、普通じゃ分からないこともわかるってことに気付いたんだ」 京太郎「……た、例えば……なんだよ……」 優希「……例えばな……」 京太郎「……」 優希「……京太郎が湿ってるのは首元だけじゃなくて、全体的に湿ってるってこととか」 京太郎「……は?」 優希「お前、全体的にじっとりしてるじぇ! なんていうか、こう……」 京太郎「うるせぇ!! この暑い中ベタベタくっついてきてるお前が悪いんだろうが!」 優希「むっ、事実を指摘されて怒るなんて勝手な奴だ!」 京太郎「事実だとしても伝えていいことと悪いことがあるだろ!!」 優希「伝えなきゃいけないことならまだまだあるけどなー、他にはー」 京太郎「まだあんのか……っつってもどーせ、臭いとか、座り心地が悪いとかそんなんだろ?」 優希「それは聞いてのお楽しみって奴だ。京太郎、目ぇ瞑れ!」 京太郎「目? 目って……」 京太郎(……待て、これ、なんかフラグ臭くないか……? 言いだすのも唐突だし、普通に考えれば目を瞑る必要なんてない……) 京太郎(ここで目を瞑るのはなんかヤバい気がする、ここは好感度下がるのも覚悟の上で、逆を行くしかない!) 京太郎「バーカ、そんな手に騙されるかよ。どうせ目を瞑ったら最後、顔にラクガキでもしてくるんだろ?」 優希「そ、そんなことしないじょ! いいから目を!!」 京太郎「やだね! この前でさんざんこりたんだ。もうお前の好きにはさせるか!」 優希「……もういい!! 頭貸せ!!」 京太郎「あっ、痛っ、掴むな! お前、何を……」 ガバッ!! ぎゅぅぅ…… 優希「……ほ、ほら……わかるか!?」 京太郎「な、なにが……?」 優希「……すっごいドキドキいってるだろ……私の胸……」 京太郎(ヤバい、この展開は、ルートが確定しようとしてる……逃げ切れるか!?) 京太郎(仕方ない……一時的に雰囲気をブチ壊すために、ここはあえて……) 京太郎「あ、ああ、そっちか! なんだ、俺はてっきり起伏がわかるかって聞かれたのかと……」 優希「最近な、なんかおかしいんだ……こう、もやもやするっていうか」 京太郎(聞いてねぇーーー!!!) 優希「それもこれも、全部お前のせいだじぇ!!」 京太郎「えっ、俺!?」 優希「……京太郎の、せいだからな……一緒に居ると苦しいのも、楽しいのも、全部」 京太郎「んなこと言われたって……」 優希「うっさい! お前のせいだったらお前のせいなんだ!! 責任取れ!」 京太郎(いきなり責任って、愛重すぎるだろ!! どうする、どうやって……) ガチャッ 咲「優希ちゃんお待たせー!」 咲「……」 優希「……」 ← 涙目で丁度胸の位置で京太郎の頭に抱き付いている 京太郎「……」 ← 抱きつかれてる 咲「そ、その……」 京太郎(なんでこのタイミングで帰ってくるんだよぉぉおおお!!) 京太郎(い、いや、逆にこのタイミングは神がかってる……これなら、さっきの告白もうやむやにできる!!) 咲「お、お邪魔s」 京太郎「やめろ優希、それ以上肋骨に押し付けるな! 硬いし痛いしむなしくなる!!」 優希「な、なんだと!? 肋骨言うな! 胸と言え、胸とー!!」 京太郎「お前の薄っぺらい肉が胸なら、世界は希望で溢れかえってるわ!! それよりさっさと!」 優希「犬のくせに生意気な奴め、たーっぷりお仕置きしてやるじぇ!! とうっ!」 ガバァッ! 咲「……あれ、意外といつも通り……?」 和「咲さん? どうかしましたか?」 咲「う、ううん……なんでもない、かな」 咲(な、なんかすごく踏み込んじゃいけない空気だった気がするけど……気のせい?) ――― 帰り道 京太郎(なんとか一時的にルート確定は免れたけど……どうしたもんかな……) 京太郎(このまま優希の告白から逃げ続ければ間違いなく好感度上がり過ぎて包丁エンドだし……もういっそのこと優希と……?) 京太郎(いや、それはさすがに早計過ぎるか) 京太郎「はぁ~……せめて、呪いが解ければなぁ」 優希「なにか言ったか? 京太郎」 京太郎「呪いの解き方が分かんないかなって言ったんだよ」 優希「黙ってちゃ分かんないじぇ。もしかして、なにか悩みごとか?」 京太郎「……」 優希「ん? どしたー?」 京太郎「……いや、なんで当たり前のように隣に居るんだ?」 優希「なんでって言われても、京太郎が魂抜けたみたいな顔で歩いてるから事故らないか見守ってただけだじぇ」 京太郎(おかしい……今日はちゃんと見つかってないと居ないことを確認してから部室を出たのに……) 優希「あんまりぼーっとしてるようなら、また背中叩いちゃおっかなー、なんてな!」 京太郎(ストーカー性能が上がってる……もしかして、さっきの告白先延ばしが駄目だったのか……?) 優希「……それよりもな、京太郎。部室の話の続きなんだけど……」 京太郎「……」 京太郎(断れば明らかなアプローチミス、たぶんかつてないほどに好感度が下がる……いや、上がる、か?) 京太郎(下手に刺激して、刺される可能性を高めるくらいならもういっそのこと……) 京太郎(もういっそ、逃げるのはやめて、優希の好感度はあげっぱなしにする。そうすれば、呪いを解くことに専念できる……) 京太郎(アプローチを成功させ続ければ、刺される心配もないしな。よし、これで行こう) 京太郎「優希」 優希「な、なんだ!? どうした?」 京太郎「今日は手、繋がないのか?」 優希「……し、仕方ないな!! お前がどーしてもっていうんなら繋いでやらない事もないじぇ!!」 GOOD 京太郎「はいはい、お願いします」 優希「えへへ、ちゃんと自分からご主人様にお手ができるようになるなんて成長したな、京太郎!」 京太郎「犬扱いはやめろよ」 優希「ゼータク言うな! まったく、一回甘やかしたらすぐ調子に乗る!やっぱり私が、きちんとしつけてやらなきゃな~」 京太郎(……しおらしい方が可愛かったかも……)
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. 京太郎「はぁ……」トボトボ 京太郎「夏休みも明けて1か月になるけど……」 京太郎「相変わらずのぼっちかぁ」ポツーン 泉(はぁ……) 泉(どうしていつも同じクラスの人とか、麻雀部員とかこっちにいないんやろか) 泉(相変わらずのぼっちやなぁ……) 京泉「「……寂しいな」」 その望み、叶えてやるだわさ! 行けっ!遠隔操作型イレカワール! 京泉「「……今、なんか聞こえたような?」」 ビビビビビッ! 京太郎(泉)「気のせいやな」トボトボ 泉(京太郎)「気のせいか」トボトボ 京太郎「……あれ、道変わってへん?それに心なしか視点も高いような……」 泉「いつの間にこんなところに来たんだ?それになんだか体中すーすーするような……まあいっか」 【side-泉】 京太郎「急に風が無くなったな……ん?」ペタッ 京太郎「ん?ん?ん?」ペタッペタッペタッ 京太郎「私の体ってこないにゴツかったやろか……そもそも服が……?」コカンチラッ チョッピリモッコリ 京太郎「……は?」 【side-京太郎-】 泉「すっげーすーすーしてんのに全然寒くないな、俺の体おかしくなってんのか?」テヲミル 泉「手が小さく見えるな……っておい!」ペタッペタッペタッ 泉「袖がねえって思ったら、体が小さくなってる?」コカンチラッ ヒラヒラー 泉「…………」モイチドチラッ ヒラヒラー 泉「…………」サワサワ フニッ 泉「あんっ」 泉「どんな声出してんだよ!……って」 泉「何じゃこりゃああああああ!」 prrr prrr prrr 泉「えーっと、携帯さんどこですかー」 泉「あったあった……【須賀京太郎】?どーなってんだ」ピッ 泉「もしもし、どなたで『京太郎くんですか!?』」キィーーン 泉「そうだけど、あんたは?」 泉(この声聞き覚えがあるような……) 京太郎『二条泉です!』 京太郎『今スカート穿いてますよね!?』 泉「ん……どうしてかわかんねえけど」 泉「ちょっと待て、その声俺の声と似てないか?」 京太郎『はい、えっとですね』 京太郎『どうやら、入れ替わってしまったみたいです』 泉「入れ替わった?何が」 京太郎『私たちの身体が、ですよ』 泉「は!?」 【side-泉-at教室】 ワイワイガヤガヤ 京太郎(どうして京太郎くんと入れ替わりなんて……) 咏「京太郎ー」 京太郎(これじゃあお手洗にも行けひんやないか……) 咏「京太郎ー」フリフリ 京太郎(それにあのことまで……!) 咏「おーい」フリフリ 京太郎(それはダメや!)ガタッ 咏「京太郎って呼んでんだろ!」 京太郎「へ?」 咏「呼ばれたらすぐ返事しろってんだよなー」フンス 京太郎(せやった、私は今は須賀京太郎なんや) 京太郎(京太郎くんに迷惑はかけられへん)グッ 咏「おーい、聞いてんのかー?」 京太郎(確か京太郎くんはいつも……) 京太郎「ごめんごめん、咏に見蕩れてたんだ」 咏「はっ?」カァァ 京太郎「咏はいつも通り可愛いな」ナデナデアンドイケメンスマイル 咏「う、うぅ……か、からかうんじゃねー!///」プシュー 京太郎(そうそうこんな感じやったな) 【side-京太郎-at教室】 泉(これが女子の身体か……)ゴクリ 泉(ここを触って……)サワッ 泉(トイレが楽しみだなー) 泉「おっと、ここが泉の教室か」 ガララ ワイワイガヤガヤ 泉(泉は挨拶をちゃんとしてるから……) 泉「みんな、おはよー!」 シーン 泉「あ、あれ?」 ……ワイワイ……ガヤガヤ 泉(どうなっているんだ……?) 生徒A「二条ーお前先週のゴミ捨て忘れとったやろ、今から行ってこい」 泉「今から、ですか?」 泉(始業まであと5分しかねえじゃねえか) 生徒A「はよせんと先生に殴られるでー」 生徒B「せやせや」ケラケラ 泉(まあ泉はちゃんとしてるように見えて意外なところでおっちょこちょいだからな) 泉(ぱぱっとやるか) 泉「わかりました、行ってきます」 泉「えーっと、この辺りだっけなー」 生徒C「あーそこ危ないでー」 泉「へっ?」 ガタッ ドサドサ 泉「いつつ……まさかゴミが上から降ってくるなんてなー」 泉「まあいっか、ほいほいっと」 泉「あと2分なら間に合うな」タッタッ 【side-泉-at授業】 京太郎(京太郎くん、大丈夫やろか) 京太郎(大丈夫やろな、きっと) 「須賀ァ!てめえが答えるんだよ!」 京太郎「ひっ!」 クスクス 京太郎「すみません……」シュン 【side-京太郎-at授業】 「ほな二条、お前この問題解いてみろや、式は黒板に書いてええで」 泉「チョークはええです、それはx=2,-3ですがx 0よりx=-3は不適、したがってx=2となります」 「おお、上出来や、座ってええで」 泉「はい」ドヤッ シーン 「次は……生徒D!」 生徒D「これはx=10,5ですが、x 6よりx=5は不適、x=10となります」 「あーそれはどっかで符号間違えたな、x 6によりx=10は不適、x=5が答えや」 生徒D「えぇ……」 ドッ ワハハハ ドンマーイ キニセントイテー 泉(あれ、あれ……あれ?) 【side-泉-at昼休み】 咏「京太郎ー、屋上行こうぜー」 京太郎「ああ、ちょっと待ってな……」 京太郎(なんでお弁当が二つもあるんやろ……?) 京太郎「咏ー弁当持ってるよなー?」 咏「もちろんだけど、どうしたんだ?」 京太郎「いや、何でもねえ、待たせて悪かったな、お詫びだ」ニギッ 咏「おわっおもおお、おまっ!なに手ぇ握ってんだよ!」カァァ 京太郎「あー、悪かったな」サワヤカスマイル 咏「う……別にいいよ……ったく」 咏「来たぞー」 京太郎「どうもー」 霞「二人とも遅かったわね」 咏「京太郎がゆっくりしてたからなー」ジトッ 照「何してたの……」 憩「ゆっくり……シてた……!」ビビクン! 郁乃「遅れてごめんな~」 良子「ソーリーです」 エイスリン「イクノ!ヨシコ!オソイ!」 京太郎(な、なんで戒能プロがおるんや!?) 京太郎(それに郁乃って、赤阪さんは郁代やなかったっけ?) 郁乃「ん~どうしたんや京太郎くん?」 京太郎「いやっ、なんでも?」 霞「どうして疑問符?」 京太郎(えっと、宮永さん、荒川さん、エイスリンさん、赤阪さんと石戸先生も弁当持ちやんな) 京太郎(そうすると……) 京太郎「あ、戒能プロ、これどうぞ」 良子「……センキュー」シュン 京太郎(なんか落ち込んどる!?) 京太郎(何や、何が悪かったんや!?) 京太郎(……そっか、京太郎くんのことや) 京太郎「落ち込んでると、その可愛い顔が台無しだぞ、良子」サワヤカスマイル 良子「よ……し……こ?ワッツ?ヨシコ?ヨッシィコォ?」 京太郎「どうしたんですか!?」 良子「ああいや、なんでもない、ノープロブレム、ノーウェイノーウェイ」 良子「京太郎が私のことを良子なんて呼ぶわけ」 京太郎「良子?」 良子「はうっ」プシュー 【side-京太郎-at昼食】 泉「お、これは泉のお母さんが作った弁当かな」 泉「いただきまーす「に・じょ・う・さーん」」 泉「はい?」 生徒B「先生がさっき呼んでたで、用事があるとか」 泉「わかりました、おおきに」 生徒C「ええってええって、ほら早く」 泉「はい、では」 泉(今の声……ゴミ捨て場で聞こえた声とそっくりだったな) 生徒ABCD「「「「……くすっ」」」」 「用事?そんなん無いけどー、どうしたんや?」 泉「え?」 「ま、ええわ、二条最近大丈夫か?」 泉「何がですか?」 「最近お前クラスでハブられとるように見えるんやけど」 泉「見えますか?」 「この前は泣いとるみたいやったけど、「なんでもない」言うとったやん?」 「ほんまに大丈夫なんか?」 泉「…………」 『二条ーお前先週のゴミ捨て忘れとったやろ、今から行ってこい』 『あーそこ危ないでー』 『シーン』 『先生がさっき呼んでたで、用事があるとか』 泉「…………あー」 泉「大丈夫です」 「そうか?まあキツイ思ったらいつでも相談してくれでええからな」 泉「はい、失礼しました……あ、そうだ」 泉「先生、みんなでパーティーの準備をしてるんでお昼ご飯食べ終わったら来てください」 「ん、了解や、楽しみやなー」 ガララ 泉「……大丈夫だ」 泉(もう、解決するから) ガララ 生徒B「あ、二条さんお帰りー」ニコニコ 泉「どうもです」チラッ 他の生徒「」ビクッ! ザザッ 泉(やっぱりかぁ) 泉(机) 机「」ビチャア 泉(教科書) 教科書「」グチャビチャア 泉(……弁当) 弁当「」グチャァ 泉「…………っ」グッ 泉「えーっと、生徒Aさん、だったっけ?」 生徒A「何ー?どうかした?」ケラケラ 泉「ちょーっとばかし面貸してくんねえか、そこの三人もな」ニッコリ 生徒B「へぇ、二条ちゃんも偉うなったもんやなー」 生徒C「前まではただ泣いとるだけやったのに」 生徒D「ほんま……生意気やわ」 泉「お前らさぁ、こんなことして何が楽しいんだ?」 泉「やってて空しくならねえの?」 泉「人をよってたかっていじめて、どうやらお前ら四人が主導だったみたいだけど」 泉「見てて気持ち悪かった」 泉「お前ら、この教科書を誰の金で買ったのかわかってんの?この弁当誰が作ったかわかってんの?」 泉「この机が何年間使われて、どんな人に使われてきたかわかってんの?」 泉「物ってのには思いが込められてるんだよ、教科書だって「学校で頑張ってほしいな」とか、弁当だって「この具、あの子食べてくれるかな、あの具を入れたらあの子喜ぶかな」とか」 泉「お前らそんなこと考えたことあんの?」 生徒D「なんやさっきから長ったらしく、うるっさいわ」 生徒B「遊び道具が反抗するなや」 泉「悲しくならねえのかって聞いてんだよ!」バンッ! 泉「その程度のこともわかんねえようなやつが粋がってんじゃねえぞ」 生徒A「ウチらが粋がっとる?ずいぶんおかしなことを言うなぁ」 生徒C「あー腹立ってきたわ、もう蹴ってええ?」 生徒B「ええでーやったれやったれー」 「はい、そこまでや」 「現場はしっかり押さえてもろうたで、他の先生にも来てもろうとる」 「四人とも、生徒指導室に連行や」 夜、俺は泉と話した クラス内でのいじめは夏休み明けから始まったらしく、泉も相当疲れていたようだ クラスメイトの人たちの証言から、あの四人は校則違反のみならず、万引きなどの犯罪行為も行っていたらしく、処分が決定するまで停学だそうだ 先生曰く良くて停学、悪くて退学だとか 今日の出来事を全て話し終えると、泉は泣いて、何度も何度も、ありがとう、と言っていた 電話越しに自分の泣き声を聞くってどんな拷問なんだろうか そして、泉との電話を終えて、風呂に入ろうと思ったその瞬間 ビビビビビビッ! 元に、戻った えええっ!?神様都合よくない!?やっとこの目、泉の目で泉の……むふふを視れると思ったのに どうやら入れ替わっていた時間はちょうど12時間だったようだ ……ほんと、タイミング悪いよな 泉とは日曜日に一緒に遊びに行く約束をした、少しでも俺が癒してあげられたらなー、なんて と、まあそんなこんなで俺と泉の波乱な一日が終わった そして翌日 照「京、おはようのハグ」 憩「京太郎くん……昨日の……真に受けてええんやな?」カァァ 郁乃「きょ、京太郎くんのアホ!///」プイッ 咏「きょ~たろ~なでなで~」 エイスリン「ネコミミ、ツケテミタ///」 良子「どうして呼び捨てにしてくれないんだ……せっかくカラーまで付けてきたのに……そうか、それが新手のプレイなのか!」ハッハッ 京太郎「……は?」 何しやがった泉……後で覚えておけよ
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※どうやらAAがずれてしまうようなので、ご了承ください . 怜「ふぁぁ、けほっ」 怜「朝から咳か……調子悪いなぁ」 「怜ー!竜華ちゃんが迎えに来てるでー!」 京太郎「ふぁぁ、眠いなぁ」 京太郎「昨日夜遅くまでネト麻やってたからか?」 京太郎「……行くか」 竜華「おはよー怜ー!」 怜「おはよ、けほっ」 竜華「大丈夫?」 怜「ちょっと調子悪いだけやから」 霞「あら、おはよう、京太郎くん」 京太郎「おはようございます霞さん!良かったら一緒に行きませんか?」 霞「うん、いいわよ」 京太郎「霞さんと一緒に行くのって、春ぶりでしたっけ?」 霞「ええ、そうだったわね。それじゃあ行きましょうか」 京太郎「はい!」 怜(しかし、ほんまに竜華のおっぱいは大きいな……) 怜(いっそのこと欲望に身をゆだねて揉んでみよか)ウネウネ 京太郎(しかし、本当に霞さんのは……ごくり) 京太郎(こう、ちょん、と触るくらいなら……)ウネウネ こ、こんな立派なおもちが近くにあるなんて、羨ましいのです!そこを変わるのです!ボクたちワタシたち! オマカセアレレレレレレ! 京太郎(怜)「隙ありやっ!」モニュ 霞「……あらあら」ゴッ 怜(京太郎)「今だっ!」プニッ 竜華「ええっ!」 怜「あ、あれ……?」プニュップニュッ 怜「どうして竜華さんがここに?」 竜華「とぉーきぃー?」ピキピキ 霞「京太郎くんのエッチ!」 京太郎「」フシュー 京太郎(痛い、なんやこれ、反則やろ……) 京太郎(あれ?なんで石戸さんがここにおるんや?) 京太郎(服……制服やない) 怜(制服じゃない) 京太郎(手もごつうなっとる……って) 怜(手もなんか小っちゃくなってる……って) 怜京(まさか!) 霞『京太郎くんのエッチ!』 竜華『とぉーきぃー?』ピキピキ 怜京(身体が入れ替わった!?) 怜「それで、どうするんですか!?」 京太郎『どうする言われてもな……自分の声を聞くってなんか薄気味悪いな』 怜「確かにそうですねー、って違いますよ!」 怜「どうするんですか、授業とか生活とか」 京太郎『お互いのいつも通りを演じればええんやない?』 怜「そんな他人事みたいに……」 京太郎『せやったな、ごめん。少し舞い上がっとった』 怜「舞い上がってた?」 京太郎『やっと健康な身体になれたんやーって』 京太郎『今まで体育の授業もまともに出られなかったのに、こんな元気な身体になれて嬉しかったんや』 怜「」ブワッ 京太郎『でも、京くんには迷惑やったな、自重するわ』 怜「……いいでず」ズビーッ 怜「俺の身体で良ければ好きに使ってぐだざい」 京太郎『ええんか?』 怜「勿論でず」 京太郎『そか……おおきに!』 怜「その言葉は怜さんの声で聞きたかったです」 京太郎『お礼はまたするわ、せや良いこと教えといたる―――』 【side-怜-】 京太郎「うっち~だおれうっち~だおれ♪」 咏「お、元気じゃん、どしたの?」 京太郎「ええことがあったんや!」 咏「あれ?京太郎関西弁なんて使ってたっけか?」 京太郎(せや、これは京くんの身体やったな、気をつけんと) 京太郎「憩さんの真似をしてみたんだけど、どうだった?」 咏「似合わねえからやめといた方がいんじゃねーの、知らんけど」 咏「でさでさ!今日の体育なんだけどさ!」 京太郎「おう、何だ?」 京太郎(今日が体育やったんか、ツイとる) 京太郎(今日のときちゃんツイとるで!) 咏「男女でペアになるって話だったじゃねえか、知らんけど」 咏「だから……その……えっとぉ……」 京太郎「よし、組もう!俺と咏なら誰にも止められないぜ!」ダキッ 咏「ばっ、バカ!何抱き着いてんだよ!は、放せよ……」カァァ 【side-京太郎-】 怜(あー身体重っ、だるっ、咳出過ぎ) 怜(肺も痛いし心臓も痛いし頭も痛い) 怜(こんなんだったら体育になんて出られないよな……) 怜(というわけで、俺は今ッ!一人で体育の授業を見学しているッ!) 怜(そして間もなく100m走が始まろうとしているッ!これを見逃さない手はねえぜ!) 怜(怜さんから貰ったアドバイス、早速役立てますよ!) 京太郎『ロッカーん中に双眼鏡入っとるから、それを使えば今日は竜華のおっぱい見放題やで』 怜「なんですとおっ!?」 京太郎『あと、竜華は「手が滑ったー」とか適当な理由つけとったらいつでも触れるで』 怜「触れる、触れるってあのおぱーいをですか?」ガクガク 京太郎『せやでーほな頑張ってなー』 怜「ありがとうございやしたぁーっ!」 怜「双眼鏡装着完了!今走ってるのはーっと……江口先輩か」 セーラ「うりゃりゃりゃりゃりゃー!」 怜「おお、あの第二レーンの人、なかなか……ごくり」 怜「次はついに竜華さんの走る番だな!」 怜「さぁーてどれどれー」 竜華「はぁ……はぁっ……」ポヨンポヨン 怜「お……おお!」 怜「竜華さんのわがままボディーが!」 怜「あの豊満なオパーイが、お、おお、おおおお、おおおおお!」 竜華「はぁ……はぁ……」ポヨンポヨン 怜「FOOOOOOOOOOO!!!!!」ドバァッ 怜(神様、感謝します) 【side-怜-】 京太郎「咏ー!速く速くー!」 咏「おまっ、お前に追いつけってのが、ぜぇ、無理だ、はぁっ」コヒューコヒュー 「次はドッジバールやでー」 京太郎「よっしゃ!速く行こうぜ!」 咏「ちょっと待てよ……」 京太郎「んーそんじゃ」ニギッ 咏「は、はあっ!?」 京太郎「こうしてれば咏はついてくるだろ?」ニカッ 咏「……お、おう……」カァァ 京太郎「よし、今度こそ!」ダッ 京太郎「FOOOOOOOOO!!!!」 京太郎(風を切って走るんて、こんなに、こんなに気持ちええんやな!) 咏(誰か止めてくれ……) 【side-京太郎-】 怜「ん……うーん」 竜華「怜、起きた?」 怜(ああ、何か頭にすっげえ柔らかい感触がする) 怜(髪撫でられんのも気持ちいいなー) 怜(……そうか、これが竜華さんのお家芸) 怜(膝枕!) 怜(まさか味わえるとはな、けっけっけ) 怜(もっとたぁーっぷり味わってやるぜ!) 怜「んー、りゅーかぁ?」モニュ 竜華「ひゃうっ」 竜華「と、怜……?」 怜「寝とるからようわからんな……夢なんか?」モニュモニュモニュモニュ 竜華「あんっ、と、ときぃ……んっ」 怜(おぱーいって、こんなに柔らかいものだったのか)モニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュ 怜(やばい、癖になる)モニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュ 竜華「ああっんっ、ときぃ、ときぃっ、やめぇ、やめてぇっ、あんっ!」 怜(そういえば、竜華さんが心なしか濡れてるような……)モニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュ 怜(そうか、今は体育の授業中!)モニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュ 怜(それはつまり竜華さんはブルマでポニーテールで汗で濡れている、というわけで)モニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュモニュ 竜華「あっ、ああっ」ピクッ ピクッ 怜(……エロい) 【side-怜-】 京太郎「掃除終わりっ!さーて次は……お茶を入れなきゃな!」 憩「なあ、どうしたんあれ、いつにも増して雑用魂燃えとるけど」ヒソヒソ 咏「私にもわっかんねーんだよ、朝からめっちゃくちゃ元気いいんだよ」ヒソヒソ 照「あんな京、初めて見た」ヒソヒソ エイスリン「キョウタロー!オンブ!」 京太郎「いいですよ、どうぞ」 エイスリン「シチュウヒキズリマワシ!」 京太郎「校内一周ですね」 エイスリン「」コクッ エイスリン「Let s go!」 京太郎「京太郎号はっしーん!」ドタドタ エイスリン「HEEEEEEEEHAAAAAAAAAA!!!!」 憩「平和やな」ヒソヒソ 咏「だからまだいいんだけどよ」ヒソヒソ 照「心配」モグモグ 郁乃(なんで誰もエイちゃんにつっこまんのやろ……) 【side-京太郎-】 怜『なあ、竜華』 竜華『なんや、怜?』 怜『みんなで温泉行かへん?』 竜華『温泉?』 怜『ほら、もうインハイも終わってもうたし、秋季大会に向けて部の親睦を深めたいなーって』 浩子『それやったら合宿所の温泉がええんとちゃいます?』 セーラ『お、ええな!行こう行こう!』 泉『先輩方が行くんなら私もご一緒させてもろてもよろしいですか?』 怜『勿論や!せや、OGの人たちも呼んで盛大にやろうや!』 雅枝『ダメや、せめて部内だけにしとき』 怜『あ、監督もどうですか?この際やから洋榎たちも連れて』 怜『あそこの温泉ええとこですし、洋榎たちも「オカン最高や!」とか言って喜ぶんちゃいます?』 雅枝『なるほど……ありやな』 雅枝『ほな温泉親睦会や!』 怜(完璧!まさに完璧だ!) 怜(着替えのときはブラに遮られて見えなかったけど、ようやく竜華さんの生おぱーい) 怜(それに絹恵さんと雅枝さんのも……ごくり) 怜(泉とか洋榎さんのとかは……失礼だし一応見ておくか) 怜(このドアを開ければ天国が待っている!) 怜(いざ行かん!わが天国へ!) 怜(誰もが夢見た楽園へ!) ガララ オマカセアレレレレレレ! 京太郎「……あれ?」 京太郎「どうして俺の部屋にいるんだ?」 京太郎「あーそっかーどこでもドアか、うんうんなるほどな」 京太郎「さーてと、天国行きのドアはどこかなー」 京太郎「……って!なんでだよっ!」 京太郎「どこにいったんだよマイヘヴン!」 京太郎「くそぉ、くそぉ……」 京太郎「こうなったら旅に出てやる!」 【side-怜-】 怜「あれ」グーパーグーパー 怜「あれれ」ホッペムニーッ 怜「元に戻ったんか」 竜華「怜ー早くー」 怜「今行くー」 怜(温泉……そういうことか) 怜(まあ身体を好き勝手させてもろたんや、このくらいええわ) 竜華「なんや、嬉しそうやな?」 怜「聞いて聞いてー実は今日な―――――」 怜「―――――ってことがあったんや」 怜「でも、信じてくれへんやろな」 竜華「ううん、信じるで」 竜華「それじゃあ今日一日、怜は京くんで京くんが怜やったんやろ?」 怜「せやでー」 竜華「そかー、全部あの須賀のせいやったんやなー」ピキピキ 竜華「ようやくスッキリしたわー」ピキピキ 怜(あ……やってしもた) 怜(ごめんな、京くん) .| ,;;;;;;; ´ | ,,;; "" . | (ニニニ) ..,,,;; ´´____,,,,,;;;;;--‐‐‐ ´´´´´´ ;;,,,_|____ ,,; __________________________________,,,,,,,;λ γ‐ニ二===-‐ ´ " /ヽ, "; /;;;;;;;;; ===ニニニ‐‐‐‐‐‐‐‐‐三三≡ニ==---τ.][_ζ 竜華「須賀のドスケベはどこやーっ」 ;;l;; ´`、| ;;;;;;; i-- ---.]〔コロ‐-;,,,,,,,,__________ / / ;; _,, -‐ ´´´ ̄.| ̄| ̄ ̄┌‐l"´ ̄ ̄ ̄ ̄`i. / ./ ,- " `、__,,./ | | └‐!________________,;|、___________________________/ ,/ ______、 ____,.- "ヤ__,,.. -‐´ __,,.. .-と=‐-ャ ``丶‐‐‐------ ;;;;;;;;;;,,,,,,=ニニ‐ ´ i ´ | ヽ__,,.. .= ""~ .|と´ / _______________,,,,,,; |ゝ (⌒) ,;==‐ "´ [二二二]__________ __,,,; -‐i‐ ´´` `O `´``‐‐‐‐‐‐フヽ二ニ=======-- ´⊂ニニ二] ヽ_|`````´ ー‐‐==[ココヽ‐、ヽγ⌒、 λ ノ ゝ__ノ ` ´ 咏「京太郎なら奈良におもちの捏ね方を習いに行くってよー!」
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343646963/ 京太郎「はい。オレ、みんなのために執事になりたいんです。ハギヨシさんみたいな」 ハギヨシ「執事になるのは難しいですよ。須賀様」 京太郎「大丈夫です。どんな修行にも耐えてみせます」 ハギヨシ「そうですか……わかりました。まずは濃厚至極なホモプレイからはじめましょう」 京太郎「ホモプレイですか?」 ハギヨシ「はい。執事になるためには老若男女問わず、すべての方におもてなしする必要があります」 ハギヨシ「そのためには、ホモプレイも必要なのです」 京太郎「わ、分かりました。男に二言はありません。始めましょう」 ハギヨシ「それでは攻めと受けを決めましょう」 京太郎「ハギヨシさんが攻めで」 ハギヨシ「かしこまりました。それでは須賀様こちらにお尻を向けてください」 京太郎「はい」 ハギヨシ「それでは、拝見させていただきます」ズル 京太郎「ハギヨシさん?」 ハギヨシ「……これは素敵な蕾をお持ちでいらっしゃいますね。つい、見とれてしまいました」 京太郎「ありがとうございます」 ハギヨシ「さて、味のほうはどうでしょうか」ペロッ 京太郎「うっ、ハギヨシさん。何をしているんですか?」 ハギヨシ「ほぐしているのです。須賀様は初めてでいらっしゃる。なので、最初に良くほぐす必要があるのです」 京太郎「そうですか」 ハギヨシ「はい。そして味見も兼ねています」ペロッ 京太郎「味なんてあるんですか」 ハギヨシ「もちろんです。須賀様の蕾は大変すばらしい」 ハギヨシ「こんなにも芳醇な香りと濃厚なコクを持つ蕾には出会ったことがありません」キッパリ 京太郎「それより、始めませんか」 ハギヨシ「これは失礼しました。つい、我を忘れていました。まずは、指でならしましょうか?」ニコリ 京太郎「は、はい」 ハギヨシ「そんなに緊張なさると入るものもはいりませんよ」ズプリ 京太郎「うっ!」 ハギヨシ「大丈夫ですか、須賀様?一度、抜きますね」ズポッ 京太郎「ひっ!」 ハギヨシ「やはり、この修行は須賀様には早かったようですね」 京太郎「だ、大丈夫です。ちょっと驚いただけで、続けてください」 ハギヨシ「分かりました。須賀様がそうおっしゃられるのでしたら、私も鬼になりましょう」 京太郎「お願いします」 ハギヨシ「いきなりになりますが、私の愚息を須賀様の中に入れます」 ハギヨシ「細心の注意を払い特性のローションを使いますが、よろしいですね」 京太郎「さぁ、来い」 ハギヨシ「いきます」ズプリ 京太郎「うあっ!(これが愚息だって……すごく大きい)」フルフル ハギヨシ「須賀様、力を抜いてください」 京太郎「む、無理です」 ハギヨシ「それでは、深呼吸を」 京太郎「スーハースーハー」 ハギヨシ「そうです。それではしばらくこうして慣らしましょう」 京太郎「大丈夫です。咲たちは今も一生懸命、特訓しているんです。それなのにオレだけ甘えてなんていられませんよ」 ハギヨシ「須賀様……。どうやら私は鬼になりきれていなかったようですね」 ハギヨシ「須賀様の覚悟、たしかに受け取りました。須賀様の覚悟に執事として精一杯答えたいと思います」フンッフン 京太郎「うっ、うっ」 ハギヨシ「須賀様、分かりますか?私の愚息が須賀様の中で動いているのを」 京太郎「はっ、はい。分かりますっ。ハギヨシさんのオレの中を進んだりしているのが」 ハギヨシ「それでは、次の段階に移ります。そのまま締め付けてください」 京太郎「締め付けるってこうですか?」キュッ ハギヨシ「そうです。須賀様はすばらしい才能をお持ちでいらっしゃる。私もつい出してしまいそうになりました」 京太郎「そうですか。ありがとうございます」キュー ハギヨシ「す、すばらしい締め付けです。ですが、ただ締め付ければ言い訳ではありません」 ハギヨシ「緩急をつけ、さらには包み込むことも大切です」 京太郎「緩急。そして、包み込む……。こうですか」 ハギヨシ「うっ!」ドピュッ ビュルルル 京太郎「(ハ、ハギヨシさんのがオレの中にっ!)オ、オレも」ドピュッ ビュルルル ハギヨシ「こ、これは失礼いたしました。須賀様のアヌスがすばらしくて、不覚にも須賀様の中に出してしまいました」 ハギヨシ「執事として、奉仕するものとして、先に出してしまうなんて……一生の不覚です」 京太郎「気にしないでください。ハギヨシさんがそんなに気持ちよくなれたなんて、オレ、うれしいです」 ハギヨシ「須賀様……。いえ、これからは最大限の敬意をこめて京太郎様と呼ばせていただいてもよろしいでしょうか?」 京太郎「そんなにかしこまらなくてもいいですよ。それよりもハギヨシさんのことを師匠って呼んでもいいですか」 ハギヨシ「京太郎様、こんな私を師匠と呼んでくださるなんて……。京太郎様は透華様に並ぶほどのお方です」 京太郎「そんな、オレなんてたいした人間じゃないですよ。それより、次の修行はなんですか師匠」 ハギヨシ「次は”口”です」 京太郎「口って具体的にどんな修行を?」 ハギヨシ「それは、野獣と化して昏睡レイプです」 京太郎「野獣と化して昏睡レイプ?」 ハギヨシ「はい、執事たるもの口で相手を昏睡させ、野獣と化しレイプできなければいけません」 京太郎「そうなんですか?」 ハギヨシ「はい、優しい京太郎様には酷かもしれませんが、これも修行です」 京太郎「師匠がそういうんでしたら、オレやります」 ハギヨシ「まずは白糸台先鋒の宮永照さんからやりましょう」 京太郎「宮永照って、たしか咲のお姉さんで白糸台のエースですよね」 ハギヨシ「よく、ご存知で」 京太郎「む、無理ですよ。そんな有名人にいきなりなんて」 ハギヨシ「いきなりでなければよろしいんですね?」 京太郎「えっ?」 ハギヨシ「いきなりでなく、段階を踏めばよろしいんですね?」 京太郎「どういうことです、師匠?」 ハギヨシ「私を練習に使ってください」 京太郎「師匠で練習?」 ハギヨシ「はい、京太郎様に自信がないのでしたら私で練習をしてから本番に臨むというのはいかがでしょうか?」 京太郎「師匠に対して野獣になんてなれませんよ!それにレイプだなんてそんな真似……」 ハギヨシ「いいえ、これは和姦です。私も望んでいるのですから、これは和姦です。京太郎様が心を痛める必要はないのです」 京太郎「(どうする)」 京太郎「分かりました、師匠お願いします」 ハギヨシ「それでは、やり方を説明します。まず、キスをします」 ハギヨシ「そして、相手ののどの奥に舌を入れると同時に相手の肺から酸素すべて奪うような感じで息を吸います」 ハギヨシ「これで相手を昏睡状態にします」 京太郎「そんなことが出来るんですか?」 ハギヨシ「京太郎様なら出来ます、それだけの才能を持っていらっしゃるはずです」 京太郎「それで野獣と化すにはどうすれば?」 ハギヨシ「それは、京太郎様の思うままに行動すれば、よろしいのです。それでは、練習しましょうか」 京太郎「はい。それじゃあ、師匠お願いします」 ハギヨシ「かしこまりました」 京太郎「師匠!」ガバッ ブチュ ジュルルルル ハギヨシ「ん!(見事です!京太郎様)」フッ 京太郎「師匠、師匠師匠」フンッフン ハギヨシ「……」ユラユラ 京太郎「アッーーーーーーーーー」ビュルルル ハギヨシ「……」ビクンビクン 京太郎「はぁ、はぁ、こうですか師匠?」 ハギヨシ「見事です。京太郎様」 京太郎「ありがとうございます、師匠。師匠は大丈夫ですか?」 ハギヨシ「お気遣いありがとうございます。私は問題ありません。さて、このまま、照様のもとへ向かわれますか?」 京太郎「そうですね……」 京太郎「師匠はどう思いますか?」 ハギヨシ「そうですね……私を初めて昏睡したとすれば、もうこの修行は終わりにしても良いでしょう」 ハギヨシ「それでは次の修行……デートにおける女性のエスコートの術を教授します」 京太郎「デート!」 ハギヨシ「はい、執事には女性をエスコートする能力も必要ですから」 京太郎「それで、誰とデートすればいいんですか?」 ハギヨシ「私です。京太郎様」 京太郎「師匠とですか?」 ハギヨシ「はい、私とデートをしていただいて、採点いたします。よろしければ、お好きな方に変身しましょうか?」 京太郎「えっ!そんなこと出来るんですか?」 ハギヨシ「もちろんです。執事ですから。いかがいたしましょうか?」 京太郎「それじゃあ……鶴賀の東横桃子さんで!」 モモヨシ「どうすっか~京太郎君」 京太郎「本当に変わった!!」 ハギヨシ「いかがでしょうか」 京太郎「戻った!!でもすごいですね師匠。そんなことが出来るなんて」 ハギヨシ「そんなことございませんよ。それより京太郎様。どこに向かわれますか」 京太郎「それじゃあ・・・」 京太郎(……おかしいだろ、この状況。なんで、見た目美少女の師匠が男湯のサウナで足に鍵をつけているんだぞ) 京太郎(しかも裸で。たしか、ここは公共の場だよな?他の人は気づいてないのか?) モモヨシ「どうかしたんすか?京太郎君、なんで黙ってるんすか?」 京太郎「師匠、なんで誰も気づいてないんですか?」ヒソヒソ モモヨシ「それはですね~。私が変身している東横様はとても影が薄いそうで、ステルスモモと呼ばれてるらしいっす」 モモヨシ「ですから、私が変身することで東横様の能力を強化再現してるんっす」 京太郎「そうですか。しゃべり方とかもまねてるんですね」ヒソヒソ モモヨシ「もちろんっすよ。変身する以上は完璧に変身しないと気がすまないんっすよ」 モモヨシ「それで、京太郎君はこの後、どうすんっすか?」 京太郎「オスプレイですかね」 モモヨシ「オスプレイっすか。いいっすよ。どこでやります?」 京太郎「そうだな……」 京太郎「ここでやりましょう。師匠」 ハギヨシ「ここは、竹井様のご自宅のお隣ではないですか」 京太郎「そうです。ここは部長が住む部屋の隣の部屋。がんばってる成果を部長に少しでも知らせたいんです」 京太郎「だから、ここを選びました」 ハギヨシ「そうですか、京太郎様。私、感動しました。なので、私も全力を持ってオスプレイしましょう」アッー 京太郎「師匠!」 ????「京太郎様、私のことはただ、ホモヨシとお呼びください」 京太郎「ホモヨシ?」 ホモヨシ「はい、私はただ京太郎様を愛する、京太郎様のための存在、ホモヨシでございます」 京太郎「でも、オレはおっぱいが好きなただの男子高校生ですよ。それでもいいんですか師匠?」 ホモヨシ「かまいません。京太郎様がどなたを愛されようとも、私の想いは変わりません」 ホモヨシ「ですから、師匠などと呼ばずにホモヨシとお呼びください」 京太郎「でも、それじゃあ、師匠……いや、ホモヨシさんの気持ちはどうなるんですか?」 京太郎「ホモヨシさんはそれでいいんですか?報われないんですよ!それに、あなたが仕えてる龍門渕家は?」 ホモヨシ「京太郎様!たしかに、龍門渕家にはご恩があります」 ホモヨシ「それでも、今このときだけはあなたとオスプレイできればそれでいいのです。 ホモヨシ「ですから、京太郎様、私とオスプレイしてくれませんか?」 京太郎「ホモヨシさん……」 京太郎「ホモヨシさんはそんなにもオレのことを想ってくれているのに、オレは……オレは……なんて最低な奴なんだ……」 京太郎「分かりました、ホモヨシさん。あなたとオスプレイします」 ホモヨシ「ありがとうございます……。京太郎様それではお願いします」 京太郎「京太郎で……いいぞ。ホモヨシ」 ホモヨシ「分かりました、京太郎」 ――――――隣の部屋―――――― アッー 久「あら、この声はたしか……」 おしまい